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103/108

103.  L'Arc-en-Ciel「Honey」に思う

小学校か中学校の音楽の授業で、何かクラッシックの音楽を聴かされた後に、それをイメージして絵を描いてみましょう、ってことがありました。

確か『魔笛』だったような。さっき Wiki で調べたら、この曲にはちゃんとストーリーがあって、結構面倒くさい内容なんだけど、こんな面倒な内容をわざわざ小・中学校の子どもに考えさせるかなっても思ったんだけど、内容を知らせずに音楽だけでイメージさせるのだったら有りかな。

学習としても、すごく粋な計らいだと思うし、十代の多感な時期に感性を育ませるのにはとても良い試みだと思います。

あの当時はまだそんな風に情緒に触れる繊細な授業ができていた時代なのだろうか。

現在のことはよくわからないけれど。

実際、本当にこんなことを授業でやったのか、それともこんな授業があったらいいなっていうあたしの願望だったのか、ただの、うろ覚えでしかないんですけどね。


先日の投稿のつづきになってしまうけれど、ある曲を聴くと眼前にイメージが拡がるって話なんですけど。

私の、年の離れたきょーだいは L'Arc-en-Ciel の『Honey』を聴くと

『ポーの一族』の、エドガーがマリーベルをつれていってしまう場面を思い出してしまうと言っていました。


「乾いた風を絡ませ、あなたをつれてくのさ

 Honey so sweet、信じて欲しい

 この世界が嘘でも」


あたしは、きょーだいの言葉に、あぁ、確かにそうだな、って思ったんですけど、

それよりももっと、その時のオズワルドの言葉を思い出してしまって、

オズワルドは、エドガーとマリーベルの異母兄弟にあたる男性ひとなんですけど、

もちろんそのことはマリーベルには知らされてなくて、

オズワルド自身も最近になってその事を知ることとなったんです。

道理でマリーベルに出会った頃から彼女に対する懐かしさはそのせいだったんだって気づいた矢先の出来事になってしまいました。


オズワルドが部屋に入った時にはもう間に合わなくて、

エドガーが窓からマリーベルを連れ去っていくところを止められなかったんだ。



「みんな、わたしをおいていった・・・」



オズワルドが泣きながら言った言葉です。



さよならも言わずに。

また会おうとも言わずに。

あの場面を思い出すだけで、今でもとても苦しい気持ちに陥る。



「みんな、わたしをおいていった・・・」



あたしの、DNA のどこかに刺さるのか。

遠い昔、誰かにおいていかれたこと、

それとも

あたしが誰かをおいてきてしまったこと。



「またね。」といったくせに、

もう二度と会うこともなくなった人も。



音楽が呼び起こす、忘れられた遠い昔の記憶。

細胞の奥の一番コアな部分に刻み込まれた記憶。

その音が、その一言がトリガーとなる。














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