0x32 エピローグ① みんなで海水浴(閑話)
某所海水浴場——。
ギラギラと照りつける夏の太陽。キラキラ輝く白い砂浜。
透華、朔、凛、バルス、そして元気爆発の女子中学生・蜜柑の五人は、海水浴場で波と笑顔にまみれて大はしゃぎしていた。
透華は、母親との確執を乗り越えて以来、
少しずつ心から穏やかな笑顔を見せるようになった。
透華の豊満なバストを際立たせる白いフリルニットのビキニは、まるで海のヴィーナス。
彼女が動くたびにフリルが軽く弾み、砂浜の視線を独占していた。
薄いパレオが腰で揺れ、海風に髪がなびくたび、朔の視線がチラリと吸い寄せられる。
「朔くん、ちょっと! 目、どこを見てるのかな〜?」
スレンダーな体型に映えるピンクのフレアトップ付き三角ビキニ姿の凛が、ニヤニヤしながら朔の背中を肘で小突く。
凛のフレアトップが軽やかに揺れ、波打ち際を駆け回るたび、ビキニの紐がチラ見えして朔をドキッとさせる。
彼女の華奢な魅力は、小悪魔的な笑顔と軽快な動きで倍増していた。
蜜柑は、中学生とは思えない発育の良い胸を、薄黄緑色のワンピース水着でキュートにアピール。
少しタイトなデザインが元気な動きにピッタリフィットし、カラフルな浮き輪を抱えている。
「透華さああん! 泳ぎましょう!」
無邪気にはしゃぐ彼女の姿は、砂浜の妖精そのものだった。
朔は、Tシャツを脱ぎながら照れくさそうに皆を見守る。
日焼けした肩と意外に引き締まった腕に、透華が一瞬視線を投げる——が、すぐに目を逸らし、頬を赤らめてパレオをギュッと握った。
そして、バルス!
なぜか競泳用のピチピチ海パンを着用し、アソコの盛り上がりが妙に目立つ姿で沖を豪快に泳ぐ。
「キャー! あの筋肉すごい!」
筋肉が波に揺れるたび、近くの女子たちが騒ぐ。
「おい、バルス! なんでそんな過激な海パン選んだんだよ!
それ、目立ちすぎだろ!」
朔はバルスを指差すと、真っ赤になってツッコんだ。
「ふむ、機能性を追求しただけだよ」
バルスはそう返すとドヤ顔でクロールを続ける。
「いや、むしろ希脳性を追求してるから!」
……という朔の叫びは、波音にかき消された。
「よーし、みんな、ビーチバレーやろー!」
凛がビーチボールをポーンと放り投げる。
「わっ、めっちゃ楽しそう!」
蜜柑は目を輝かせる。
すると……。
「今回はチーム戦! 透華、朔、蜜柑ちゃんのチーム対、私とバルス! 負けたチームはジュースおごりね!」
凛がニヤリと笑い、そう宣言した。
「やったー! 透華さん、お兄、絶対勝つよ!」
蜜柑が拳を振り上げ、彼女のワンピースがピョンと揺れる。
しかし……。
「ビーチバレーなんて、私やったことないわ」
透華は渋っていると……。
「大丈夫! 私、透華さんを応援するから!」
蜜柑が無邪気に抱きついた。
透華のフリルニットが揺れ、朔がゴクリと唾を飲む。
「ほら、朔くん、透華のコーチよろしくね!」
凛がウインクする。
「え、俺?」
朔は慌てつつ、透華と蜜柑の間に立った。
ゲーム開始!
透華、朔、蜜柑のチーム対凛とバルスのチームで、砂浜が一気にヒートアップ!
