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めたもるふぉうぜ  作者: 八澤
約束
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 有野間麻友02

 ///有野間麻友///


 マユちゃんが転校してから一ヶ月ほど経ってから、とある噂が、私達の間で流れ始めた。


 マユちゃんの、お母さんについて。


 何でも、友達曰く、マユちゃんのお母さんは、家族を置いて、逃げてしまったらしい。しかも、多額の借金を残して。その借金は、パチンコなどのギャンブルで溜まってしまったとか。

 私は見たこと無いけど、他の友達は、昼間、血走った目で、パチンコ店に通うマユちゃんのお母さんを見かけたことがあるらしい。

 マユちゃんのお母さんは、背が高くて顔も綺麗で、美人だった。私は何度も会ったことがあるけれど、優しい人で、マユちゃんはいつもお母さんに甘えていた気がする。よく付近のスーパーに二人で居て、いつも手を繋いで楽しそうにお買い物をしていた。私と話している時だって、何かとお母さんはね、お母さんは、と話題に出していて、それがなんだか可愛くて、微笑ましかった。いつもお母さんと寝ていたらしくて、私の家に来た時は、夜近くにお母さんがいないのが不安なのか、ずっと挙動不審だった。

 だから、そんなお母さんが消えてしまった。

 家族から逃げるように。

 自分を置いて。

 自分を、捨てて。


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