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幾千の世界線と恋愛頭脳戦

「常磐真宵、……真宵ちゃんとの最初の会話は確か落とし物を拾ってあげた時でしたかね?お礼も言わずに立ち去ろうとしたので、その態度を注意したんです。別にお礼が欲しかった訳ではないですけど、人としての礼儀の話ですよ。そこから、彼女は素行に少し難がある娘だったので、会うたびに注意だったんですけど、彼女も改心して、私に対して心を開いてくれたし、感謝もしてくれました。……いじめ、の話ですと始めに落とし物を拾ってあげた時、私が注意をしなかったら、彼女に目を付けられて、私はパシりにされてたかもしれません。たらればですけどね」


言問はそのように常磐真宵との馴れ初めを話してくれた。


「……お前に友達なんていたんだ」


「いますよ。貴女じゃないんですから」


相も変わらず舌戦を繰り広げている言問とこころを横目にしながら、俺は自分の記憶を整理する。


確かに今思えば、言問が真宵にいじめられている現場を俺は見たことがない。逆に言問と真宵が仲睦まじくしている光景なら何度か目にした事がある気がする。


にもかかわらず、言問が真宵にいじめられているなんて勘違いをした理由が全くもって分からない。


「お兄ちゃん、そんなに思い悩んでどうしたの?大丈夫だよ、お兄ちゃんは死刑なんだから」


「……大丈夫な要素が一つもない」


不治の病すら治す特効薬みたいな笑顔を浮かべた瑞希に死刑宣告をされ、俺は一体どうすればいいんだ。


ちなみに言問と真宵の件とは別に疑問の種がもう一つ。


「てか、瑞希。お前はいつから言問と仲良くなったんだよ」


地べたに座り込んだ俺を見下ろしていた瑞希は、見上げる俺からのクエスチョンにエクスクラメーションを浮かべて目を丸くする。


「え、言問さんは前に一度家に来たじゃん。その時お兄ちゃんも一緒だったよね?そもそも、前にお兄ちゃんに取材に付き合って貰ったときにも会ってるし。逆にお兄ちゃんは何で覚えてないの?」


「いえ、私と妹さん。瑞希ちゃんとは今日初めて会った、はずですよ。かなり人懐っこい感じだったので、初対面にも関わらずすぐ仲良くなれましたが。……もしかして誰かと勘違いしてた感じですかね?」


「え!?」


瑞希は俺に詰め寄って、信じられないと呆れたように言ったが、直後に言問に否定されると、信じられないといった表情で唖然としていた。


「……か、勘違い、なのかな?でも確かに思い返しても、心当たりがないかも」


「そ、そうなんですね」


瑞希と仲良くなった言問は、その要因が人違いにあったことにショックを受けて肩を落とす。そんな言問を見た瑞希も、どう弁明するべきかとあたふたしていた。


「ま、でも瑞希が人懐っこいのはもともとだ。だから人違いとか関係なく、言問とは仲良くなってたと思うぞ」


と、見かねた俺はそうフォローを入れておいた。


「そ、そうなんですか?妙本くんにそう言って貰えると、少し安心しますね。……うん、例えどんな出会いであっても、この場で仲良くなったのは変わりのない事実です。だからこれからも、仲良くしましょうね。瑞希ちゃん」


言問は優しげな微笑みを浮かべて、握手を求め瑞希に手を差し出す。


「あ、ありがとうございます!こちらこそ、よろしくお願いします!それと、言問さんは優しいので、お兄ちゃんの言っていた通り、例え出会いが違っても私たちは仲良くなってたと思います!だから、私とこれからも仲良くしてください!」


ちぐはぐな二人の挨拶。そして友情の握手をお互いに交わして、お友達の義は遂行された。お友達の契りが今結ばれたのだった。


と、今日のハイライトでは間違いなく紹介されるであろう感動のシーンの最中、ふと視線を外した先で目にした光景。何やら不審な行動をしているこころの姿があった。


「……なにやってんだ、こころ」


「ギクッ!やや、怪しいことなんてしてないからね!ホントのホント!こころ、嘘つかない!」


「いや、怪しすぎんだろ」


お友達の義が行われていた最中に、こっそりリビングの棚を物色をしていたこころ。まず行動がワンナウト、タイミングでツーアウト、そして今の言い訳で、スリーアウトってとこか?はい、終わり、尾張です。名古屋湾に沈められて下さい。


「まあ、ちょっとね……探し物というか。あ、そういえばさっき妹ちゃんの話を聞いててさ、執筆がどうとか取材がどうとか言ってたじゃん?もしかして小説とか書いてるのかなー、みたいな?どっかの引き出しに原稿でも隠してるのかなーとか思ったり……?」