凛が軽やかな動きでサーブを放ち、フレアトップが翻る。
バルスはピチピチ海パンで驚異の跳躍力を見せ、ボールを豪快にブロックした。
「バルス、その海パンで飛ぶなよ! 」
(透華や凛の胸なら大歓迎だが、何が嬉しくてお前の股のモッコリなんかを……。
お前のイチモツがゆさゆさ揺れて目のやり場に困る)
「くそっ、全く集中できねえ!」
朔はそうツッコミを入れつつダイブしてボールを繋ぐ。
「お兄、ナイス!」
それを見た蜜柑は飛び跳ね、ワンピースが弾んだ。
「透華、右だ!」
「え、こっち?」
透華は最初ぎこちなかったが、朔の声に合わせて動くうちに少しずつ形になってきた。
透華のフリルニットが揺れるたび、朔はチラッと見ては目を逸らす。
「透華、ナイス!」
「ふん、悪くないでしょ」
透華は朔にクールに返すが、頬はほんのりピンクに染まる。
「透華さん、かっこいいのです!」
そう声に出す蜜柑は目をキラキラさせている。
透華チームのムードは上々だった。
対する凛チーム。
「ほら、透華の胸、揺れすぎ!
朔、よそ見しない!」
凛は敵チームを煽る。
「ふむ、戦術的牽制ですね」
バルスはそれを見て真顔で頷く。
「バルス、お前の海パンの牽制の方が強烈だから!」
朔のバルスへのツッコミに抜かりは無い。
「え、なになに!?」
蜜柑は無邪気に笑う。
そんな中、透華がボールを取り損ねて転びそうになり、朔が咄嗟に抱きとめる!
プルン
透華の豊かな胸が朔の腕に触れ、二人はフリーズ。
「だ、大丈夫か、透華!?」
「は、は、離しなさい……、早く!」
透華は顔を真っ赤にして朔の手を振り払った。
「オー! 恋の密着キター!」
凛がそんな二人を騒いでからかう。
「ねえ、お兄?
ちょ—っとこっち向いてくれる?」
蜜柑の声は、まるで甘いキャンディに毒を一滴垂らしたみたいな響きである。
それを聞いた朔はビクッと飛び上がり、まるで地雷原を歩く新兵の如く恐る恐る振り返る。
「み、蜜柑? ど、どちたのかな急に?」
そこにいるのは、朔の妹・蜜柑。
だがしかーし!
その瞳はまるで深海の底で光るアンコウの誘導灯のごとく、ギラリと不穏な輝きを放っている!
そして彼女は、朔の目の前で、ニッコリ笑顔(※ただし目は一切笑ってない)と共に、手首のグリップを使って片手の親指をカジノのスロットマシン並みに高速で上下させ始めた!
「サムズアップ? サムズダウン?
お兄、運試ししよっか?
ほら、ストップかけて!」
「え、えっと、なにこの無茶振りなクイズ番組!?」
蜜柑の親指はもはや残像レベル!
サムズアップ! サムズダウン! アップ! ダウン!
まるで人間ルーレットの如く、目にも止まらぬスピードで回転を続ける!
「ストップって! いつ言えばいいの!?
ええい、 ストーップ!!」
朔の渾身の叫び!
時が止まる(気がする)。
すると……、蜜柑の親指が、まるでスローモーションのアクション映画のクライマックスみたいに、ジリジリと減速していく。
サムズアップ!
サムズダウン!
アップ!
ダウン!
アップ!
……そして、
ピタッ!
サムズアップ!
「お、おお—!? セーフ!?
なあ蜜柑、これセーフだよな!?
お兄ちゃんは今回は無罪ってことでいいよな!?」
朔はガッツポーズで歓喜の舞を踊る。
しかしその瞬間……!
ニヤリ
蜜柑の唇が、まるで人が悪魔の契約書にサインする時の悪魔の表情の様な不気味な形に変わる。
「何!?え、え、どういうこと!?」
「……サムズ……ダウン♡」
ダウン
ダウン
ダウン
「え、うそ!ちょ、ちょ、待てよー!(キ◯タク)
今アプってただろ!? リプレイ!
サムズアップを召喚!
