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異世界に転移して回復能力を手に入れた俺が、老化の呪いを受けた超毒舌ヒロインを助ける羽目になった件  作者: ラストジェネレーション


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第四十話 真実②


 魔女の正体に気付いたのは、俺の力でメリッサを蘇生した後だった。


 というのも、俺が彼女を蘇生した時、彼女にはもう、

<老化の呪い>はかかっていなかったからだ。


 現状、魔女が気化の呪いを発動するために動いている=魔女は生きている。

それなのに、どうしてメリッサの呪いは解呪されたのか?


 最初は、この謎がどうにも理解できず。気化の呪いは魔女のものではなく、

魔女以外の、第三者が発動させようとしている可能性を疑った。

とすると、この時点で考えうる容疑者は、スタンリューマかサーニャの二択ー


 しかし、スタンリューマはキューラが魔女に殺された時、俺と一緒に

ポーカーをしていたから、まずありえない。この”あり得ない”という発想は一番危険

だという事は重々承知だが..、もうだとすると、残りは消去法でサーニャになる。

確かに、彼女は呪いに関する知識は豊富だし、魔女もどきのような事をしていても

何らおかしくない。じゃあ..、彼女が今回の一連の騒動の黒幕か....?


 ただ、彼女にそこまでの器量はあるだろうか..。


 いや待てよ..。


 そんなはず..、ないよな....。






「メリッサ..。一ついいか..」


「何?ツルギ....」


 空気が凍りつくようだった。刺すような彼女の視線が、俺の鼻頭を貫いた。

怖い怖い怖いーーでも、言うしかない..。


 もう、全部、分かってしまったのだからーー





















「キューラがさ..。死ぬ直前に、俺に古代遺物を渡してくれたんだ..。

会いたい人の場所に行けるんだってさ..。それで、、いざこの道具使ったらさ..、

ツリーハウスの前に飛ばされたんだ..。俺........」


「ふーん..。それで..?」とメリッサ


「....。それで、ツリーハウスの中には、おまえと..サーニャが二人いて..。

俺の会いたい奴は、、そのどっちかって事になるんだよ......」


「そうなんだ..。で、ツルギの会いたい人って、誰だったの....??」






 足の震えが止まらない。全身から冷や汗がとめどなく流れた。

でも、もう、言うしかない....。





   ーー「魔女だ」と。





 俺の出した結論はこう。

魔女は恐らく、過去にスタンリューマと対峙し、

彼女に人格を操作され、魔女である記憶を失った。

つまり、俺が彼女と初めて会った時、彼女はまだ、正確に言えば魔女ではなかったのだ..。


 しかし、彼女が死んだあの日ーー

俺は彼女の頭部を含む全身に回復能力をかけてしまった。


 頭部ーースタンリューマの能力は、俺の回復能力で解けるのは実証済みーー


 そう。あの日、彼女、いや、メリッサを再び魔女に戻し、魔女を延命させ、

そして魔女を蘇生させた。全部俺のしでかした事ーー


 


 だからーー


 俺は自分一人で、魔女を殺さなければならないーー


 俺の回復能力は応用も、戦闘法も、実践経験は皆無ーそれに、魔法は一日だけの付け焼き刃

自分にかろうじて出来るのは、弓と矢の扱いくらいーーそれでもーー



「メリッサ!!今からお前を倒す!!」



「....。あはは..。バレちゃったか..」
























「良いよ..。暇潰し程度なら..。相手してあげる....」




 

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