Episode 26 二人は初めて一緒に夜を過ごした。
数日後……
リリー:「Luおじさま、入ってもいい?」
サヤン:「リリー?(寝ぼけ眼で起き上がって)」
リリー:「ロマンチックな映画だと思って観たのに、実はホラー映画だったの……。」
サヤン:「なるほど、映画のせいか。」
リリー:「そうだよ。ロマンチックだと思って観たのに……。」
サヤン:「それで、どうしたいんだ?」
リリー:「あの……その……。今日だけ、おじさまと一緒に寝てもいい?」
サヤン:(怒ったふりをして)「ダメだ、絶対に。エナ・ママのところに行って一緒に寝なさい。ほら、行きな。」
リリー:「でも、もう11時だよ。ママはもう寝ちゃったし、家には私たち二人きりなんだよ……。」
サヤン:「マックスやトゥバ(ペット)と一緒に寝ればいいだろう。」
リリー:「あの映画、本当に怖かったんだもん。一人で寝たら、お化けに殺されちゃう……!」
サヤン:「世界中のどこのお化けが、リリーを襲う勇気なんて持ってるっていうんだ?」
リリー:(泣くふりをして)「Luおじさま……お願い、リリーは本当に怖いんだってば……。」
(サヤンはため息をつき、ベッドの端に寄って枕で境界線を作る。)
サヤン:「わかった、ここで寝なさい。怖くなったら起こしていいから。いいかい?」
(リリーは大人しくベッドの隅に腰を下ろす。)
リリー:「もし夜中に何かが現れたら、すぐにおじさまを起こすからね。」
サヤン:「お化けだって、ここに来る勇気はないさ。」
(二人は人生で初めて、同じベッドで眠りについた。彼女は物語のようなロマンスを信じていたけれど、何より知っていたのは、怖くなった時にサヤンが自分を一人にしないということだった。)
翌朝
(サヤンが目を覚ます。彼はベッドのギリギリの端に追いやられ、リリーの足が自分の顔の上に乗っていた。)
サヤン:(混乱しながら)「リリー……夜中に一体何をしていたんだ?」
リリー:(ガバッと起き上がって)「寝てただけだよ!」
サヤン:「寝てただって? 君、一晩中僕を蹴飛ばしてただろう。ほら、もう一発食らったら僕は床に真っ逆さまだよ。」
リリー:「あぁっ! ごめん、ごめん! きっとお化けが来たんだと思ったのかも……。」
サヤン:「お化けじゃなくて君が来たんだよ。僕はただ寝てただけなのに。」
リリー:「でも、ほんの少し近づいただけだと思うんだけど……。」
サヤン:「ほんの少し? 一晩中、僕を国境の外(ベッドの端)まで押し出し続けてたじゃないか。」
(夜の恐怖は朝の笑い話に変わった。それでも、彼女と一緒に眠った夜は、サヤンにとって夢のような時間だった。)
オフィスにて
レモン:「おい、マジで二人になんともなかったのか?」
サヤン:「あぁ、何にもないよ。」
レモン:「んんん……。本当か? 実は俺に隠してるんじゃないか?」
サヤン:「そういう妄想はやめろ。」
レモン:「まぁいいさ。ところで今度の日曜日、リリーと何のゲームをする?」
サヤン:「卓球(Table tennis)だ。負けた方が顔に色を塗られるルールで行こう。」
日曜日
リリー:「Luおじさま、今日は何のゲームを計画したの?」
レモン:「おじさまとエナ・ママが道具を取りに行ってるよ。」
リリー:「おじさまを驚かせたい(surprise)んだけど……。」
レモン:「ケーキか?」
リリー:「ううん。」
レモン:「プレゼント?」
リリー:「それも違う。」
レモン:「じゃあ何が問題なんだ?」
リリー:「イエス(内緒)。」
レモン:「じゃあ作戦中止だな。」
(卓球大会スタート。ルールはシンプル、負けた方が顔を塗られる。)
第1試合(レモン vs エナ・ママ)
リリー:「レモンおじさん、始まる前から負けてるじゃない!」
サヤン:「今度はエナ・ママが負けたね。」
第2試合
エナ・ママ:「レモン、アウト!」
第3試合
レモン:「やった! リリー、見てろ。Luおじさまの負けだ!」
第4試合(レモン vs リリー)
リリー:「あぁ! 私がアウトになっちゃった……。いいよ、顔に塗って。」
(エナ・ママが筆を手に取る。)
サヤン:「待って。彼女の代わりに、僕の顔に塗ってくれ。」
レモン:「うわっ、また出たよ。その安っぽいロマンチックな演出 !」
サヤン:「いいから塗ってよ、エナ・ママ。」
エナ・ママ:「わかった、わかったわよ……。リリー、一回負けただけだし、あなたの勝ちってことでゲーム終了ね!」
ちなみに明日のエピソードは物語の新たな転換点となる




