11.映画 「ジェーン・バーキンのカンフー・マスター」 に思う
「ジェーン・バーキンのカンフー・マスター」
原題: Agnès Varda’s Kung Fu Master ! / Le Petit Amour
公開年: 1988
制作国: フランス
*Kung Fu Master is a 1988 French drama film directed by Agnès Varda.
It was entered into the 38th Berlin International Film Festival.[1]
In the U.S. it was retitled Le Petit Amour.[2] (Wikipediaより)
隣の部屋で、さっきから電子ピアノが懐かしい曲をあれこれと勝手に奏でています。
私は楽器の音の中でもピアノが最も好きです。
ピアノにまつわる映画を幾つか思い出しましたので書いてみることにします。
原題はどうやら、「Agnès Varda’s Kung Fu Master !」 らしいのですけれど、
日本語版のタイトルは確か、「ジェーン・バーキンのカンフー・マスター」といったぐあいに、「ジェーン・バーキン」が頭に付いていたような気がします。
映画の後半あたりで、娘の Charlotte Gainsbourg が(映画でも、ジェーンの娘役で Lucy という名で出演している)部屋でピアノを弾くシーンがあるのですが、あまり上手ではない演奏で Erik Satie の Gymnopédies を弾いたような気がするのですが・・・。
そのポニーテールの娘のうなじを見てジェーンが「私の美しい娘・・・」とか言うんですね。
以前に、フランス人のクラシックに詳しいはずの友人が Erik Satie を知らないと言った時にはとてもびっくりしまして、やっぱ、フランスでは知名度低いんだよなって納得はしてましたが、(日本で Satie といえば CM でもよく使われていたし、結構なじみ深いと認識していましたので。)そのシーンを見て嬉しかったのを覚えています。
いらない情報かもしれませんが、映画中、撮影で使ったあの家は Serge Gainsbourg の実際の家だと聞いたような気がします。あまり大きくはないけれど、(Serge Gainsbourg 本人が)大好きな Paris の緑の多い場所に、こじんまりとたたずんでいる感じが好きだなって思いました。