一人と二人
蒼白い空間で俺の意識は覚醒した。
またこの空間かよ俺死んだのか?皆は大丈夫なんだろうか?考えたくないけどあんなの勝てっこ無い。
手首落とされて、俺の眼も抉られて、どうしようもないじゃないかくっそ。
空間の中を俺の手が切る。あれ?体の感覚が・・?
死んだら魂だけがルーチェリアに行くんだったっけか?どうか無事でいてくれ。皆の心配だけが心の全てを支配していたが次第にその意識も朦朧として消えた。
「ふむふむふむ。髪の毛が真っ黒なのじゃ。ほれ触って見るのじゃ!サラサラで気持ちがよいのじゃ」
「あっの・・様それより先に体をなんとかして上げないとあのっごめんなさい」
「毎度のことじゃが語尾にごめんなさいだのすいませんだの付くんじゃ?」
「ひっ・・ごっごめんなさい・・でもソルナ様がこうしろって・・すいません」
「いや、じゃから謝る必要ないのじゃ?」
「ひっひゃい!」
「こんな成りの子供になんともエグい事するのうトラウマになりそうじゃ!」
「ひっひどいです・・かわっいそうっです・・あっあのすいません」
「いやだから・・・まぁもうよい!取り合えず治療するから手伝うのじゃ」
「ひゃいっ!!」
なんか体がふわふわしてて温かい。
俺がディルカーレで生まれた時にルナ達が抱いてくれたあの感覚に似ている。魂だけになってもこんな感覚をまた思い出せるのは幸せなことだ。
なんか忘れてないか?ん~ルナ・・マーレ・・レスタ・・ターニャ・・フェル!!
「フェル!!!」
「ひゃあああああああ!!」
「いってえええええええ」
「だっだっいじょうぶですか!」
体がビックリする程痛くてズキズキしている。
視界も半分ぐらい見えない・・?
「フェル達が危ないんだ!!」
「ひぇええあああああ」
「いってええええええ」
「だっだいじょうぶですかあああ!」
「何をやっておるんじゃ・・・」
視界の外から声がきてそちらを見ると絶世の美女が立っていた。身長180はあるんじゃないだろか?
モデルさんかな?目は黄色で大きい。
髪が長い身長の倍以上はあるんじゃないか?
しかもすっげーまっ白だ。
白髪と言うと聞こえは悪いがそんなんじゃくて、触って見たくなるほど綺麗な白で白すぎて髪自体がキラキラ輝いてるんじゃないかと思うぐらいだ。
服装はなんでか知らんがどう見ても真っ白な和服だし。何?切腹すんのかな?さてお待ちかねのぐにぃはどでしょうかね?ぐにぃ・・はどう・・?
あれ・・・無い・・いや待て待て。
ターニャの「ぐっ」に誓っただろ?良く見ればいいだけの話なんだから。まったくこれだから童貞はどどどじゃなくて。あーこれはあれですな絶壁だわ。ぜっぺちゃんと呼ぼうかな?
ターニャでも「ぐっ」が「ぐっぅ」ぐらいに成長してたけど・・・これは「ぐっどん」だわ。
いや?別に悪いとか言ってないし?嫌いとか言ってないし?そもそもそんなので見ないって決めてるしさ?大体だな、仮に誰しもが好きな女子の「ぐにぃ」をぐにぃ出来る環境があったとしよう。そうしたら戦争なんて無くなるって俺は信じて止まないんだよ?戦争なんてしてる暇あったらだよ?そりゃお前あれだぜ?好きな女子の「ぐにぃ」をぐにぃしてる方が絶対楽しいじゃん?
もう一人の語尾にすいませんが付くこの人もオドオド美人系だな。身長は165ぐらいか?垂れ目で泣き黒子が良い。髪は綺麗な蒼で腰まであるけど凄いウネウネしててくせっ毛だな。服装はなんでゴスロリメイドなんだろうか?この世界の衣服文化がイマイチ分からない。しかもマーレ達と同じく白と黒が逆転してるし。でもなんか保護したくなる。
だっ大丈夫!触らないから!ダメ!絶対!
