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看病

さて、いまは美緒ちゃんとの最高デートが終了して、1日経過した月曜日だ。


「春香ー早く起きろー。遅刻するぞー。お母さんも行っちゃったから早くしろよー」

春香ー我が妹の名前だ。そしてこの世の中で僕がかなり大事にしている人でもある。


「ごめん兄ちゃん。今日なんだか頭も痛くてだるくて無理。多分熱がでちゃって。」


「そうか、ほら体温計。熱でも測っとけ。」


「はかり終わったよー。37.8度。」

37.8度か。さすがに微熱ならまだしも休ませるしかないな。


「微熱ならまだしもこの熱ならお休みだな。そこに薬も置いといたから飲んで寝てな。じゃお兄ちゃんは学校行ってくるから。」


「待って!お兄ちゃんと一緒に看病してくれないと私…風邪悪化しちゃう。」

そういいながら体を僕に委ねてくる。余談だが春香はなかなか大きな物を持っている。だから僕に当たって…ゴホン。この話はやめよう。一様僕の保身のために言っておくけれど僕は妹に欲情することは断じてない…と思う。


「しかたないなぁ。分かったけど中学校に電話はしたのか?」

しかたないなっと甘やかしてるからあんなあざとい感じになったのかな?かなり客観的見ても春香は家内可愛いと思うけど不思議と妹だからなのかお互いの事をよく知っているからなのか不思議とよこしまな感情は抱かないものだ。


「うんしたよ。」


「そうか。ほら朝ごはんだ。こういう時には少しでも食べて元気出した方がいいんだぞ。」


「食べさせて♡私だるくて無理。」

!?え。食べさせって何?でも…体調が悪いから仕方ない。けどどうにかならないのかねぇ


「なあ、本当にダメなのか」


「うんだめみたい。だから…食べさせて♡ 私お兄ちゃんに食べさせてもらわなきゃ食べられないの」

どうにかならないものかね。マジで。正直僕になついてくれるのはすごい嬉しい、嬉しいけれども最近僕は春香が一般的に言われるブラコンというやつなんじゃないかと心配しているが大丈夫だと信じたい。


「ほら、食えるか?」


「ありがと。もうひと眠りしてくるね」


「ああ。おやすみ」


お、美緒さんからメールが来てる。なんだろな。


『希君きょう学校休んでるけど風邪でも引いた?もし風邪ひかせちゃってたらごめんね。』


『風邪をひいたのは僕じゃなくて妹の方ですよ。熱出てたから風邪薬もあったしそのまま学校に行こうと思ったら看病をせがまれちゃって。』


『え!?希君って妹いたんだー。会ってみたいなぁ。後頑張って看病してあげるんだよ。おにいちゃんがついててくれると大分楽になるんだからね。』


『そういうものなんですかね?とりあえずお粥とかいろいろ作りながら待ってますよ』


『ゴメン。そろそろ休み時間終わっちゃうから行くね。看病ファイト!』





「お、起きたのか。」


「うん。看病してくれてありがとう。お兄ちゃん」


「ほら、タオル。結構汗かいてるし汗吹いたら?」


「てっ、何いきなり脱いでるの!?」


「お兄ちゃん、お願い。私の汗ふいてくれる?」

ちょっ、え、えぇ?さすがにいかんでしょと思いつつ自分を頼ってくれてるからとやろうとしている。


女の子って柔らかいんだなぁ。いかんいかん。イモウト、病人、イモウト、病人


「ほら背中は終わったから前ぐらいは自分でやれ。」


ふう、疲れて眠くなってきた。なぜか俺の精神力ポイントが過ぎ勢いで削がれていったしな。

少し寝るか。




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