つれますかメイドさん
ひだまりのねこ様主催の『つれないメイド企画』参加作品です。
「全然つれなくないじゃん、ただのクーデレじゃん」という苦情は受け付けます(笑)。
「ううっ、寒い……」
布団の中で思わずそう呟き、しばらくの間未練たらしく頭までもぐり込んでもぞもぞしていたけれど、ようやく観念して起き上がる。
カーテンを少し開けると、眩い光が目に飛び込んできた。
朝日――ではない。太陽は薄雲に遮られている。それでも、一面に降り積もった雪は、その光を何倍にも増幅していた。
「おはようございます、益孝坊ちゃま」
服を着替えて食堂に向かうと、メイド姿の各務さんが挨拶してくれた。
と言っても、いつものことながら態度はそっけないのだけれど。
マロンブラウンのセミロングヘアをまとめ、白いフリル付きキャップをかぶり、純白のエプロンを着けたその姿は、今日も美しくて、思わずため息が出そうになる。
「おはようございます、坊ちゃま」
「おはようございます」
この別荘の管理人である林田さん夫妻からも挨拶を受ける。
「おはよう、みんな」
眠い目をこすりながら、僕は三人に挨拶を返した。
朝の献立は鯵の干物に南瓜と揚げの味噌汁、切り干し大根に野沢菜漬け。ご飯は五穀米。本格的なヴィクトリアンスタイルメイドの給仕にはいささかそぐわないけど、これもまあいつものことだ。
「うん、やっぱり各務さんの料理は美味しいね」
「お世辞を仰ってもおかずの品数は増えませんよ」
「いや、朝からこれ以上は食べらんないし」
端正な美貌にクールな眼差し。相変わらずそっけない各務さんをちらっと見て、僕は林田夫人お手製の野沢菜漬けをかじった。
あー、何で今時メイドがいるんだよ、と思うよね?
言っとくけど、別に僕は漫画やアニメやラノベに登場するような大財閥の御曹司とかじゃあないよ。
僕の名前は「銘殿 益孝」。僕の家は地方のちょっとした名家だ。まあ確かに、多少裕福な家庭ではあるのだけれど。
銘殿家では代々、本家の跡取り息子の身の回りの世話をするために、分家の娘が奉公に上がる習わしがあった。そしてそのまま当主の側室となる例が多かったらしい。
何故側室かって? そりゃあ、正室にはしかるべき家柄の娘を娶ってくるからね。
もちろん、今の時代にはそんなのそぐわない。今の――令和の時代どころか、終戦後にはすでに途切れてしまった過去の習わしだ。
それなのに、僕より二歳年上の分家の娘、「銘殿 各務」さんは、何を思ったのか自ら志願して、我が家でメイドを務めてくれている。
いや、一応理由はあるんだ。銘殿本家は代々大地主、名字帯刀も許された家柄だったのだけれど、明治以降、生糸産業をはじめとするいくつもの事業を手掛け、戦後の混乱も巧みに乗り越えて、今に至っている。僕の父も地元じゃちょっと名の通った実業家だ。
各務さん曰く、僕の父さんの側で生の経営ノウハウを学びたい、ということなのだそうだ。実際、メイド業の傍ら、父さんの仕事の手伝いなどもしている。
はい、そこの君。下世話な想像をしないように。うちの父さんは口から砂糖を吐き出しそうなレベルの愛妻家だからね。
それにうちの母さんも、各務さんのことは大のお気に入りですごく可愛がってるし。
僕は今高校二年生。現在、冬休みの真っ最中で、ここ、信州北部にある銘殿家の別荘にて、受験合宿中だ。
