24.プロフェッショナル に思う
先日、マーク・ボランの話が出たところで、少々思い出したことをお話ししたいと思います。
昔、御茶ノ水の diskunion で T. Rex の LP を100円で買ったことがあります。
あの、大きい帽子を被った写真のアルバムです。
『The Slider』 ですね。
レコード盤には傷もなく、大変にいい買い物をしました。
確かに diskunion だったと思います。坂の途中のです。 second 品を置いている所です。
駅前の diskunion では、販売員のお兄さんに、「この曲を探しているの。」とか言って「♬ フフフフフン、フフ・・・ ♬」と私が口ずさむと、「これじゃないですか。」って、その曲を探し当ててくれる人がいました。
当時は黒のタイトなジーンズに Lazy のポッキーのような髪型の人がいました。
某、有名楽器店の楽譜売場にはワンフレーズ聞いただけで、楽譜を探し当ててくれる店員さんがいました。(今でもいらっしゃるのかな?)さすがに一等地に店を構えているだけのことはあります。私の友人がそこに勤めていたので、間接的に私もよくいろいろな楽譜を探していただきました。耳コピーで楽譜に起こしてもらったこともあります。その節はどうもありがとうございました。^^
当時、うちの最寄りのレンタル・レコード屋に BOØWY のレコードを借りに行ったことがありました。
でも、いくら探しても BOØWY のレコードはありませんでした。そこで、そこの店長みたいなおっさんに「BOØWY はないの?」と尋ねたら、「誰それ?ひらおまさあき?」って返答でした。その店は数年後には無くなっていました。
私はイザベル・アジャーニのファンで、その当時、『アデルの恋の物語 (L'Histoire d'Adèle H.) (1975)』をリバイバル上映するというのを耳にしていました。新宿の地下道を通っていた時、H○V の入り口付近で映画の前売りチケットを販売していたのが目に入ったので買おうと思いました。「『アデルの恋の物語』の前売りはありますか?」と尋ねたら、「なんじゃそりゃ?(なんですか?それは?と販売員の彼女は言ったのかもしれないですけど、顔がそんな感じでした。)」と言ったきり取り合ってもらえませんでした。説明するのも面倒なので、そこでは買わないことにしました。
友人に紹介されてからは、新宿の伊勢丹の裏にある、プレイガイドにチケットを買いに行くようになりました。
ここはいつもよく混んでいました。新宿で映画を観る時には、ここでチケットを買ってから行くことにしました。
その日は、秋吉久美子さん主演の『紅蓮花』を観に行くつもりでそこでチケットを買うために並んでいました。「『くれないれんげ』のチケットをください。」とカウンターのお兄さんに注文したら、一瞬考えてから『紅蓮花』のチケットを「ハイ。」と言って出してくれました。
映画館に入ってから、これは『ぐれんばな』と読むのであって、『くれないれんげ』ではなかったことに気が付きました。あのカウンターにお兄さんの一瞬の「間」を思い出し、非常に恥ずかしくなってしまいました。
笑いもせず、言い直しもせずに、坦々とチケットを渡してくれたことにありがたく思いました。
BOØWY の布袋さんがまだあまり有名になる前のことだったのでしょう。
ある楽器屋さんで、店員さんであるギター少年が布袋さんに、あまりにも懇切丁寧にギターの選び方の説明をしてくれるので、布袋さんは自身が BOØWY の布袋であるということを言えずにそのギター少年の説明をずっと聞いていたそうです。
二人とも、なんだかかわいいですよね。
昔、音楽雑誌に布袋さんがそのように書いていたのを思い出しました。




