秘密基地
カラーン。
「おぉーっ今日早いねっ」
「んーーー飲みたい気分だった!なおさんっ!ビールください♪」
「おぉーーーそうゆう日ね!」
ここは私の秘密基地。
小さなバーでスタッフは基本的にはなおさん1人。
昔した合コンで人数合わせで参加してたなおさんと仲良くなってくるようになった。
なおさんは私をそうゆう目で見ない。だから続いている。
そういう目とは女性として。性的な目などそういうところだ。
私は自分で言うのも恥ずかしいが色気があるらしい。それもとてつもなく。
まなは彼氏が出来ないのが不思議と言っていたが、私に向けられるのはそういったものじゃない。
別にそれが嫌なわけでもないし、最近では自分の強みなのかもしれないとも思っている。
「恋ってなんなんだろう。みんななんでそんなに付き合ったり好きになったりするんだろ」
「なに?哲学?」
ひやかすようになおさんは言う
「なんで、当たり前に人を好きになってお付き合いして結婚してってできるのかなって。」
「ゆあちゃんだって付き合ってるやついただろ?」
「んーー。付き合ってはいたけど、付き合ってて言われたから付き合ってた。普通に楽しかったし、こんなもんかなって思ってた時期もあったけど、もっとさ!びびびってくるって言うじゃん?」
「えーゆあちゃん意外と乙女なのね」
なおさんはいつもこの調子だ。
「なおさーーーん!空いてるー?」
3人のお客さんが入ってきた
「カウンター座っちゃおーっ!
美人さんいるじゃん!」
あ。これは。
「ゆあです♪よく来るんですか?」
「ゆあちゃんっ!可愛い名前ーっ
なおさんの大学の後輩で」
あぁ。後輩か。近過ぎるな。
「こいつらは初めてだよな!俺の職場の。」
お。程よい距離。
「いっしょに飲みましょー♪」
「先輩さん酔っ払ってなおさんとばっかり話してるし、もう1人は潰れちゃった?暇でしょ?」
「や。そんな。自分も普通にゆあちゃんみたいなきれいな子と飲めてるし」
「わーーー嬉しい!亅
「あの。良かったら、、、」
「ホントにいいの?」
「え?先輩ほってこっそり出てきたのに今更?」
「や。けどゆあちゃん。。。」
笑って見つめる
そういう建前は大丈夫です。したいんでしょ?
「ん、、、」
キスをしながら優しく押し倒される。
裾から少し冷たい手が肌を撫でる
「あ、きもちいい、、、
そこ好き、、、」
あたたかい舌でやさしくなぞられ硬くなる
「ゆあちゃん、、、」
どんどん息が荒くなって名前をよぶその声に子宮が疼く
「ねぇ、もう欲しい」
ああ、、、
あったかい。気持ちいい。安心する。
そして落ちていく、、、
ちょっと寝ちゃった。
抱きしめられて寝ている。この人の名前なんだっけ。
明日も大学だしそろそろ帰ろう。
ホテル代半分を置いて外に出る。
冷たい空気の中に少しあったかい風が混ざってる。
好きだなこの空気。