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いくつかのやさしさ

作者: Soraきた

いつか、巡り合ったときのために

やさしさを置いておく

あなたから少し離れた場所で

遠くを見つめたら

さみしさ以外、何もなかった過去が

あったこと


いつかのために

精いっぱいのやさしさで振る舞う

あなたから届かない言葉が

何ひとつ、ないように


あなたは、まだこの先の夢を追う

わたしから離れていっても

悲しませないように

そっと、あなたは

やさしさをここに置いておくこと

忘れないでいてくれる


真冬の自販機

飲めない缶コーヒー

あなたを待つ時間

手の中におさめる

冷めないうちに

あなたは来てくれるかしら


いくつか触れ合うもの

忘れないでいる

もっと近くにいて、と願う

ふと、やさしさよりも

強く感じるときがあるから

不思議だね

あのときの温かみ

ずっと忘れないでいる













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