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終電逃しちゃった

作者: 天満川鈴

「終電逃しちゃった」

「仕方ないな、俺のアパート来いよ」

ずっと好きだった彼女。

翌朝、寝顔を見ながら思う。

俺の人生始まった!


――数日後、警察がきた。


「強姦罪で逮捕する」

「合意です」

「彼女は『終電を逃した』だけで『性交を合意した』わけじゃない。しかも『嫌』とはっきり拒否している」

「それは『友達の関係でいられなくなっちゃう』と」

「『加害者と被害者の関係』になっただろう?」

外に停まっていたパトカーを見て思う。

俺の人生終わった。

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