教師役は各務さん。地元の大学の一回生である彼女は、中学高校時代、学年トップを譲ったことがないというくらい頭が良い。高校の教師達からは、東京の一流大学を目指さないことを随分惜しまれたようだ。
実を言うと、僕としては予備校の合宿に参加するつもりだったんだ。同じクラスの阿尾上さんからも、一緒に参加しない?って誘われてたし……。
それなのに、各務さんが僕の両親の前で、すっごく冷たい口調で「クラスの女子に誘われて鼻の下を伸ばしているようでは、成果が上がるとは思えませんね」なんて言うものだから、両親も、じゃあ各務さんお願いします、なんて言い出して……。
そりゃあね、各務さんと二人きり――まあ、管理人の林田さん夫妻はいるけれど――というのは嬉しいよ? でも、各務さんスパルタだし。いつもつれない態度だし。
頭が良くて運動神経も抜群、家事全般も完璧にこなす彼女には、正直気後れしてしまうところがある。
いやいや、そんな情けないこと言ってちゃ駄目だな。
各務さんの美味しい手料理を食べることができるのは、彼女がメイドをしてくれている間だけ。それはいつまでも続くわけじゃない。でも僕は、ずっとずっと、食べていたいんだ。
そんなことを考えながら食後の熱いお茶を飲んでいると、林田さん(旦那さんの方)が浮かない顔で戻って来て僕に告げた。
「申し訳ございません、坊ちゃま。やはり、復旧には今日一杯かかるようです」
「あー、やっぱり今日帰るのは無理ですか」
本来なら、今日はもう家に帰る予定だったのだけれど、この別荘から近くの町へ通じる県道が、雪の重みで倒れた木で塞がれてしまったという情報が昨日入り、やはり復旧には今日一杯かかるらしい。
いや、むしろ一日で何とかしてくれるのならありがたいと言うべきだろうか。
「よかったですね、益孝坊ちゃま。もう一日勉強できますよ」
各務さんが、こういう時だけはにっこり笑顔を浮かべて言う。
「えー? 昨日までできっちりノルマはこなしたじゃんか」
「ノルマさえこなせばいいというほど、受験勉強は甘くありませんよ」
そりゃそうかもしれないけどさ。
「まあまあ、お二人とも。あまり根を詰めすぎるのも良くないですよ。本来予定なさっていた範囲はもう終わっているのでしたら、今日はゆっくり息抜きをなさっては?」
林田さん(奥さんの方)がそう取りなしてくれて、各務さんも意外とあっさり折れてくれた。
とは言うものの……、正直なところ、こんな雪に閉ざされた別荘で、何かやれるようなことがあるわけでもないんだよなぁ。ゲーム機も置いてないし。まあ、Wi-Fi環境もあることだし、スマホで遊ぼうと思えば遊べるんだけど、それも何だか空しいし……。
「よろしければ、釣りでもなさいますか?」
そう勧めてくれたのは、林田さんの旦那さんの方。
「え、こんな雪が積もった中で?」
「ワカサギ釣りですよ。ほら、近くに小さな湖があるのはご存じでしょう? あそこで釣れるんです」
というわけで、僕たちは林田さんのオフロード車に乗って湖へと向かった。
「すみません、車を出してもらって」
「いえいえ、坊ちゃまのためでしたら。それに、罠を見に行くついでもありますし」
林田さんは別荘の管理人、といっても常駐しているわけではなく、その本業は、夏場は農業、冬場は猟師。それに民宿も営んでいる。
罠や猟銃で仕留めた鹿や猪、時には熊を、息子さん夫婦がメインで営んでいる民宿でジビエ料理として提供したり、他の旅館や民宿にも卸したりしているという話だ。
