15.映画 「アナと雪の女王」 と 「ロッキーホラーショー」 に思う
原題: Frozen
公開年: 2013(アメリカ) / 2014(日本)
制作国: アメリカ合衆国
原題: The Rocky Horror Picture Show
公開年: 1975(イギリス) / 1976(日本)
制作国: イギリス
『アナと雪の女王』が世界的にも社会現象になっているそうです。
私も先日、観に行きました。
私、個人的に言っても好きな映画です。
通常、海外モノの映画はアニメでも字幕スーパーで観ますが、
今回は吹き替え版で観ました。
歌が素晴らしいですね。
映画を観に行く前にも何度もNetで歌の動画を見せられてはいたのですが、
みなさんの歌がとにかく素晴らしいです。日本語もよくハマっています。
ホント、特に、「♪ 生まれてはじめて・・・♬」の沙也加さんの歌声はお母様を彷彿させる歌唱力で鳥肌が立ちました。確実にDNAが継承されているんだな、って二代にわたって楽しめることって何か得した気分ですね。
以前に、アントニー・ドロン(Anthony Delon)さんを映画の大スクリーンで見た時も嬉しかったです。
昔、私がまだ子どもだった頃、親たちが堺正章さんや、寺尾聡さん、中井貴一さんを目を細めてテレビ画面で見ていたのを思い出します。私が知らないその父親の面影をその息子さんたちを通して見ていたのでしょうね。そしていつも決まっていうのが、「(彼の)お父さんの方がもっと上手かった、(彼の)お父さんの方がもっとイイ男だった。」って言うのです。
まぁ、前置きが長くなってしまいまいたが、
最近は、劇場内で『エルザ、アナと一緒に歌おう!』企画があるそうですね。
(劇場が限定しているらしいですが。)
参加型映画鑑賞とでもいうのでしょうか。
ただ、いつも感じていることですが、日本での映画鑑賞はとてもお行儀がよいと思います。
外国の方や、外国で映画鑑賞をしたことのある方はご存じかと思いますが、
前のシートに素足を投げ出して観ているのなんて当たり前だし、みんな大声でゲラゲラ笑ってるし。
日本に帰ってきてしばらくその習慣が抜けないことがあり、窮屈に感じたことがありました。
そこで、思い出したのが『ロッキーホラーショー』(The Rocky Horror Picture Show) という映画です。
カナダで初めてこの映画を観た時のことです。
最前列のすみの方にいる5人くらいの小さい塊が、映画に合わせて小さいラッパを吹いたり、花吹雪を散らしたりと、とにかく楽しそうに映画を盛り上げているのです。あとで知り合いのカナダ人に聞いたら、ロッキーホラーショーを盛り上げる団体?が各地にいるそうで、あの映画が上映している時は、必ずあのようなちょっとしたパフォーマンスがあると言っていました。(原作であるホラー・ミュージカル舞台劇『ロッキー・ホラー・ショー』からの映画化による由来とでもいうのでしょうか。熱狂的な舞台ファンの方たちによる、この作品に対するリスペクトとでもいったようなものなのでしょうか。) 日本でもそのような団体が存在していて同じような活動はあるのでしょうか?
ご存じの方がいらっしゃったら教えてくださいね。
『アナ雪』を観終えて外に出てから、「さっき歌ってたでしょ?」と一緒に行った人に聞かれました。
「えっ? そうだったかなぁ。」
自分でも覚えてないし、でも、思わず口ずさんでしまいますよね。
「ありのままの、自分になるのぉ。♬」
途中、You Tube の『一生・FAT・よー ~デブのままで~』とかぶってしまい、吹き出しそうになってしまいました。
ここ、笑うトコロじゃなかったのにぃ・・・。
困りましたよぉ。どうしてくれるんですかぁ。ハハハ。
* 先ほど、入ってきた情報。
『アナ雪』ってこれからミュージカル制作って話があるんですって。
舞台ミュージカルのことかな。
まさに、『ロッキーホラーショー』が、舞台劇から映画に、
『アナと雪の女王』が、映画から舞台劇になるのだとしたら、面白いですね。
(過去に、『トーチソング・トリロジー』(Torch Song Trilogy)が、やはり舞台劇から映画化されていましたね。)