表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
colorful〜rainbow stories〜  作者: 宮来 らいと
第2部 小鳥遊カルマ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/404

第2章 グレーゾーンを踏み入れて (小鳥遊カルマ編) 前編

夏。作曲も大事だが、学校行事も大切。

今日はクラス対抗大運動会が行われる。


柿本瑛久

「み、みなさん準備はいいですか?1位を目指して頑張りましょう!!」


もうすっかり慣れたのかクラスメイトのみんなは「はい。」と言った。


何しろこの大運動会の順位により、2ヵ月後の文化祭の出し物の選択権が変わっていく。1位はもちろん出し物が被ったとしても優先的にこちらが第1希望を通せる。なのでなるべく上位を目指さないといけない。


小鳥遊カルマ

「よし……やるか。」


真瀬志奈

「はい!頑張りましょう!」


小鳥遊さんはやる気満々のようだ。


浅越ハルト

「2人は障害物マラソンに挑戦するんだろ?」


小鳥遊カルマ

「ああ、でも2人は綱引きに出るんだろ?頑張れよ。」


風亥ノクア

「ああ!頑張って勝つからな!」


風亥さんは本気のようだ。


浅越ハルト

「ノクア。柿本先生が呼んでる。そろそろ綱引きが始まるとのことだ。行くぞ。」


風亥ノクア

「わかった。2人とも、見ててくれ。」


そう言って風亥さんたちは綱引きの行う場所へ向かう。


対戦相手はIクラスだ。中でも注目するのは2人の女子生徒だ。


少しだけ目つきが細めで、すらっとした体型なのが、霧宮ナツハ(きりみや なつは)さん。モデルもやっていてテレビにも何度か出演している。その縁もあってか、風亥さんとも面識がある。


活発な銀髪ショートヘアなのが、櫻井シオン(さくらい しおん)。弟の莉緒と同じクラスだったため、私もよく知っている。浅越さんとも知り合いらしいが浅越さんはあまり好きではないらしい。


霧宮ナツハ

「今日はよろしくね。」


風亥ノクア

「ああ、よろしく。勝つのはこっちだ。」


お互いに挨拶を交わす。


一方で浅越さんたちは……。


櫻井シオン

「ハルト!今日は負けないからね!」


浅越ハルト

「ああ……勝つのはこっちだ。」


お互いのやる気があるようだ。


その会話の後、立ち位置に移動してくださいとのアナウンスがあり、出場者は全員立ち位置に移動した。


そしてスタートのピストルが打たれ、両クラス綱を引っ張った。結果は……風亥さんたちの勝利だった。


2人はやったぞと言わんばかり、嬉しい表情で戻ってきた。


2人からエールをもらい、私たちは障害物マラソンに挑戦する。


相手には莉緒と美園さんがいる。この勝負、負けられない。


そして……スタートのピストルが鳴る。


私たちは無我夢中に走り出した。


障害物を掻い潜り、なんとか中継地点にたどり着いたところで美園さんと莉緒を見つけた。


真瀬志奈

「莉緒!美園さん!なかなかやるわね……。」


真瀬莉緒

「姉さんこそ!負けないんだからね!」


話していると、美園さんたちがニヤついていた。


美園エリカ

「ふふ……さすが姉弟ね。」


小鳥遊カルマ

「ああ……色々と似てるな。さすが双子。」


真瀬志奈

「そ、そんなことより、先に行くわよ!」


私は小鳥遊さんの手を引っ張り、走り出した。


真瀬莉緒

「あ!行っちゃった!美園さん、追いかけますよ!」


美園エリカ

「ええ、自慢の脚力を使って追い上げるわよ!」


私たちは追い上げる莉緒たちに負けないと……走る……!


そして、結果は…………!!



体育委員

「ゴールしました!!1着はCクラスです!」


小鳥遊カルマ

「ふう……やったな。」


真瀬志奈

「はい。やりましたね。」


美園エリカ

「なかなかやるわね……。」


真瀬莉緒

「さすがだよ……姉さん。」


私たちが戻ると風亥さんたちが迎え入れてくれる。


風亥ノクア

「やったね!おめでとう!」


浅越ハルト

「…………おめでとう。」


真瀬志奈

「ありがとうございます!」


そしてすぐに結果発表にうつった。


体育委員

「総合結果です。1位はCクラスです!」


真瀬志奈

「やりました!みなさん優勝ですよ!」


風亥ノクア

「ああ!とても嬉しいよ!真瀬さんありがとう!」


小鳥遊カルマ

「ふふ……まあこんなもんだ。」


体育委員

「なお最下位のIクラスには罰ゲームがあります。」


浅越ハルト

「罰ゲーム……?」


体育委員

「罰ゲームを喰らっていただくのはくじ引きで当たりを引いた3名に行っていただきます!」


真瀬莉緒

「うわぁ……嫌だなぁ……」


体育委員

「ではIクラスのみなさん!くじを引いてください!」


Iクラスのみなさんが1人ずつ引いていくそして……


櫻井シオン

「おお!?これは……!」


美園エリカ

「いやあ……!苦しい……!」


霧宮ナツハ

「…………こうなるなんて……。」


罰ゲームを行なったのは美園さんと霧宮さん、シオンだった。罰ゲームはシャツの中で風船を膨らます定番のモノだった。


浅越ハルト

「良かった……1位で……。」


真瀬莉緒

「当たらなくて良かった……。」


みるみる大きくなる風船に他のみなさんは驚いた表情で見ている。


小鳥遊カルマ

「しかし……ここまで大きな風船とはな……。」


風亥ノクア

「ああ……当たっていたらどんな目に…………うわぁ!」


風船が割れた。3人はその場に座り込んだ。


美園エリカ

「くっ……悔しい……。カルマ!次は負けないからね!」


小鳥遊さんはそう言った美園さんに望むところと言わんばかりに不気味な笑みを浮かべた。



六郭星学園寮 志奈・エリカの部屋



美園エリカ

「痛い……。」


真瀬志奈

「本当に大丈夫ですか?」


美園エリカ

「な、なんとかね。でも、少しだけ良かったなって思ったことがあってね……。」


真瀬志奈

「良かったこと……?」


美園エリカ

「やっぱりカルマと上手くやれているんだなって……。」


真瀬志奈

「心配してくれてたんですね。」


美園エリカ

「ええ、でもその様子だと安泰ね。これからもカルマのことよろしくね。」


真瀬志奈

「もちろんです。」


そういうと美園さんは笑みを浮かべた。


美園エリカ

「それじゃあ、私はまた出かけるから。戸締まりはよろしくね。」


そういうと美園さんは外へと向かった。


真瀬志奈

「出かけるのが好きなのかしら?」


私は思わず口に出してしまった。


……美園さんはいないため返事も返ってこない。


真瀬志奈

「莉緒の好きな動画でも見ようかな?」


私は莉緒が好きな動画を見てみることにした。久々に見てみると意外に面白かった。

でも、見終えると運動の疲れからか、どっと疲れが溜まった。


真瀬志奈

「休もう……。」


そう言って私は寝床に着いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