こころは上の空で、思ってもみないことをつらつら語るように犯行の動機を述べる。情状酌量の余地なしだな。瑞希裁判長、やっちゃってください。


「……そんな所にしまったりしませんよ。大事な原稿ですから」


「あー、もっと厳重に閉まってる感じ?確かに見られたらまずい夢小説をリビングに隠したりしないか~、みたいな?」


刹那、部屋の空気がピリッと引き締まるような感覚を覚えた。……いや、それは俺が瑞希の正体を知っているからか。


実際、言問は何食わぬ顔でこころと瑞希のやり取りを眺めている。


しかし、直後に瑞希が凄まじい怒気を纏うと、言問とこころはギョッとして瑞希の見上げる。背丈は低い瑞希だが、放つオーラは天井まで届くような勢いで、思わず視線を上へ向けてしまう。


「え、何か気に障ること言っちゃったかな?私」


怯えるこころは瑞希の機嫌を窺うように言葉を紡ぐ。平身低頭の構えで、いつでも土下に座る準備は出来ていますと言わんばかりのフォーム。


「……今回ばかりは私が誰だか知らない上での言葉だったので許しますが、私にだってプロ作家としてのプライドがありますし、書店大賞作家に私の作品を選出してくれた方々の期待も背負っています。だから次に私、“清本湖(きよもとみずうみ)”の作品を夢小説なんて言いやがった暁には、無事で済むとは思わないことですね」


瑞希がない胸を張って堂々と言い放ったとき、先程俺だけが感じた張り詰めた空気感は、この場全体に広がったようだった。


「……え、清本湖って、最年少で書店大賞に選ばれたあの……?」


「『黒鳥』の作者……?」


「そうですよ。まあ、今は絶賛新作執筆中ですが、どうぞお楽しみにー」


周りの反応の良さに、瑞希は上機嫌に鼻を鳴らす。ただ新作の執筆状況とか外部に漏らしていいものなのか。ウキウキの瑞希にはそんな事を考える余裕はなさそうだが。


「清本先生……ッ!私、清本先生の作品が大好きで……、もともと、本好きの兄達に読み聞かせをして貰ったのをきっかけに、私も本が好きになって、自分でも色々読んだんですけど、中でも清本先生の作品が一番でした!本当に本当に尊敬してますッ!あぁ……幸せすぎて、死にそう……。こ、これからも頑張って下さい……ッ!」


「あ、う、うん。がんばります?」


瑞希の怒気に散々怯えていたこころであったが、限界オタクみたいな絶叫と共に、ジャパニーズDOGEZAを繰り出した。


「え、お前って瑞希のこと好きだったの?」


「いや、言い方!……私だって、理解はある方だと思うけど、こういうのってお互いの気持ちが大事だと思うし、私は男の子が好きだから……」


瑞希は何か俯きがちに、両手の指を絡ませてもじもじとしてるが、え?これってそういう“好き”なの?Lから始まってEで終わる方の?いや、それはどっちもそうか。つまり“I”が無い方の?いや、それじゃややこしいな。つまりつまり、LIKEじゃなくてLOVEの方の?


「私は清本先生とだったら結婚したいです!」


たった今、キマシタワーが完工しましたわ。


こころはグイグイと、地べたを這いつくばったままに瑞希へとにじり寄る。瑞希はジェンダーがどうとかではなく、人間ではないものを見るような目で、迫り来るこころに怯えながらに距離を置く。


「せ、せめて、あのゴミカス地味女と同じように友達からでもいいです!清本先生!私と友達になってくれませんか?!」


「お、お断りしますっ!というかゴミカス地味女って誰のことですか!誰にしろ、口が悪い人は嫌いです!じりじりと這いつくばりながら近づかないで下さい!怖いです!」


土下座の構えのまま全身するこころはさながらナウシカの王蟲みたいな不気味さを醸し出していて、口が悪い人は嫌いと述べた瑞希が怖いから近づくなと思わず口にするレベル。


後ずさる瑞希は、なおも全身するこころに恐れをなして俺の後ろに隠れると、腰の辺りに抱きついて、蛇を見つけた子猫みたいに物陰から天敵を警戒している。oh……、どうかこのまましばらくいてくれ。


「清本先生……」


「くどいですッ!」


懇願するように呟いたこころの最後の願いを瑞希は一蹴する。その返答にこころは電池の切れたラジコンカーみたいに速度を落とし、やがて停止した。


「…………チッ」


俯きながら、音を押し殺すように舌打ちしたこころは、悔しそうにうなだれる。甲子園で敗れた高校球児がグラウンドの砂を集めるが如く。


「なあ、こころ。お前のその良くも悪くもどストレートな所は美徳と言えないこともないが、友達になってほしい、お互いの事を分かり合いたいって時に、一方的な姿勢なのはどうかと思うぞ。思いの丈をぶつけるのは結構だが、相手に寄り添う態度を示さないと、警戒を招くだけだぞ」


