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現実的な恋模様  作者: 宮日まち
1章 出逢いは始まり
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-プロローグ- GWでの出逢い

「今日のオススメは、パスタと野菜ジュース!なんと、ポイントが四十も付くのです!」

「そうか、じゃあそれにしようかな。」

「はーい、二点で五百三円になります。パスタは温めますかー?」

「頼む。それより、今日もバイトしてるんだな」

「バイト戦士だからね!私!」

「自分で言うかそれ?せっかくのGWなのに遊びに行かないのか?」


今の言葉、自分にもグサリと来るところがあったが気にしないことにする。


「んー、明日は友達とカラオケ行くよー。でもさ、お金稼がなきゃだから!」

「そうか..、頑張れよ」

「はーい!ありがとうございましたー!」


彼女は、近所に住む幼馴染。今は別の高校に通っているからこうやってコンビニでしか会うことは無い。

特別仲が良い訳では無いが、気軽に話せる貴重な相手だ。


彼女がお金を稼がなきゃならない理由は..

夢の為、そう言っておこう。


「次会うのは、いつだろうな」

独り言から、何かを感じるかも知れないがそれは杞憂である。

高校が違えば、生活するサイクルが違うのだから。

彼女とは、ただの幼馴染、それだけ。



GW三日目の昼の出来事だった。


連休も残すこと、今日を入れて二日になったのだが相も変わらず予定が何も無い。

しかし何を思ったのか、街に出掛けることにした。

直感ってのは割と大事だ。決断を迫られた時、咄嗟の判断を直感に任すことで成功に繋がることがある。ごく稀だが。


街を歩いていたら、カラオケ店の前を通り過ぎ

昨日のコンビニでの出来事を思い出したが、彼女と偶然出会うことは無かった。

田舎とは言え、カラオケ店なんて付近に五店舗以上ある駅だ。

何を期待しているんだか。


気の合う友人と会えるのは、男女関係無く嬉しいものだ。

GWで会ったのが、今のところ彼女だけなので寂しさが積もっているのかも知れない。


(高校三年のGWで、誰とも遊ばないってのは流石に不味いだろ..)

と心の中で呟きながら、醤油ラーメンを食べていたら



1日、1回~3回のペースで更新出来たらなと考えています。

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