リプレイ権をドロー!?」
「残念でしたぁ、お兄♪ ジャッジメントタイムの結果は……『有〜罪』!」
蜜柑の声は、まるでゲームオーバー画面のBGM付きで響き渡る。
彼女は一歩、また一歩と朔に近づき、まるでホラー映画のヒロイン(?)のような迫力でフフフと笑う。
「お兄さぁ……?
人を呪わばケツ二つ。
いっぺん……、
死んでみる?
ふふふふ」
「ひいいい! 目が笑ってない!
蜜柑の目が完全なるデッドアイ!
怖い怖い怖い、めっちゃ怖いから!
"人を呪わば穴二つ"のイタい誤用のようだが、今はそこにいちいちツッコんでいられねえ!
助けてくれ、お兄ちゃんのライフポイントはもうゼロよ!」
朔は腰を抜かし、後退りしながら逃げ惑う!
しかし、蜜柑はまるでテレポートしたかの如く、執拗に朔の前に立ちはだかる!
「逃がさないよ、お兄♡
だって、私・蜜柑の心の99.9%はお兄でできてるんだから!
他の女の人にチラッとでも触れた罪は、ちゃんと償ってもらうんだからね!」
「◯ファリンの二倍でほぼほぼ100パーってそれもうチートじゃん!
あれはマジで不可抗力だったんだって!
あれは事故! アクシデント! フォース・オブ・ネイチャー!オッケーゴーグル?地味に」
「ふーん、お兄、この期に及んでそんな言い訳するんだぁ……。
じゃあ、私の愛の重さを体感して反省してもらおっか!」
「ふむふむ、青春のボ◯ビラス星無限ループだな!」
バルスの声が、なぜかやたら遠くから響いてくる。
朔には嫌な予感しかしなかった。
「って、バルス……お前、また一人で海に入って……何やってんの!?」
すると、海水に腰の辺りまで浸かったバルスは、
あろうことか、仁王立ちで腰に手を当て、
まるでヒーローのようなスマイルで口を開く。
「朔、ちょっと待っててくれよ。
この背徳的なスリル!
んふぅ〜♪ いやぁ、やっぱこの瞬間が一番最高だなっ!」
バルスはキラキラした瞳でニヤリ。
なぜか頬がほんのりピンクで、めっちゃ気持ちよさそうな表情してる!
「待て待て待て! お前、なんでそんな恍惚な顔してんだよ!?
今、絶対(※)海中で爆しただろ!?」
ピ—————!
突然の耳につく高い音。
そして、数秒間の間……。
テロップとともに無音の実写映像が朔の頭の中に流れ込んでくる。
テロップ
——しばらくお待ちください——
無音の実写映像
蛇口から水がちょぼちょぼと流れるシーン
……の手前に……。
温泉上がりだろうか?
なぜか……下半身に白いバスタオルを巻き、上半身は裸の、中年太りの知らないオッサンが立つ。
オッサンはまるでパントマイムの様に、
キョロキョロと挙動不審に落ち着き無く動き回りながら、しきりに周りの状況を確認している。
そして、朔が観ている手前方向に何かを見つけたのか、朔の方へと近寄ってくる。
「ちょ、怖い怖い!」
(令和のチャップリンかよ……。
いいや、コ◯ッケか?)
朔は心の中で呟く。
しかし、透明なガラスの壁で仕切られているのか、オッサンは顔や全身を壁に押し付けながら、
尚もこちらの様子を探ろうと必死だ。
「キモい、止めれー!」
朔は叫ぶ。
すると、キモいオッサンが突然、
朔の声に気付いたのか、
『わっ!!』と驚き叫んで、後ろに後ずさる。
「いやいや、驚きたいのはこっちのほうなんだが……。
……ってか、そもそも論、
あんた…………誰!?」
ピッ!
「わっ!俺さっき意識飛んでた」
朔の意識は海に戻ってきた。
しかし、バルスの方は相変わらずだ。
彼は何の悪びれも無く、まるで、排泄行為は動物としての当然の本能とでも言うかのように、さも当然に……。
「大丈夫だ、問題無い!