うつ伏せるこころはハッと息を吐くと、すくすく育つ若葉みたいにゆっくりと立ち上がった。


「……そうか、そうなんだね。参考にするよ。箱根っちの時には上手く行ったから、てっきりこれが正攻法とばかり。だけどつまりは箱根っちが変人だった、もしくは圧倒的にチョロかったってことね。勉強になったよ」


「そのどちらでもない。今でも俺はお前と仲がいいとは思ってない」


俺の反論に対して、こころは全くもって本気とは思ってなさそうな態度で鼻歌交じりにニコニコと笑顔を浮かべている。


そのせいか、瑞希も言問も俺の言葉を照れ隠しか何かだと勘違いしている様で、俺に対して天の邪鬼だねと言いたげに息を吐く。


「はぁ、二人ともアツアツで何よりだよ。ところでもういい時間だし、お兄ちゃんは彼女さんのこと送ってあげなよ。最近なにかと物騒な訳だし」


「いや、体のいい言葉を並べて厄介払いをしようとしてないか?何度もいうが俺はコイツとは付き合ってないし、そこまで仲良くもない。なんで俺が見送りをしなきゃならない」


「……別に彼女じゃなくても客人なんだから、お見送りもしないってのは不義理じゃない?知らない仲でもないんだし」


「…………」


俺が瑞希の正論にぐうの音も出せぬ間に判決は下され、俺はこころを家まで送ってやるってことで裁判は閉廷した。


ところで当初の裁判の争点についてはすっかり忘れ去られてるみたいだが、それについてはどうなったんだ。ただ、掘り返せば死刑になるのはこちらなので、俺は口をつぐんでやり過ごすことに決めた。










……ふと思った。果たして俺にはコイツを送り返してやる義理があったのかと。


客人は見送るのが筋だと瑞希は言ったが、元々コイツは勝手に着いてきた招かれざる客だ。本来ならば敷居すら跨がせずお帰り願うものだが、家に上げた挙げ句帰り道をエスコートしてやるというのは少々サービスが行きすぎてやしないか。


こころも、そこのところ察してかどうかは定かではないが、何やら引け目があるように半歩引いて俺の後ろを歩いている。塩らしいこころとか、二足歩行する犬くらい珍妙だな。


「……どうしたこころ。らしくない」


見かねた俺はしおれたこころに声をかける。


そう言ってこころを慰める俺も、らしくないことをしてるなと心中で苦笑する。


いつもであれば俺の言葉には笑顔で応答するこころは、申し訳なさそうに軽く顔を上げて答えた。


「……今日はごめんね、急に押しかけて。別に、なにか用があった訳じゃなく、ただ遊びに来たつもりだったんだけど、箱根っちがずっと難しい顔してたからさ、悪いことしちゃったかなって思って。それとも私が家にいたことでなにか不都合なことでもあった?」


俯きがちに上目遣いで首を傾げるこころ。正直、ギャップ萌えというかなんというか、普段見ない仕草にグッとくるものがあるな。


それより、難しい顔してたか?俺。自分でも気が付かなかったが、こころに指摘されるくらいだ。相当難しい顔をしていたのだろう。


こころを面倒くさがる気持ちが顔に出てたか、いや、若しくは。


「……最近、ずっと疑問に思ってたことがある。デジャブというか白昼夢というか、時々存在しない記憶が頭に流れるんだ」


常磐真宵の件や、俺が裸の女性を連れ込んだ一件とやらな。瑞希と言問とのすれ違いもそうだ。記憶の断片というか、もやのかかった隠された記憶が眠っているかの様な錯覚を覚えるのだ。


「まぁ、俺の壮大な勘違いの可能性もあるが……」


「勘違いじゃないよ」


食い入る様にこころは言う。


「勘違いなんかじゃない。君が覚えた違和感の正体は、前の世界線で実際にあったことなんだよ」


「ま、前の世界線?一体何の話だ?」


こころは遂に意を決したかの様に、少し眉をひそめ、思いの丈をぶちまけるように感情のこもった声で語る。


「そのままの意味だよ。君は覚えていないみたいだけど、今の世界は妙本理子が作り上げた、“妙本理子のいない世界”。この世界では人々の記憶から“天才科学者”妙本理子の記憶は消え、元々いなかったものとして扱われている。だけど君や妹の瑞希ちゃんといった妙本理子に近しい人物には僅かに記憶が残っている。それがデジャブの正体だろうね。恐らく、妙本理子と深く関わった君たちの記憶からその存在を完全に消すのは難しかったんだと思う」


