99.ドラマ 「うちの子にかぎって・・・」 に思う
今、ニュースが一番面白いっ!!
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1980年代のドラマ、田村正和さん主演の「うちの子にかぎって・・・」
の最終回の一番最後のカット、
小学生男子が
『今いちばんおもしろいのはニュース!!』
って言って終わった。
確かに、わたしにとって今、いっちばん面白いのは、ニュース!!
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足早に前のめりになりながら行ったり来たりの歩行を繰り返す。
いじめっ子たちにつつかれて身体を右往左往しているきみの姿はとても中年の男には見えないよ。
いつも見てるよ、あちこちで。
だって、きみはそこそこの有名人だもの。
たなぼた出世で大喜びしているの?
それともヒヤヒヤ?
わたしは「ヒヤヒヤ」しているんだと思っているよ。
だっていっつもヒヤヒヤしてるもんね、きみの顔は。
もう、心臓バクバクなんじゃない?
心臓、もたないよ。
早くさぁ、辞退しちゃいなよ、そんな出世なんてさぁ。
そんなの辞退して、洗いざらい話しちゃいなよ。
そしたらさ、国民的英雄になれるかもよ。
アメリカ人じゃぁないから 『英雄』 って言葉にはあまり惹かれないかぁ。
あっ、ごめ~ん。 『英雄』 ったって、一番にはなれないからね。
一番の英雄はもう出ちゃったから。
きみは二番。
一番になれるチャンスはあったのに。
でもまた二番。または三番、またはそれ以降。
いつもいつもそうだよね。
きみはいつも一番にはなれない。
学業も、
愛する人からも、
絶対に一番には愛されない。
同級生たちはみんな知ってる。
きみは昔からそうだからね。
人間の素ってのはそうそう変わらないもんだよ。
いつも卑怯に、強い者の後ろにまわってる。
今まではうまくやっていたんだろうけどさ。
でも、きみは一番にはなれない。
だからそんな役職、辞退しちゃいなよ。
そんな器じゃないってこと、きみが一番知っているよね。
あれっ?!
一番になれたじゃんっ!
一番になれないきみを一番知っているのはきみってこと。
そうそうそれからさぁ、髪は切ろうよね。
人間、印象が大事だからね。
そんな、洗い忘れた筆の先みたいな頭をしていちゃ一番にはなれないよ。
くせっ毛だったっけ?
まだ絵は描いているのかな。
そうそう、話を戻すよ。
だったらさ、今から勇気を出して全てを告白しちゃったらさ、
「家族とあなたの老後までの生活は保障されますよ。」ってのはどう?
ドイツ人じゃぁないから、 『保障』 って言葉はきみには響かないかなぁ?
だったらさ、『女にもてますよ。』 でもダメ?
きみ、フランス人じゃぁないからね。
だったらさこれならいいんじゃない?
『事の真相』を知っているみんなが、これから告白しますよ。順を追ってね。
みんな、み~んな、きみのまわりの人、み~んなだよ。
日本人だからね。『み~んな一緒』ってのには同調できるよね。
日本人だもんね。
きみ、日本人だったよね?
きみ、辞めたんだってね。
でも、きみが辞めても終わったってことにはならないんだよ。
始まるんだよ、これから。
さぁ、これからとくと楽しませてもらうからね。




