12.映画 「旅立ちの時」 に思う
「旅立ちの時」
原題: Running on empty
公開年: 1988
制作国: アメリカ
先日ラジオを拝聴しておりました折に、ラジオ出演していた元レッド・ウォーリアーズのユカイさんが、ベートーベンの「悲愴」が好きとおっしゃっていました。過去に、ご自身が精神的に打ちのめされていた時期に助けられた曲なんだそうです。彼がどのような過程を経て「悲愴」にたどり着いたのかは窺い知ることはできませんでしたが、実は、私もこのベートーベンの「悲愴」第二楽章が好きなのです。ユカイさんとは理由が全く違いますが。
リバー・フェニックス(River Phoenix) 主演の映画、「旅立ちの時」の中で、リバーくんが弾いていた曲がこの「悲愴」第二楽章でした。それから実際にレコードか、CDを買って聴きました。自分で弾いてみようと楽譜も買ったような気がします。(Gymnopédies の楽譜も以前に買っていました。買って持っているだけでは、なかなか弾けるようにはならないのですがね、へへへ・・・。)
リバーくん本人は、この監督との仕事は最悪だったと当時の映画雑誌のコメントで読みましたが、私はこの映画を結構気に入っておりまして。テロリストの親との確執と、若い彼の心情がよく描けていると思うのですが。派手な映画じゃないけれど、彼の、どうにも持っていきようのない感情が、彼の伏目がちの眼差しを通して伝わってくるような気がします。
そうですね。この時期、私もこの曲に安らぎを求めていたのかもしれません。




