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9、年齢発覚

おまたせしました。

ブックマークありがとうございます!


こんにちは。

私、この度名無しの権兵衛からシャルロッテになりました。格上げだね やった。

やっと、名前がつきました!

名前がないってなんだよって思ってたけど…。


で、この名前を正式なものにするために教会に来てます。

私とヴィル様、エセンさんとルセットくんの4人で。

まぁ、さっき手続き終わったんですけど。

手続きと言っても、保護者と一緒に教会の奥にある神台という所で、血を数滴 (ヴィル様がシェロの体に傷を付けたくないと煩かったから自分で指を切ったら「あー!!なんて事を…」と言われ、そのままキズを直された。ヴィル様は治癒魔法が使えるらしい)と名前を書いて終わりでした。

勿論この世界の文字なんて書けないのでヴィル様に書いてもらったんですけど。

そしたら、やっと自分の歳がわかったんですよ。

5歳。5歳ですって。

5歳で、ヴィル様って言えないってなんだよ。

因みに、ルセットくんは6歳だそうです。

ヴィル様が、「ルセットの1つ下か…」って言ってたので。

1歳違うだけでこんなに違うのか……。

ルセットくんがしゃがんで少し見上げると目線が合うくらい小さい私。

おかしくない?

育ちか。育ちの問題か。

……まぁ、私、この世界の『私』が何処の誰かなんて知らないから育ちも何もわかんないけど。


手続きが終わったので、エセンさん達のいるところに行ったら、エセンさんはルセットくんの頭を撫でながら待ってました。

…なんで頭撫でてるの?

いつから撫でてるの…?私も撫でたい。

…無理だけど。寧ろ私が撫でられる側だけど。多分。


「…エセン。何してるんだ?」

「あ、ヴィル、シェロくんお帰りー。シェロくん大丈夫だった?ヴィル、迷惑かけなかった?」

「はい。大丈夫です」

半泣きされたけど。

「エセン?」

「ルセットの髪の毛ふわふわだよね。すっごい撫で心地がいい」

「……」

エセンさん すごいスルーする…

「……いいもん。私、シェロの頭いいこいいこするからいいもん」

……拗ねちゃった…。

…いいこいいこってなんだ。可愛すぎかよ。

それに、ちょっと躊躇いがちに優しく撫でられるから凄くこそばゆい。


「もー!!エセンさんやめてください!将来ハゲたらどうするんですかぁ!」

「えー。禿げないよ禿げない」

「禿げちゃう。絶対将来禿げちゃう!」

ルセットくんは半涙目になりながらエセンさんに抗議していた。


…なんだそれ。可愛いかよ

ヴィル様も私の頭を撫でるのをやめて鼻を押さえてるし。

鼻血か?鼻血なのか?


「そういえば、シェロくん。何歳だっの?」

エセンさんはルセットくんの頭を撫でるのを辞めて聞いてきた。

ルセットくんは頭を抱えながらうずくまっていた。

…大丈夫だよ。禿げないから。多分。


「ぼく、5歳でした」

「え!5歳なの?…てっきり3歳くらいかと思ってた」

大丈夫です。私も思ってました。

「て事は、俺達の14下なのか…」

「え、エセンさん19歳なんですか?」

「計算速いね?これからシェロくん天才になっちゃうかな?」

「これくらい、ふつうだとおもいますよ?」

……バカにするなし。

これくらい簡単すぎるよ。こちとら精神年齢は年上だし。


19歳か…。19歳で当主なの?若すぎね?

…19歳で可愛いもの好きの鼻血さんって大丈夫か?お嫁さん貰える…?


「ふふっ びっくりしてる?ヴィルが19歳で当主なの」

「…はい」

「まぁ、前当主様が自由人で早く隠居したかったからなだけなんだよね。コレが」

「ほんと傍迷惑な親だよ。ま、お陰様で好き勝手やらせてもらってるからいいけどさ」

「学校卒業して即、当主になったもんだから俺もビックリしたわ」

「卒業してゆっくりできると思ったら、『お前に家督譲るからあとは宜しく。まぁ没落しない程度に頑張れよ』って言って、母様と一緒にどっかに行ったっきり帰ってこないし。…絵葉書が届くから生きてはいるんだけどさ」


…ご両親すごいな。

でも私にはそれよりも気になった事がある。

「…学校、ですか?」

そう。学校。この世界にも学校なんてあるのか…。

何を学ぶのかすごく気になる。

まぁ、お貴族様学校だろうから私には縁がないんだろうけど。


「ん?シェロくん 学校に興味がある?」

「はい」

「この国の学校はね、13〜18の子供達が行く所で、貴族の世界での世の渡り方やそれに必要な人脈を増やしたり、魔法や剣術などを学ぶ所で、市民から貴族までの色々な子供達がいるんだ。勿論、学費が必要になるから、必然的に貴族の子供が多いんだけど…」

「お金持ち学校…」

「ん?」

「なんでもないです」

貴族の世界の世の渡り方…あれかな?よく物語である社交界とか舞踏会、夜会でどう振る舞えばいいのか的な事かな?私には縁がないな。

魔法は興味があったけど。


「あ、ねぇヴィル。

ルセットとシェロくんは学校に行かせるの?」

「あぁ、勿論だ。……ただ、寮に入られてしまうと会えなくて寂しくて死にそうだから家から通ってもらう予定だ。2人同時に居なくなるなんてな耐えられそうにない」


え、私学校に行くの?

何を学びに行くの?

世の渡方とか私関係なくない?

そう思いながらルセットくんを見ると目があった。


「……俺と君、性がカトラリーだからね。

立派な貴族だよ。…これから色々大変だと思うけど、頑張って。ちゃんと手を貸すから」


…………ん?

『色々大変だと思うけど』とは何ですか?

なんかのフラグですか?そんなのいらない。

……てか、私、貴族なの?


拾われ奴隷から貴族って、どんな格上げだよ……

名前以上じゃねーか。




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