と言うことでぐにぃチェックしないと!おうふぅ~水風船でも入っているんでしょうかDいやもう少しでEだな形が凄い分かる。神ぐにぃだな。
「主はこう思ったんじゃろ?妾の乳がツルツルでペタペタだと思ったのじゃ!」
「いやそんな!!断崖絶壁なんて思ってません」
「だんがっ!」
「気にしておられるのですから!そっそんなことを言ってはっダッダメです!ごめんなさーーーい」
「ぐうううう・・・」
「どんまい!」
もう一人を凝視して見る。
「ひゃっあのっ・・・そんなにっ見ないで下さい・・・ごっごめんなさい」
「どーせ!大きいとか思ってるんじゃろ!!」
「ええ。とても素敵ですねありがとうございます」
「ふぇっ!!あっありがとうございます」
「なんでお礼言うんじゃ!」
「あー・・・」
「ありがとうございます。綺麗なお姉さん」
「まぁーそれは知っとるから言わんでいいのじゃ」
「きっきれいでっすよ?あっすいません」
何を考えても俺は死んでるんだろうと思っていてもう十三歳らしい俺はどっかに置き去りにして地で行くことにした。もう知らない・・・。
「せっかく助けたのにやめておくんじゃった・・」
「助けるってどういうこですか?」
「満身創痍でしたのでお呼びしました。すいましぇん」
「あっ噛んだ!」
「ひゃっいいい」
面白いなこの人。可愛いし。
「あのそれでどういった事で呼ばれたんでしょうか?それに俺は助けなきゃいけない人達が居るんで帰してください!」
「やじゃ・・」
「いや・・あの」
「やーなのじゃ」
「困るんですけど・・」
「あっあの今すぐに戻られてもボコボコにされるだけだと思います。ひっぃすいません」
「そうじゃ!弱すぎて話にならんのじゃ!ゴミでもまだ頑張れるのじゃ!」
「・・・・」
ゴミより頑張れたと思うんだけどまぁ全然足りてない事は理解できるけど・・・。
「主の名前を申してみるがいいのじゃ!」
「シンだけどあんたは?」
「なんで急にため口なんじゃ!」
「いや・・・なんか俺もう死んでるっぽいし・・・別にいいかなって?」
「あっあの・・しっしんでません呼んだだけです本当に・・ごめんなさい・・」
死んでないの?生きてるの?
て事は尚更じゃないか!
「守りたい人達がいるから帰してくれ」
「今行っても死ぬだけじゃ」
「そう思います・・失礼ですが・・弱すぎで笑いそうです。すません」
何気に毒吐くなこの人・・・。
「そもそもあんたら誰なんだよ!!」
「妾か?」
「いや二人共だよ」
「あっのっ・・」
「仕方ないの人間と直接話すのはどれくらい振りじゃろうか?まぁよい妾の名前はヴォルマヴェール=ソルナじゃ!」
「わっわたしはクラジョ・コラジュ=ルビネラと言いますすっすいませ・・・」
「国の関係者なの?」
「関係者というか・・・まぁその始祖じゃの」
「はっはい」
ソルナ・・・ソルナ・・・?!
「まさかソルナ龍殿で奉られる系女子ですか?」
「奉られる系女子というか奉られる系龍じゃな」
「龍ってあの龍?ソルナってじゃあやっぱり?」
「前達が住んでるあの地は妾の場じゃよ?」
じゃよ?っの部分で頭をクイッとするな!そんな美人でやったらイカンでしょ!
