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神のオトシゴ

作者: monmon
掲載日:2023/01/09

昼休憩中のオフィスでの、

男女二人のたわいもない会話


男「なぁ、天才って元から天才なのかなぁ?」

女「多少なりとも努力はしているでしょうが、なんとも。」


男は、できる同僚と自分を比べ、少し自信を削られていた。


男「じゃあアインシュタインとかはどうだ?」

女「彼の名言をきくに、後天的な努力も大きそうですよ。」

女「ほら、私は人より長く打ち込んできただけだ?的な名言とか。」


ん~。と男は納得できない様子で、首を傾げる。


男「じゃあノイマンとかはどうだ?」

女「ノイマン?聞いたことはあるような...」


女が天井をみながら、ノイマンと何度も繰り返す。


男「コンピューターの父と呼ばれる人だよ」

男「幼少期は電話帳を一度みただけで丸暗記したとか」


男はノイマンの逸話を語った。

幼少期で既にいくつかの外国語をマスターしていたこと。

数学者顔負けの数学力を有していたこと。

コンピューターばりの計算力を有していたこと。


女「そんな人いるんですね... どうやったら、コンピューターなんて思いつくんでしょうね。」

男「だよなあ~」


一呼吸おいて、女が続ける


女「ん~、やっぱり生まれながらの天才っているんですね。同じ人間とは思えませんね。」

男「宇宙人って呼ばれてるぐらいだしな~」

男「って、考えると、俺たちはどんぐりの背比べみたいで悲しいな。」

女「50歩100歩?です。気にするだけ無駄ですよ(笑)」


男「さぁー、仕事に戻るか~」


そういって、男は大きくけのびした。



――――――



とある大学の研究室。

学生二人が卒論の進捗具合について話していた。


学生A「卒論の進捗どう?ちなみに、俺はサッパリさぁー。」

といって、学生は椅子の背もたれに寄りかかる。


学生B「俺はぼちぼち進んでるかな。結構興味もあって、楽しいし。」

学生A「楽しいとかマジか~。」

学生A「そういや、お前の卒論のテーマってなんだったけ。」


学生B「天才が文明発展に与える影響、だよ。」

学生A「うわ、文明シミュレーションかよ!いまどき古いね~。」

学生A「自立思考型AIの完成時に、さんざん研究されてきただろ~。」

学生B「単に自分でやってみたいと思っただけだよ。」


そんなもんか~、と男たちは談笑を続けた。



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