ちなみに、僕が別荘滞在中の夕食にも、鹿もも肉の香味味噌焼きといったジビエ料理が出てきた。
各務さんが林田さんにジビエ肉の下処理についてあれこれ質問したりしているのを、雪景色を眺めつつ聞いているうちに、湖に到着した。
「最近は温暖化の影響で、あまり分厚い氷が張らない年も多いんですが、今年の冬は寒いですからね。いい氷が張っているから安心ですよ。ただ――お誘いしておいて何なのですが、ここのワカサギは妙に頭が良いですから、あまり爆釣は期待なさらないでください」
「いいですよ。まさか一匹も釣れないってことはないんでしょ?」
「そうですね。さすがにボウズってことはないはずです」
そんな話をしつつ、林田さんは専用のアイスドリルで氷に穴を開けていく。
その間、各務さんは手際よくワカサギテントの設営をしてくれていた。そんなスキルどこで習得したんだろう。
「普通のキャンプなら女友達と何回かしたことがありますので。ワカサギ釣りは初めてですが」
なるほど。
準備が整うと、林田さんは、では罠を見てきます、と言って去って行った。
オレンジ色の小さなテントの中で、僕と各務さんは氷上の穴に釣り糸を垂らす。
最近では電動リールを使うことも多いらしい(林田さん談)のだけれど、僕たちが手にしているのは年季の入ったワカサギ専用釣り竿。何でも、僕の両親が若い頃に使ったこともあるという代物だ。
きちんと手入れを欠かさずにいてくれていた林田さんに感謝しつつ、あたりが来るのを待つ。
僕の正面には、ベージュのダウンジャケットにもこもこニット帽姿の各務さん――、なんだけど、何でダウンジャケットの下はメイド服のままなんだよ。寒くない?
「防寒仕様ですから」
防寒仕様のメイド服て……。そりゃまあ、肩が露出していたりミニスカだったりするなんちゃってメイド服ではなく、カチッとしたヴィクトリアンスタイルではあるんだけどさ。
まあ、ポータブル電源につないだ電気ヒーターが良い仕事をしてくれているので、そう寒くはないけどね。
それに懐には、使い捨てカイロではなく、白金触媒式の本格カイロも入れているのでホカホカだ。
「そう言えば……各務さんは大学卒業したらどうするの?」
ふと思いついて、僕は各務さんに尋ねた。
「そうですね――。少なくとも、坊ちゃまの側室になるつもりはありませんけど」
ちょっ! いきなりその返し!?
「そ、そりゃそうでしょ。現在の日本の法律じゃ、妻は一人しか持てないんだから」
だから、各務さんは僕の正妻に――、なんてことは口にできなかった。
「えーと、真面目な話、うちの父さんの会社に就職するとか、かな? それとも、自分で会社を興して女性社長さんとか……」
「いえ、私はあくまでサポート役のつもりですから」
いやいや、ご謙遜を。能力的に優秀なだけでなく、中学高校時代にはクラスでリーダーシップも発揮していたみたいだし、十分やっていけると思うけどなぁ、各務さん。
「……まあ、子供が親の仕事を必ず受け継がないといけないということも無いとは思いますけれど……」
「それはそうだよね。各務さんのお父さんは中学校の教師だけど、各務さんはそっち方面に進むことは考えてないんでしょ?」
僕がそう言うと、各務さんの眼差しが何だかひどく冷ややかなものに変わった。
あ、あれ、この話題はタブーだった? 親子仲は良好だと思ってたんだけど、実は色々あるのかな?
