無いからね。
なんとかお風呂から脱出することに成巧した僕、山名希です。美緒ちゃんが引いてくれたお布団で寝ようと思ってるのですが、心配事が一つだけ。その一つとは美緒ちゃんのことです。酔っ払っていたのでお風呂の中で寝ていないか心配です。
本当に気になるから見てきます。
良かった。本当に良かった。お風呂の中で本当に寝ていました。とりあえず僕は安心したし落ち着いた。………と思います?不可能です。これで安心してられるのは男の子じゃないです。だって彼女の生まれたままの姿が見えてるんだよ!無理だよ!
よし。とりあえずお風呂から引きづり出そう。
黙ってパジャマに着替えてもらいたいんだけど、難関はここだよね。下着とか履かせてあげなければいけないんだから。なるべく見ちゃいけないと思いつつ、みてしまう。もちろんみたく無いっていうことじゃなくてね、道徳的にこういうのは違うんじゃ無いかと。というか気を抜いたら襲っちゃいそうなくらいに刺激が強いからかなり注意している。
パンツは……ふう、気にしない。気にしない。
僕はお坊さんになったようにパンツを履かせていく。よし、もう少しだ。よし。あと上だ。順調にいって…なかったですね。後ろのホックをはめるのがまあ難しいこと。ちなみにここで精神的に格闘したせいか布団に入るとすぐに寝てしまった。