Episode 29 リリーのフランス語は理屈に合いすぎる
今日、リルは新しい友達に会います
(朝食の時間、レモンがやってくる)
レモン:「Luおじさん、頼んでたファイルはできた?」
(サヤンはファイルを準備中。リリーはミルクの入ったグラスを持っている。レモンが来たのを見て――)
リリー:「ボーンジャー(Bonejar)……レモンおじさん!」
レモン:「……おい。俺がお前にとって『骨の瓶 』にでも見えるのか?」(あまりの衝撃に固まって言う)
サヤン:(作業を続けながら二人の間に割って入る)「リリーは Bonjour(ボンジュール:こんにちは)って言ってるんだよ。」
リリー:「そーだよー!」
レモン:「おいおい、こいつのフランス語は俺の英語よりひどいな。よしリリー、俺が正しい発音を教えてやる。いいか、ボ……ン……ジュール(Bon...jour)だ。」
リリー:「ボーンジャー!(骨の瓶)」
レモン:「……ダメだこりゃ。よし、もっと簡単な言葉だ。リリー、言ってみろ。Merci(メルシー:ありがとう)。」
リリー:「メルシィー(Merushi)。」
サヤン:「リリー、よく見て。メ・ル……シー(Me...r...ci)だよ。」
リリー:「だから言ってるじゃん、メ・ル・シィー!」
(レモンはお腹を抱えて大爆笑する)
レモン:「メ・ル・シィー! ギャハハハ! お前、フランス語をバラバラに解体(殺人)してるぞ!」
サヤン:「……よし、次は Croissant(クロワッサン:パンの一種)だ。」
リリー:「クリョサン(Cryosant)。」
サヤン:「Croissant。」
リリー:「クワ……スワ……?」
レモン:「リリー、お前は日本語(Japanese)だけ大事に持ってな。フランス語は俺たちに任せろ。じゃないと、フランス語が墓場に送られちまう!」
サヤン:「ははは、全くだ。……さあ、今日は Ballet class(バレエ教室)まで送っていくよ。」
レモン:「おっ、マジか? リリーが Ballerinaになるのかよ?」
(リリーの初めてのバレエクラス)
イザベラ:「それでは、この子がリリーさんね。」
サヤン:「はい。先生、どうか彼女を素晴らしい ballerina に育ててやってください。」
イザベラ:「ええ、今日から始めましょう。」
リリー:「よろしくお願いします、イザベラ先生。」
(サヤンは後ろ髪を引かれる思いで、その場を後にした。)
その日のレッスンでは、さまざまなポーズの解説や、いくつかの基本的なステップを教わった。レッスンが終わる頃、黒髪の少女がリリーの方へ歩み寄ってきた。
アンバー:「ハロー、可愛い子。私はアンバーよ。私も新しく入ったばかりなの。」
リリー:「ハロー、アンバー。私も今日が初日なの。あなたも Opéra de Paris で踊りたいの?」
アンバー:「何言ってるの? あそこで踊るには、少なくともあと2、3年はかかるわよ。それに、もう雨季も終わってしまったわ。たった3ヶ月で、どうやってプロ(professional)になるつもり?」
リリー:「Nothing is impossible(不可能なことなんてないわ)、アンバー。」
(こうして、リリーには切磋琢磨できる大切な友達ができた。)
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