新人の本
「ふん♪ふふん♪ふんん♪ふん♪らんらん らん♪」
私の名前は青野 凪!
今日華の金曜日!そして今大学の講義が終わってあとはバイト先の本屋のレジ打ちと本をあの謎の空間に戻すだけ!
「さぁて!終わったらちょっといいコンビニプリンたべよ!ってえええええええええええぇ!」
どうした事からんらん気分でスキップしてたら本屋の近くの電柱に長い棒を背中に背負ってるスーツ姿の男か?中立的な顔立ちの人ぶっ倒れている
「え?えっ?どうしようどうしよう!だっ大丈夫ですか?えっとまず呼ぶのはコ◯ン君〜!いや違う!110番!いや違う118番…あっこれ海上保安庁!」
「あ、あの…すm
「ぎゃえやああああああぁぁぁ!」
「吹き出し閉じれてねぇ」
「えっマジ?おーい作者!書き直し!じゃあ5秒前に巻き戻るぞ」
「い、いいから助けt」
「え?えっ?どうしようどうしよう!だっ大丈夫ですか?えっとまず呼ぶのはコ◯ン君〜!いや違う!110番!いや違う118番…あっこれ海上保安庁!」
「あ、あの助けt」
「ぎゃえやああああああぁぁぁ!」
「いいから助けろよ!」
「あっはいすいません」
すると茶番劇をかき消すかのようなお腹の空いた時の音が爆音で聞こえたと同時に男がぶっ倒れた
「え、待って!本当に大丈夫ですかってあれ?」
この顔よく見ると見覚えがある?
えっと誰だっけ幼馴染の?んー?あ!そうだった!
「後藤 ハルタだ!」
「ん?なんで俺の名前をってあ!凪か!
おひさー!いつぶりだっけな」
こいつは後藤 ハルタ、幼馴染で最後に会ったのは高校の卒業式で優しくて愉快な陽キャではなく、優しくて子供っぽくどこか暗い自称陰キャである
全く本物の元陰キャからしたらオマエはまだ陽キャでもなく陰キャでもない子供なのに、まだ厨二病患ってんのかな
「おい、今人のことディスったろ」
「いや?してないよ?」
全くこの世界のキャラクターはどうして私の思考が読めるのだろうか
するとまたハルタの腹から「ぐーー」とゆう間抜けな音が聞こえた
「ううう、腹減った」
「えっ!大丈夫?いつから食べてないの?」
「2日前?かな」
「え!それ大丈夫?」
「大丈ばない」
「オイ!ウルサイゾ!サッキカラ、グーグーグー!ナンノ音ダッテエーーーーマジカ、ダル」
「お?あんたが俺の雇い主か?」
えっ、どう言うこと?
「アア、ソウダワタシハ、ロボットソレデ…コイツノ名ハ知ッテルカ、ジャア整理ガテラ新人社員ノ自己紹介ヲ頼ム」
えっ?ん?
「はい!今日からアルバイトとしてこの本屋のガードマンとして雇われましたハルタです!よろしくお願いします!先輩w」
そう言って私に顔を近づけてニヤニヤしてやがるがそれ以上にコイツがうちのアルバイトに?
「ええええええええええええぇぇぇぇ!!?」
「ぷはっ久しぶりの飯うめぇ!最近メキシコサラマンダー
しか食べてなかったけどこういう飯もいいな!」
あのあとこのバカを本屋の裏というか地下の広い図書館の近くにある休憩室兼キッチンルームに運んだってかコイツ重かった、ハァ
その後すぐにオイル臭い冷蔵庫を開けてパックに包まれたハンバーグをレンチンするついでにもう一つのレンジでパック飯と給湯器に水を入れて電源を入れた
あとは皿に並べていまに至っている
「本当何があったの?2日間もご飯を食べられないって
お金はあったんでしょ?それにあんたまだウーパールーパー食べてるの?」
そうコイツはメキシコサラマンダー別名ウーパールーパーを主食として食べる結構やべぇやつなのだ
「イヤーあの味と食感が良くてはまっちゃうんだよなぁ」
「噂トシテ聞イタガマジダッタノカ…」
「そういや店長なんでハルタがガードマンなんですか?」
「コノ店ハ色ンナ客…特ニ裏社会ノ人間ガクルコトモアル俺モオマエモ貧弱ダカラナソノタメノガードマントシテ雇ッタ」
「いやそうではなく、ハルタってそんなに強いんですか?」
「アアソイツハハルタカラ言ッテモラオウ」
私はハルタの方を見た
もしかして武道の有段者なの?考え深いなぁ、公園でいじめっ子にいじめられてて助けたのを思い出すなぁ
するとハルタは暗い顔をしてからこう言った
「実は俺殺し屋なんだ」
「シカモ最強ノナ」
「・・・えっ?」