「なんでこうなっているのか分かりません。ルビネラさんも龍なんですか?」
「はっはい!ジョコラの地で奉られてましゅ」
「へぇ~」
「主よ・・信じておらんじゃろ!」
「え?あっはい」
「ぐぬぬぬ・・・はっ!!」
「そっ・・ソルナ様・・?」
「くふふ!これならどうじゃ!?」
自称龍ことソルナは掌にバスケットボールサイズの蒼西瓜球を展開した。
「あ!蒼西瓜球!!」
「なんじゃそのだっさい名前は龍法をなんじゃと思っておるのじゃ!」
「その名前は玉炎 蒼煉と言いまっつしゅ!」
「え?やだ何それかっこいい」
「ふふ~んじゃろ?」
自称ソルナにランクアップしました。
「まだ信じてはおらんようじゃが?」
「凄いのは理解したしそれが龍法なの分かったんだけどこうしてる間にも皆が」
「あのっ!それは大丈夫です。ちゅいまちぇん!」
「ルビネラよ少し落ち着け噛みすぎじゃ」
「ひぇい」
「主が焦る気持ちは理解しておるがまず安心せい」
「手落とされた挙句に目玉抉られてボコボコだよ?みんな危ないじゃないか?」
「ん~そうじゃなーならこれ見るのじゃ!」
自称ソルナが見せてくれたのは現在の橋の様子で城に近い位置にいたエスカは龍殿の壁にめり込んでいる様子だった。全然意味が分からず自称ソルナに目を向けると断崖絶壁を自慢するように腰に手を当てふーんとしている。
「なんじゃ妾が美しくて見蕩れとるのじゃな?」
「いや、そういうのいいから」
「なんじゃと!主の為に見せたのになんじゃと!」
「あっあの!話が進みましぇんから!」
「主よ現在の状況を言うとあやつらにはこれ以上、龍殿も城にも街に住まう者にも手は出せんのじゃ」
「なんでそんな事が言えるんだよ?実際はボコボコになるまで何もしてこなかったじゃないか!フェルは!」
「妾の龍逢に導かれた子じゃな。大丈夫じゃよ命に関わるような事にはなっとらんのじゃ」
「でも心の方もう・・・」
「橋の結界が現状は最大展開してますきゃら他の方達の命と言うより魂は大丈夫なんでしゅ!」
「魂は大丈夫って・・・意味が全然分からん・・」
「ひゃあすいません!食べないで下さい!」
「何言っておるんじゃ・・まぁ心配するのは分かるがあの子の魂はすでに浄化済みじゃよ。心が苦しいのは変わらんがそれはソルナの名に誓い保障するのじゃ」
誓うという言葉を使った時の彼女の目は本物で嘘なんていう目じゃなかった・・がそれでも現状まずいんじゃないのか?という不安は消えることが無い。
「不安なんじゃろ?手も足も出んかった相手を、この状況を、放置しておるのが怖いのじゃろ?」
「あぁ」
「じゃろうな・・橋の結界を最大展開している以上は何もできぬ。言い切れるのは主の敵が竜であり竜の下僕だからじゃ」
「敵と認識された相手にはあの結界の効果は絶大なんでっしゅっよ」
「惜しかったのじゃ・・」
「っひゃい」
「どういうことだ?」
「橋に施しておる結界は妾が敵と認識した相手の力を削ぐ効果があるんじゃ」
「しかも都合よくというか相手が馬鹿なのかあの下僕には竜の魂の欠片が入ってますからソルナ様はもう認識済みなんです!」
「いえたのじゃ」
「ひゃい!」
俺の疑問と不安は少しだけ解けたがそれでも危険には変わり無いんだ。
「じゃがもって一月ぐらいじゃから次に攻め込まれたらアウトなのじゃが・・」
「あんたがやれば一瞬で終わりそうなんだけど」
「妾が関与できるのはそう多くは無いんじゃ。積極的に関与できる状態じゃないのじゃよ。実際の所、別空間におるような状態じゃしな」
「龍はディルカーレに数多いますがこの大陸では殆どいましぇんので」
「なんでいないの?」
「ソルナ様が怖いからみんな違う大陸とかに逃げちゃったんです!」
「なんで・・・?」
「妾がこの世界でも一番古い龍でもあるからのなのじゃ!」
ヴェルさんはどうなる?言っちゃ悪いがヴェルさんのが長く生きてるような気がする。ヴェルさんは俺が転生する時にこの世界では無く違う世界にって言い方してけど。別の世界って感じじゃないんだよな表裏一体になってるような感じか?
