初めて記念日
××町○○区の私立RS高校:2年C組××番の【菅和渚】です。
家は貧乏ながらも楽々と支援を受けて有名な名門の私立高校に入学して、1年とあっという間に過ぎさり進級して、二学年となりました。
私は学校中では、幽霊なんて言われる程に居るかも分からない程の地味な女です。。
勿論、周りのピチピチな女の子とは違って真面目過ぎる様で、クラスにも溶け込めず、流行りなミニスカでは無い膝下10cm以上のロングなスカート。
チークとかマスカラ・アイシャドウ……。
コスメとか一切触れない、リップすら。
周りのことは違う美しくない顔。
周りの女の子達と真逆な可愛いくもない、綺麗な質の良い髪とは違うパサパサでボッサな髪。
その上、地味子を格段に向上させてしまう大きな黒淵メガネ。
女の子らしい事なんて一切手につけない今時じゃない、昭和的な完全時代遅れな平成の時代に置いてけぼりにされたも同然の墓地送り確定の地味子16歳です。
有名な高校ですから、勉強はついてくのがやっとで目立つ様な点数なんて取って無くて、何時もギリギリ赤点回避です。
そんな私は、クラス替えで、新しい席となった訳ですが、何とも私とは真逆で光……太陽……いや……王子様……神?とも言っても良い、学校中の人気者のイケメン男子【霧島十夜君】の隣の席の住人となってしまいました。
勿論、霧島君は人気者ですから、休憩時間は、ずっと……沢山の人に囲まれてます。
次の授業の道具を後ろのロッカーに行っている間に私の席は当然、彼らに奪い去られてしまいます。だから、何時も廊下で授業開始の合図のチャイムがなるまでずっと待機してます。
今日も……。
だけど…………、ある日……私……霧島君と触れ合ってしまいました。
キッカケは霧島君が教科書を忘れた事。
どうやら、その日……うっかりと家に教科書を忘れてしまった様で運悪く頭が良い成績優秀な霧島君は当てられてしまってやむ得なく私に自然に声をかけてくれたのが、始まりでした。
教科書を、貸す時に手が触れてしまって……、
私は勘違いもいい所の恋に落ちてしまいました。
直ぐに振り切って勘違いだと心によく言い聞かせて、そのキュンッな恋?は一瞬にして、消え去りましたが……。
男性に触れた事なんて余り無いので、汗びっしょりです。
触れられる男の人は限られてます。
家族とか従兄弟とか?親族だけ。
だから、その日……私……学校から、即……消えました←早退
勿論、そんな事誰もが関係ない。
菅和渚なんて奴いたっけ?なんて興味なんて更々無いはずですから、
明日、学校に行っても何も起こらない。
勿論、今日も……。
だなんて、余裕かましていた私が恥ずかしい。
夕方××時。
夜、遅い時間にやって来ました。彼が……。
霧島君が……。
実家からは、学校へ通えない為に私と同じ距離の県立RT高校へ通う弟と2人、親から毎月、家賃代+生活費を貰いながら暮らしてる私の家に彼は訪れました。
丁度、弟はその日、友達との勉強会やら何やらでお泊まりのようで家を留守にしていたので、私1人。
どうしたら良いのか分からない、ややコミュ障な私は焦りに焦って少し開けていたドアを思いっきり閉めてしまい……
霧島君の手を挟んで怪我を追わせてしまいました。
と言うことで……、
家に上がらせて、手当をしてる最中。
無言……。
一切、声なんて出してないです。
でも、流石……霧島君は『シャイなのな?』とか適度に声をかけてくれてます。
勿論、会話に参加してませんが……。
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菅和渚・16歳
地味子。
自分の歳=彼氏いない歴
シャイ【ややコミュ障気味】
学校中の幽霊的な存在
渚『初めまして……。よっよっ宜しくお願いっっしま"ず……っっ/////』