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書き途中です。
『俺の嘘カノになってよ……』
霧島十夜に例の頼み事をされた次の日、霧島君はヤケに私にベタベタして来た。
何時もは話しかけもしない私にベタベタ触れてきて、手が当たるだけで汗が出る。
こんな気持ち悪い私なんかが嘘カノを勤められるのだろうか?
なんて、無責任な事を思いつつ、口答えはひとつとせず、素直にきいていた。
そもそも、これは自分が犯した失態。
それが、原因でなっているのだ。
勿論、私に彼から逃げることなんて許されない。
逃げれば……。
『おぃ、何……勝手に俺の前から消えてんの?』
ドSな裏の霧島君がまさかの登場し、私を困らせる。
その日学校へ行くと、毎度のことながら霧島君の周りには沢山の人で賑わっていた。
ベタベタと何かしら触って来たり、アイノンタクトを取ったりと面倒くさい。
しかし、昨日……嘘カノになってなどと、霧島君は言ってたけど誰のことだろうかとちらっと私は恐る恐る見定めていた。
すると、、
霧島君はドンッと、後ろからとある美女に抱きしめられていた。
ボンキュ&美しく麗しい足や手、整った顔。全てが完璧な人。
その名は【牛若杏里】。
霧島君と同様、学校中の注目の的有名人。
誰もが見とれる美しさ。
それを兼ね備えてるのが彼女だ。
そんな彼女を拒むなんて、馬鹿馬鹿しい。
なんて、思ったら怒られてしまうだろうか?
杏里『とぉや~っ!おっはょ〜♡久しぶり元気?』
霧島『おっおぅ……。はよ……。牛若、お前…愛からわずわすれっぽいのな……』
杏里『あははぁ〜♡』
それにしても、牛若さんが、来てからクラスの女子の目が冷たくなったような……。
気の所為だろうか?
いや……気の所為では無かった。
『牛若さんってさ―』
『本気でウザイよね~』
陰口を叩いていた。地獄耳な私は、そんな会話を聞き続けていた。