いやぁ、水を飲み過ぎちゃってな。
今、ちょうどスッキリしたところなんだ」
バルスはそう言いながら爽やかにさらっと髪をかき上げる。
「スッキリ!? って、お前っ……!
サラっと涼しい顔して誤魔化すなよ!」
「ん? ああ、まぁ、そうかもな〜♪」
「『ああ』じゃねえよ! せめて否定しろ!
恥を知れ、恥を! この環境青春破壊マシーンが!」
と、その時!
「きゃあ!!」
突然、朔の耳に、透華の声が飛び込んできた。
「わあ、やっぱ透華の胸、大っきいわ!」
いつの間にか透華の背後に回っていた凛の仕業だった。
ドス!
「痛ったぁー!」
透華は凛の溝落ちを殴り……、
凛はお腹を抑えて地面へとへたり込む。
「透華さん、顔赤いですよ!」
蜜柑が無邪気に指摘し、透華はさらに真っ赤になった。
「ビーチバレーで汗だくの後は、やっぱスイカ割りよね!」
しばしの休憩タイムの後、
凛とスイカを脇に抱えたバルスの二人が海の家の方から戻ってきた。
目隠しをした朔が、棒を手にフラフラ進む。
「右!」「左です!」「もっと前だよ!」
「右なの?左なの?どっちなんだい!!」
みんなのバラバラな指示をみかねて、
朔が突っ込む。
「そこだよ!」
蜜柑が朔の足元を指差したせいで、砂を豪快に叩き、大転倒!
彼の水着に砂がべっとり。
蜜柑のワンピースも砂だらけになった。
「蜜柑の指示、ハズレすぎだろ!」
朔が呆れて呟く。
「だって、楽しそうだったんだもん!」
蜜柑はプクッと頬を膨らませ、
ワンピースの砂をパタパタ落とした。
「あー、朔くん、全然ダメじゃん!」
凛がからかう。
「ほら、砂だらけよ」
透華は朔に近づくとハンカチで彼の頬をそっと拭く。
「う…………、ありがと……」
透華のフリルニットが揺れ、
朔は一瞬固まる。
「透華のデレきた! 胸元接近しすぎ!」
凛が囃す。
「何!? ただ拭いただけよ!」
透華は慌てて否定が、
しかし……。
「透華さん、優しいですね!」
蜜柑のニコニコが追い打ちをかける。
朔の心中はバクバクだった。
次はバルスの番。
彼は海パン姿でスイカに近づく。
そして。
「みなさん、見ていてくださいね!」
「ほら、バルス、目隠しのタオルだ!」
「朔、ちょっと待ってくれ」
バルスは朔のタオルを受け取らなかった。
更に……。
「ちょ、待て!バルス、お前まさか……。
気は確かか!?」
あろう事か、バルスは自分が持ってきたバックから予備の競泳水着を出し、そして頭に……。
すると突然、五人全員を余裕で包み込む程の空間の中がスローモーションに。
(周りの時間が止まったぞ?
何だこれ?
◯タンドか?
って、今重要なのはそっちじゃ無え)
チャー—ン、チャー—ン、チャー—ン、チャンチャー———ン!!
すると、どこからともなく"二◯◯一年宇宙の旅"のメロディーがみんなの頭の中に流れ始めた。
「(頭に)被るのか?」
「(顔に)被るのかしら?」
「え、嘘!草日君ホントに被っちゃうの!?」
「やっぱり、どうしても変態っちゃうん……ですね、グスン」
「あれ?
みなさん。さっきから僕の頭をじろじろ見て、一体どうしたんですか?」
「は?」
朔はバルスのまさかの反応に目が点になった。
「あ、もしかしてこの水着、みなさんも気になりますか?
これオリンピック選手が使っているのと同じプレミア物で僕は大切に使っているんです。
今日も本当はこっちの水着にしようと思っていたんですが、洗濯で縮んじゃってやっぱり代わりには穿けそうにありませんね、残念です」
「それ、頭に被るんじゃなかったんかーい!」
ズコー!!!
