第三十三話 報告書
先日、〇〇〇〇年〇月〇日に発生した大規模地震についての報告をここに報告させていただきたいと思います。
先日、〇月〇日に起こった大規模な地震について、多数の報告例がその現場にいた住民から報告されました。
それは、以下の通りです。
・地震発生数分前、様々な地区で、巨大な、黒い人型の生物が目撃されました。
・黒い人型の生物は、突如その場に現れ、しばらくの間じっとし、突如、行動を開始し始めました。
・しばらくまっすぐ走り続けた後、忽然と、その姿を消失しました。
以下は、その目撃した住民たちの発言の一部です。
「家の外に出ると、目の前に黒いおっきな人が立っとったんだ。初め、なんでこんなところに黒い柱みたいなもんが二つ立ってんだろうと思ったんだが、よくよく見ると、黒い人型の化け物の両足だった。それで、びっくりしちまって、上を見上げたら、そこに黒いおっきな体と黒いおっきな人の顔があったんだ」
「私が車で高速道路をドライブしていたら、何か黒いものが高層ビルの合間に見えて、それでなんだろうと思っていたら、黒い人の横顔が、ビルとビルの隙間に見えていたのよ。それでえっ? って思っていたら急にドーンって、ほんとに怖かったわ」
「俺が二階の部屋で窓の外を眺めていたら突然地震が起こって、それで地震が少しやんだと思ったら今度は、窓の外の住宅街を、大きな黒い人が通り過ぎて行ったんだ。なんかの見間違いかなと思ったんだけど、その人、そのままジャンプして空の太陽に吸い込まれていったんだ」
こういうような報告が多数、私たちに届いており、すぐさま現場に調査員を派遣し、この現象の事実解明と、情報源への対処を即刻に、行うべきかと思います。
ですので、すぐに現場に調査員を向かわせるようにしてください。
以上で、報告を終わります。
ヒロ&アキト’s解説
ヒロ「それであんたら一体何なんだよ」
「お前がヒロか?」
「とりあえず時間がないからお前の相方のアキトのところに俺たちを連れてってくれ」
ヒロ「は?」
「富士山……」
ヒロ「なんでお前ら俺のこと知ってんだよ! それにあんなところに戻るなんて嫌だぞ俺」
「大丈夫だ。もう安定しているだろうから何も起こらないだろう。重要なことなんで部屋の前で待っててもらってもかまわないから頼む」
「いいから頼むよ時間がねぇんだ」