「あ、えーと……」
僕が言葉に詰まっていると、各務さんが冷ややかな表情のまま言った。
「引いてますよ」
おっと、確かにあたりが来てる。仕掛けを引き上げると、1匹だけ掛かっていた。
仕掛けには針が6本ついていて、一度に複数釣れることもあるにはあるのだけれど、中々上手くいかない。餌だけ取られていたりもするしね。
「これで5匹目、っと」
現在の釣果は、僕が5匹で各務さんは3匹。ちょっとだけリードしている……と思っていたら、各務さんが2匹いっぺんに釣り上げて、タイスコアにされてしまった。
ワカサギを外してバケツに入れ、顔色も変えずに餌のサシ(要するに、専用に養殖された蛆虫)を針に付ける各務さん。僕ですら正直気持ち悪いのに……。
本当に、何でもできちゃう女性なんだ――。ふと、コンプレックスめいた感情が胸の奥に湧き上がってくる。
と、各務さんがじっと僕の顔を見ていることに気付く。
「ど、どうしたの?」
「よろしければ、どちらがたくさん釣れるか勝負しませんか。負けた方は、勝った方の言うことを何でも一つだけ聞かなくてはならない、という条件で」
「えーと、何でも?」
「はい、何でも」
感情の読めない表情で、各務さんはそう答える。
「じゃ、じゃあ……もし僕が勝ったらキ、キス……」
思わずとんでもないことを口走ってしまい、頭の中が真っ白になりかけたが、各務さんは顔色も変えず、
「キスはスズキ目の海水魚、ワカサギはキュウリウオ目の淡水魚です。そんなことで受験大丈夫ですか?」
いや、僕生物は選択してないし。というか、何でそんなに詳しいの。各務さん経営学科でしょ。
「メイドの嗜みです」
あ、そうですか。
そんなわけで、僕たちは釣り勝負を開始した。一進一退の攻防を続け、途中で各務さんお手製の弁当を食べつつ、気が付けばもうすぐ時刻は午後3時――。
「お迎えに上がりました」
林田さんがテントを覗きに来た。
そろそろ勝負はお開きだ。現在の釣果は、僕が26匹、各務さんが28匹。しばらく各務さんのあたりが止まっていたからだいぶ追い上げはしたんだけど……。くそっ、やっぱり勝てないかぁ。
「お、引いてますよ、坊ちゃま」
林田さんに言われ、あたりが来ていることに気付く。
「あ、こちらも来ました」
各務さんの方もあたりが来たようで、二人ほぼ同時に仕掛けを引き上げると――、
「あーあ、餌だけ取られちゃいました」
そう言う各務さんの仕掛けは、ものの見事に6つの針全部から餌がなくなっていた。
一方、僕の方はというと。
「や、やったあ! 3匹かかってる!!」
これで29対28。逆転勝利だ!
「おめでとうございます」
さほど悔しがる様子もなく、すまし顔で各務さんは拍手してくれた。
テントを畳み、林田さんの車で別荘に戻ると、各務さんは早速料理に取り掛かった。
その間、僕は英語の参考書を開き、合宿中にやったところのおさらいをする。そうしているうちに、
「出来ましたよ、益孝坊ちゃま」
各務さんが呼びに来てくれた。
食卓に並んでいるのは、大皿に山盛りのワカサギの天ぷら。ワカサギ以外にも、さつま芋や玉ねぎ、長芋、海苔に芹などの野菜類なども揚げてある。
それと、豚汁ならぬ猪汁。今日も1匹罠に掛かっていたそうだけど、肉は熟成させないと美味しくないので、すぐには食べられない。これは以前に捕らえたものだ。
「じゃあ、いただきます」
たっぷりの大根おろしに天つゆでいただきます。うん、美味しい。揚げ具合も完璧だ。
ワカサギの、淡白ながらしっかりと旨味のある味わい。野菜類も素材ごとにちょうど合った揚げ具合に仕上げてある。特に、長芋のホクホク加減は匠の技と言っていい。
猪汁も、特製味噌の香りがなんとも食欲をそそり、猪肉のコクに、人参やささがき牛蒡、白ねぎも深い味わい。
箸休めには、塩もみした大根の皮とスモークサーモンを重ねて巻いたもの。大根の皮のパリパリした食感と、しっとりしたスモークサーモンが絶妙だ。
各務さんも林田夫妻も一緒に食卓を囲み、舌鼓を打っている。
と、突然、各務さんが表情も変えずに言った。
「そう言えば、釣り勝負に勝ったら相手に何でも一つだけ言うことを聞かせられる、という約束でしたね。キスがどうこうとか仰っていたように思いますが……」
ちょっ! 林田さんたちもいる前で何てことを!
「あ、いやその……。そ、そう、キッシュ! 各務さんお手製のキッシュが食べたいなあって」
それを聞くや、各務さんはすまし顔のままで立ち上がり、
「そう仰ると思い、キッシュも焼いておきました」
は? 何その予知能力!?
