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「秋の文芸展2025」の試みは上手くいったのか独自分析をしてみた  作者: 本羽 香那


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連載形式からの考察


 次は連載形式からジャンル別に調査を致しました。

 それが以下のようになります。

 調べた時間は2025年11月27日1時1分



 純文学

 短編:249作品(63.4%)

 連載:79作品(20.1%)

 完結:65作品(16.5%)

 全体:393作品


 ヒューマンドラマ

 短編:332作品(53.6%)

 連載:151作品(24.4%)

 完結:136作品(22.0%)

 全体:619作品


 歴史

 短編:41作品(39.0%)

 連載:23作品(21.9%)

 完結:41作品(39.0%)

 全体:105作品


 推理

 短編:16作品(25.0%)

 連載:17作品(26.6%)

 完結:31作品(48.4%)

 全体:64作品


 ホラー

 短編:57作品(64.8%)

 連載:11作品(12.5%)

 完結:20作品(22.7%)

 全体:88作品


 アクション

 短編:11作品(36.7%)

 連載:16作品(53.3%)

 完結:3作品(10.0%)

 全体:30作品


 コメディー

 短編:60作品(42.0%)

 連載:40作品(28.0%)

 完結:43作品(30.1%)

 作品:143作品



 ここで面白いことが分かりましたね。

 純文学やヒューマンドラマ、ホラーは短編の割合が多いのに対して、歴史や推理、アクション、コメディーは長編が多いです。

 では実際に普段から文芸はこのような分布なのか、見ていきます。

 調べた時間:2025年11 月27日15時34分


 純文学

 短編:32568作品(86.3%)

 連載:4778作品(12.7%)

 完結:3819作品(10.1%)

 全体:37735作品

 

 ヒューマンドラマ

 短編:52924作品(56.9%)

 連載:25134作品(27.0%)

 完結:15021作品(16.1%)

 全体:93079作品


 歴史

 短編:4333作品(36.1%)

 連載:4518作品(37.7%)

 完結:3137作品(26.2% )

 全体:11988作品


 推理

 短編:4024作品(32.2%)

 連載:3800作品(30.4%)

 完結:4687作品(37.5%)

 全体:12511作品


 ホラー

 短編:30956作品(74.6%)

 連載:5006作品(12.1% )

 完結:5579作品(13.4%)

 全体:41541作品


 アクション

 短編:2566作品(13.2%)

 連載:13360作品(68.8%)

 完結:3491作品(18.0% )

 全体:19417作品


 コメディー

 短編:24435作品(60.4%)

 連載:10925作品(27.0% )

 完結:5067作品(12.5% )

 全体:40427作品


 *童話

 短編:15036作品(81.2%)

 連載:1357作品(7.33%)

 完結:2119作品(11.4%)

 全体:18512作品



 もう純文学に関してはほぼ短編じゃないですか。

 それに対してアクションは連載が殆どです。

 そしてホラーとヒューマンドラマは短編が多く占め、歴史と推理は連載が多く占めておりますね。

 ここから、今回の秋企画で多く占めた純文学、ヒューマンドラマ、そして夏企画のホラーが、参加数が多かった理由は、元々短編を投稿する傾向が非常に高いジャンルだったからだと言えます。

 それに対して春の推理や秋の歴史が、参加数が多かった理由は、連載で投稿する傾向が非常に高いジャンルだからだったと言えます。

 因みに童話に置きましても調査致しましたが、やはり短編が強いが故に、短い期間でもしっかりと作品が集まると分かりました。

 

 私は今まで推理や歴史は単に不人気ジャンルだから参加数が少ないのだとばかり思っておりました。

 しかし、それ以外にも理由はあったのですね。

 確かに言われたら、推理はしっかりとしたロジックやトリックを組み入れようとしたら、その分の描写を丁寧にする必要があるため、必然的に連載として長文にならざるを得ませんもの。

 そして歴史は多くの登場人物が出てきたり、専門的な用語やその時代背景の説明などを行う必要が出てきたりと、こちらも必然的に連載として長文にならざるを得ないところがあるでしょう。

 そう考えれば、1ヶ月という期間ではかなり短すぎます。

 これだと、ちゃんとした準備が出来ないまま終わることも多いですよね。 

 勿論、公式は1月に1年分のテーマが発表されるため、予めの準備をしようと思えばしっかりと出来ますが、やはりどうしても企画が開始されてから執筆する方も多いでしょうからね。

 これがきっと春の推理と秋の歴史の作品が集まらなかった最大の理由だったのではないのでしょうか。

 

 今回は期間が長く、そして人気ジャンルである恋愛やファンタジーには目を向けることは出来ないので、歴史や推理を書いてみようと思った人が多かったのではないかと考えられます。

 普段少ないアクションも一定数あったことも鑑みると、ここから見ても企画は成功していると言っても良いような気がしますね。



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