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105/108

105. Girl sings National Anthem in crowded restaurant に思う

アメリカ人にとっての国家斉唱ってどれぐらいの大きな意味があるのだろう?

トランプ氏が大頭領に就任する前後にも米国ではあちこちで暴動があったり、その度に星条旗をかかげては多くの人々が国家斉唱をして、その姿をタブレットの画面で見ては羨ましく思ったものです。

私が知らないだけなのか、ただ、日本でその場にいる見知らぬ日本人同士で『君が代』を斉唱している姿には一度もお目にかかったことはない。私が『君が代』で想い出すのは、幼い頃、父と一緒にテレビで見ていたお相撲の表彰式で流れていたことぐらいかな?

だから、画面で見るアメリカ人たちの団結して国家斉唱する姿に強く心が惹かれ、私も、家事をしながら画面上のアメリカの国家斉唱に参加をしていました。

アメリカ人の国家斉唱とは、多民族を抱えたアメリカの、人種を越えたアイデンティティーの現れなのだろうか。

ちょうどその頃、Youtube で色々な場面での国家斉唱を流して見ていた時に、お薦めに出てきたのが、

レストランで国家独唱するティーンエイジャーの黒人の女の子の動画でした。

多分、労働者階級の、仕事の後にちょっと寄って行こうかみたいな質素な感じのレストラン。

彼女ははにかみながら、でも、何か決意した様子で騒がしいレストランの中で国家独唱をはじめるのです。

後ろに座っていた白人の中年の男性が突如テーブルの脇に立ち上がり、右手を胸に当て、彼女の歌に敬意を払っていました。

歌っている彼女の側でテーブルについたままの、中年よりもう少し上ぐらいの男性ははずっと目を細めて、優しそうな微笑みで彼女の歌に聴き入っていました。

騒がしかったレストランはいつの間にか彼女のハスキーな歌声だけになり、皆が彼女の歌声を邪魔しないように静かになりました。

そして、歌い終えるとレストラン中に歓声が響きました。

彼女はまたはにかみながら、でも歌い終えた満足感からか笑顔がこぼれていました。

大きな舞台ではないけれど、こんなに素晴らしい歌声を聞くことができて、とても胸が熱くなりました。


疲れた夜は一人、

このレストランの扉を開けて、きっとこの店の常連さんであろう中年のおじさんたちと、

彼女の歌を聴きに来ていると思います。





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