みんな盛大にズッコケた。
その後——。
バシッ!
バルスの迷いの無い豪快な一撃!
スイカは見事一回で、但し、バルスの手刀で。
真っ二つに割れた!
スイカ割りの後——。
みんなでジューシーなスイカを頬張る。
「お兄、次は絶対リベンジしてよね!」
蜜柑は朔を刺すように睨む。
「限りなくツンよりのツンデレだな」
朔がボソッと呟く。
すると。
「朔、次も期待しないで待ってるわね」
透華が満面の笑みで笑う。
透華のクールな表情しか知らない朔は、
彼女が初めて見せるまるで女神の様な笑顔に思わず心を奪われた。
バルスはドヤ顔でスイカを頬張りながら
「いやあ、僕の海パンの勝利ですね……」
「シャラッッップ!!
いや、誰もそこに勝負挑んでねえから!」
朔はツッコんだ。
遊び疲れたのだろうか。
朔が一人砂浜でウトウトしていると、凛と蜜柑がニヤリと顔を見合わせる。
「ねえ、朔を砂に埋めちゃお!」
「賛成なのです!」
二人の悪企みに……。
「ふふ、楽しそうじゃない」
透華もノリ気だ。
「面白い試みですね。僕も参加します!」
バルスは以前としてピチピチ海パン姿のままスコップを手に参戦する。
そして、あっという間に、朔は首まで砂に埋もれた。
身動きできない程埋められた朔。
「お兄は砂遊びの王様!」
蜜柑が砂で朔の顔にヒゲをデコレーションする。
「さっ、いまのうちに写真撮るよ」
凛がみんなにそっと合図しスマホを構える。
しかし……。
ザバーン!
偶然波が朔の顔に直撃し、びしょ濡れに。
「うわっ、冷てっ!?」
朔が目を覚まし叫ぶ。
「あんたってほんとバカね」
透華がクスクス笑いながら、
タオルで彼の顔を拭き始めた。
だが……!
うっかりタオルを滑らせ、朔の顔に丁度被さるように——!
「なっ……!?」
二人は真っ赤だ。
すると、しばらくして……。
「キース!キース!キース!……」
凛の突然の掛け声と手拍子に
バルスと蜜柑の二人も便乗する。
顔を朱に染め恥ずかしがる透華と朔。
二人のウブな反応に、砂浜は爆笑の渦。
「蜜柑、俺を裏切ったな!」
「わっ、冷たっ!」
朔の突然の水掛け攻撃に
蜜柑が大騒ぎ。
「ふむ、蜜柑ちゃんも青春していますね」
バルスは尚も海パン姿で呟く。
「バルス、さっきから偉そうに他人の事言ってるが、お前のイチモツが一番目立ってんだよ!」
ここは朔は全力ツッコミ。
「もう、凛! 変なこと言わないで!
それに……。
朔も嫌なら凛に何か言いなさいよ!」
「いや、俺は、別に……」
朔がボソッと呟く。
「はー!?
朔、ちょっとあんたねぇ!」
「透華、朔くんは満更でも無いようだよ、どうする?」
「いや、凛さん。俺はそう言う意味で言ったんじゃ!
さっきのはたまたまの偶然。
俺、こいつとのキスとか全然全くこれっぽっちも想像して無かったから!」
「あ」
「言っちゃいましたね」
「お兄、流石にそれは……」
「ねえ、ちょっと朔?
みんなの前で私に恥をかかせて、
あなた一体どういうおつもりかしら……!?」
(笑顔なのに目が全く笑って無い。
何このデジャヴ感。
あれ、もしかして俺、どっかで地雷踏んだ……?)
「コラ、朔、逃げんなー!!」
「まあまあ、透華さん。
落ち着いてください……」
こうして、この日の海水浴は五人みんなにとって忘れられない思い出となった。
※エピローグ②に続きます。




