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16.シンシア と 「ライ麦畑でつかまえて」 に思う

シンシア。

彼女のファンの方々はご存じだと思いますが、かつてのアイドル、南沙織さんの愛称です。

確か、彼女のご家族の方たちが彼女のことを『シンシア』と呼んでいたことから、一般のファンの人たちにもその愛称で親しまれるようになったようです。


『春の予感、そんな気分

時を止めてしまえば。

春に誘われたわけじゃない、だけど気づいて・・・』


もうすぐ春も終わり、初夏を迎えてしまう前にはシンシアの話を書きたいと思っていました。

私は特にファンという訳ではなかったのですが、年の離れた ʺきょーだいʺ が大ファンだったもので・・・。

私が大人になってから、巷のおじ様たちが、例えばルー大柴さんあたりが、「オレ、シンシアのファンだったんだ。」って話をよく耳にするようになって、「そんなに人気者だったんだなぁ。」って改めて彼女の存在の大きさに驚いた、といった感じです。


昔、私が熱を出してうなされていた時に、子ども部屋にデーンと置かれてた昔のドデカいステレオで延々とシンシアの歌を聞かされ続けていました。LP版の薄い箱(袋と言った方がいいのでしょうか)の表も裏もシンシアのドアップの写真のLPです。LPのタイトルがわかりません。自分が大人になってから、CDになっていないか探してみたのですが、昔のLPがそのままCDになっている訳でもなく、たいていがベスト盤として形を残しているだけなのですね。ちょっとがっかりです。


『暮れそうで暮れない、黄昏時は・・・』

『白いベンチに腰掛けながら・・・』

『春の魚たちは、どこへ消えていった、踊るように泳いでたのに・・・』


確か、このような歌が収録されていたと思います。

詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。


健康的な小麦色の肌、黒くて長いストレートな髪、キレイな英語の発音、

何もかもが異国情緒に溢れた彼女は、私にとっては遠い世界の女性ひとに見えました。

もっとも、一昔前のテレビや映画のお仕事をしている人ってみんなそんな感じでしたね。


当時の彼女についてはいろいろなことを知ってますよ。

もっとも、雑誌に載っていたティーンエイジャー向けの情報ですけどね。

卵焼きが食べれなくて、お母様がケチャップをかけてくれてから食べられるようになった、とか。

ストレートの長い髪で真ん中分けはキツク見えるってお母様から言われて前髪を切った、とか。

サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を読んで感動した、とかって話です。

ルー大柴さん、知っていたかなぁ・・・。


シンシアはきっと、『The Catcher in the Rye』って英語で読んでいたのでしょうね。 

それから何年か時を経て、私も『ライ麦畑でつかまえて』を読む年頃になりました。

もちろん、日本語でね。


~ 春の予感、そんな気分

時を止めてしまえば。

春に誘われたわけじゃない、だけど気づいて

I’ve been mellow ~

作詞、作曲、尾崎亜美さんだったんですね。





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