「妙本、理子?誰だよそいつ。てか、なんでお前はそれを知ってるんだよ」


……頭が痛い。まるで脳の中を好き勝手にまさぐられているかのような不快感。もう、やめてくれ。頭が割れそうだ。


「妙本理子は、君のお姉さんだよ。そしてタイムマシンを作り上げた天才科学者。それも、彼女の功績のひとつに過ぎないんだけどね。あと私がなんでその事を覚えてるかっていうのは……いや、それは今は関係のない話。それより、君には思い出してもらわなきゃいけない。妙本理子のこと、そして彼女の研究成果の在処のことを……」


「もうやめてくれッ!!」


思いがけず、俺は叫んでいた。理由の分からない不快感に体が蝕まれる最低な感覚を振り払うように。


「一体何のことを言ってるんだ!さっきから!俺の姉?タイムマシン?研究成果ってなんだよ!!大体そんなものがあるって知ってたら、とっくにタイムマシンを作って、過去をやり直してるよ!!」


「やり直す?一体、なにをやり直すの?」


こころが淡々と機械の様に語る最中、一瞬感情が宿ったみたいな反応を見せる。不思議そうに眉をひそめて首を傾げてみせた。


俺がやり直したいこと。……なんだ?口が先走ってそんなことを言ったが、頭ではなんのことだか全く分からん。思い付いてもいない。だが、またしても勝手に口が先走る。


「……俺は、言問……いや、文夏との関係をやり直したい。ハッキリ言うと、ヨリを戻したい。俺は、気付かなかったんだ。アイツのことがどれだけ好きだったのかを。アイツの優しさにずっと甘えてたんだ。だから、アイツにキツくフラれた時、初めて後悔した。今なら伝えられる筈なんだ。俺の、“愛”の告白を。またフラれたって、何度だってやり直してやる。タイムマシンがあれば、何度も、何度だって……」


「…………それが、やり直したいことなの?」


鳩が豆鉄砲食らった様に、てか豆が鳩鉄砲食らっているのを目撃した時くらいに不可解なものを見る目をしやがる。


「だって別に告白なら今だって出来るじゃん?わざわざ過去に遡る意味が分からないっつーか、2人が別れた理由を私は知らないけれど、聞くに箱根っちが悪いわけでしょ。だったら謝ればいいだけだと思うんだけど」


「…………」


こころの言っている事を今一度吟味してみる。うん、まごうことなき正論だな。吟味すらする余地もなく。てか、そもそも俺は何を言ってるんだ。言問とヨリを戻したい?そもそも付き合ってないっつーの!だったらなんでそんな事を言った?それがこころの言う別の世界線とやらの記憶なのか?てことは別の世界線では俺と言問は付き合ってたってことか。いや、ないな。あのいやはやいやはや言ってる奴だぞ。いつの時代の人間だって話だ。て、アイツそんな口癖だったっけ?いやはや、なんてきょうび聞かないってか、死語だろ、それ。逆によく覚えてたな。もしやこれも別の世界線の記憶?いや、どんな世界だ。それも妙本理子とやらの影響か。いやはやとかチョベリバとかそんな事を語っているのだろうな、知らんけど。そもそも“妙本理子”が何者か知らないが、一人の人間の有無で世界がこんなに変わるものか?と、思ったがバタフライエフェクトと言う言葉があるくらいだ。世界も案外脆弱なのだろう。にしても俺がつい口にした言葉は一体何なのだろう。気になったのは強調を付けた“愛”の告白と言うワード。愛以外の告白があるか?パッと思い付くのは“罪”の告白とかか。一体、俺が犯した罪は何なのだろうか……


『……箱根くんが理子さんに勝った時の約束、告白の言葉を私はまだ受け取ってません』


……ふと、俺の脳裏を過った一つの言葉。


それに呼応するように、一つの記憶が呼び覚まされる。


『……だから俺は、理子に勝って一番になった時に、言問、また、お前に告白するッ!!』


……脳内に、まるで稲妻が流れたみたいな衝撃が走った。


瞬間、天地がひっくり返る。


「は、箱根っち?!」


慌てるこころの声で気付く。どうやら俺は受け身もとれず倒れたらしい。全身が痛む、体に力が入らない。だが力が入らないのは体を強く打ったのだけが原因じゃないみたいだ。


刹那、視界が真っ白に染まる。記憶を呼び起こしたことによる脳へのダメージの思ったより大きかったようだ。だんだんと意識が薄れていく。


……遠くからこころの声が聞こえる。


「ねぇ、起きて!起きてよ!起きろッ、箱根!くそっ、事を急ぎすぎた!これじゃあ研究成果の在処が……」


墜ちていく俺の意識に、最後に残ったのはそんな言葉、最も、今の頭の状態じゃ意味なんて理解出来なかったけど。


そして、妙本箱根は意識を失った。






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