53.映画 「ウーマン・オン・トップ」 に思う
原題: Woman on Top
公開年: 2000 年
制作国: アメリカ合衆国
監督: Fina Torres
私が好きなシーンがこれです。
彼女(Penélope Cruz) は、彼女の料理の腕前を買われてローカルでしたがテレビ番組を持つことになりました。
番組の始まりでは、
彼女が好きなヘアースタイルで、
彼女が好きなファッションを身に付け、
彼女が大好きな親友と共にカメラの前に立って料理をしていました。
番組の視聴率に目を付けたプロデューサーは、全国放送にしてもっと視聴率を上げようと、プロデューサー好みの彼女を造り上げていこうとします。
プロデューサーが好きなバーのママ風のヘアースタイルにして、
プロデューサーが好きな身体の線を際立たせるファッションを身に付けさせ、
プロデューサーが大キライな彼女のオカマの親友をカメラの前から外してしまいました。
彼女は、「こんなの私じゃない。」と言ってサッサと番組を降りてしまいます。
私は思うんです。
巷では、互いが本当にいいとは思ってもいないのに、『数字』を上げる為だけに、踊らされていることが多いです。
一番イヤなのが「あなたの為なのよ。」って言葉が付いてくることです。
「あなたの為なのよっ。」って、
結局は『数字』を上げて、誰かさんを喜ばせて、褒められたいだけの『あなた』の為でしょ?!
な~んて思っちゃうんです。
映画の中の彼女は料理をすることが好きで、自分の料理を食べて人々が幸せになってくれることを大切に思っていました。
プロデューサーを喜ばせることなんかじゃなかったのです。
自分が幸せじゃないなって感じながら、人を幸せになんてできるのかなぁ?
映画全編にボサノバが流れていて、なんとも心地よいのです。
大好きな人と、美味しい食事と、素敵な音楽があれば幸せだよねぇ。