各務さんがオーブンプレートごと持って来たのは、ワカサギとほうれん草とキノコのキッシュだった。でも、ところどころワカサギの頭部が飛び出してるのがちょっと不気味だ。
「何か、外国のキワ……名物料理でこんなのなかったっけ? イワシのパイ?」
「スターゲイジーパイですね。『星を睨む』という意味です。イングランド南西部コーンウォールの名物料理ですよ。ちょっと意識してみました」
いや、しなくていいから。
ふと、ワカサギと目が合って我が身を顧みる。
釣り勝負に辛勝して、ちょっといい気になってたけど、僕は各務さんには全然遠く及ばない。まるで、遥かな天上の星である各務さんを空しく仰ぐワカサギのようで――。
などと、ちょっとセンチになる僕の前に、各務さんが一口サイズに切り分けたキッシュを置いてくれた。
「どうぞ召し上がれ」
「あ、うん、いただきます」
あらためて手を合わせ、キッシュを口に入れる。
「はふはふ」
「熱いのでお気をつけて」
先に言ってよ。
ちょっと舌をやけどしそうになったけど、やっぱり美味しい。
一度素揚げにしてあるんだろう。骨まで柔らかいワカサギは、塩胡椒の加減も絶妙。旬のほうれん草は糖度たっぷりで、キノコもコクの深い味わいだ。
「これはほんの少しだけアンチョビペーストが混ぜてあるのかしら? ワカサギがクリームにうまく馴染んでいますね」
こちらも料理上手な林田夫人がそう指摘する。各務さんはぺこりと頭を下げて言った。
「恐れ入ります」
やっぱり、僕が各務さんに勝つには、まだまだ精進が必要みたいだ。
――Fin
※※※登場人物紹介※※※
銘殿 益孝(めいどの ますたか):本作の主人公で語り手。高校二年生。学業成績はまずまず。容姿はそこそこ。運動神経は微妙。
各務さんのことが好きで時折アプローチめいた言動を取ったりもするが、基本はヘタレで鈍ちん。メイドのマスターか? 疑問形でなくなるよう、がんばれ益孝坊ちゃま!
銘殿 各務(めいどの かがみ):本作のヒロイン。大学一回生。銘殿家の分家の娘で、本家でメイドとして働くパーフェクトお姉さん。メイドの鑑。
益孝が成人して父親の事業を引き継いだ際にサポートできるよう、鋭意努力中だが、もし他に進みたい道があるのなら、事業の経営は自分に任せて、やりたいことをやってもいいですよ――なんて思っているのは誰にも内緒♡ CVイメージは茅野〇衣さん
阿尾上さん(あおがみ さん):益孝のクラスメイト。彼に気があるのだが、益孝は仲の良いクラスメイトの一人としか思っていない。青髪キャラは負けヒロインの法則。いや実際は黒髪ショートボブですが。CVイメージは石原〇織さん。
林田夫妻(はやしだ ふさい):銘殿家の別荘の管理人。年齢は六十歳前後。近くの町で農業と民宿を営みつつ、別荘の管理を委託されている。旦那さんは銃猟および罠猟の免許持ち。
彼らの名前も一ひねりしようかと思ったけど何も思い浮かばなかったので、ごく普通かつリアル知り合いの中にはいない姓にしました。
-----
ワカサギのキッシュは適当な思い付きです。味の保証はいたしません。
こんな話を書きましたが、作者はワカサギ釣りはしたことがありません。そもそも釣り自体ほとんど経験がないですし……。
なので、おかしな描写も散見されるかと思いますが、生暖かい目で見守っていただければ幸いです。
まあ、異世界に行ったことなくっても異世界物は書けるしね(開き直り)。
一度やってみたいと思ってはいるんですけどね、氷上釣り。何故北海道や東北ではなく信州が舞台なのかというと、関西在住の作者が実際に行けそうな場所というチョイスです(笑)。