「なぁ死んだ魂はどうなる?」
「時を経てまたこの地で生まれ落ちるじゃろ?」
「誰かがそれをしているのか?」
「そんなん知らんのじゃ!」
「あの死んだ魂はいつか生まれ変わる事ぐらいしか知りませんにょ?」
ヴェルさんの存在を知らない?こっちの世界で死んだ魂の管理人のような立場だと思うが、それでも同じ龍だろ?なんで知らんのだ?
「主は何か知っておる顔をしておるのじゃ?」
「いや、知らない聞いただけ」
「顔に出てますよ?」
「聞いてみただけだから気にしないでくれ」
「大きく関わるかもしれん主を流した者としては知っておきたいんじゃが?」
言うべきか白を切り通すか?どうする?
俺の命を助けてくれた龍に嘘を付きたくは無いしヴェルさんの事を誰かに知ってもらいたいって気持ちもある。
「俺が転生したのは知ってるよな?」
「八十年ぐらい前かの?夢で龍玉が天に引っかかるのを見て妾が龍逢下して落としたのじゃが?」
「そうでしたね手伝わされました・・」
「え?」
ヴェルさんの力だけで生まれた訳じゃなかったのか
「どこぞの龍が下手したのかあのままじゃどうにもならんかったのじゃよ」
「まぁ引っ張って落としただけなんでしゅけどね」
「この世界の龍は人の魂に干渉が出来るんだよな?」
「出来るのじゃよ?そう多くは出来ぬが魂が優れた者などは龍の力で転生させる事は可能じゃが数百年に一度とかの頻度じゃがな」
特別な事では無いと言う事か・・。
「転生する際に手伝ってくれたのはありがとう」
「うむ、妾もこんな事は今まで無かったからの楽しみにしておったんじゃ」
「そうですね。ワクワクしてましたきゃらねっ!」
「いくつか質問してもいいかな?」
「おーこの胸に飛び込むつもりで来るのじゃ!」
無いじゃん。突っ込んだら岩肌にめり込んで体中から血が溢れるわ・・・
「何か失礼な事を考えたじゃろ!」
「いや飛び込むならルビネラさんがいいなって思っただけ」
「ふぇえあああありがとうございますうう」
「むううう・・・それで何じゃ?」
「転生する魂ってのは記憶とか残ったり見た目が同じだったりするの?」
「ありえんのじゃ。記憶を持ったまま転生なぞ聞いた事無いし見た目も変わるは当たり前じゃろ?」
「しょうですね」
ヴェルさんまじ魂の職人じゃんか・・・。
「俺の話信じてくれないと思うけど全部話すな」
「やっぱり秘密があったのじゃな?」
「ひゃああしゅごいいです」
あっルビネラさん今のもう一回言ってもらっていいですか?
「俺は元々この世界で生まれた魂じゃない」
「とんちんかんな事言ってるんじゃ?はは~んさては主はアホなんじゃな?」
「そんなことありえないでしゅよ?」
「事実だからありえないとか嘘だとか言われても証明する総べはないし別に信じてもらえなくても構わない」
「ん?」
「俺は元居た世界でこの世界と関わりがある龍の魂を助けたんだが、俺はそのまま巻き込まれて元の世界には帰れなくなった」
二人は聞いた事のない御伽噺を聞くような顔で真剣になってくれていた。
「ディルカーレとは違う世界それはルーチェリアと言う名前の世界で輪廻を司る龍が総べる世界で魂が送られる世界なんだ。その世界にはランザール・ヴェルゼベルグと言う名前の龍だけが存在している。
俺は元の世界で彼の魂の欠片を助けたんだが、さっきも言った通り元の世界へ戻れなくなって命の危険に晒された。そしたらランザールいやヴェルさんは俺をディルカーレに転生させるって言ってヴェルさんの中で百年の間眠ることになって、次に目が醒めた時に俺は転生していたんだよ・・・前世の記憶を持ったままでな」
二人は神妙な顔をして俺を見つめていた。信じてもらおうなんて思わないけど嘘だと言われた俺はきっと怒るだろうな。
「なるほどなのじゃ・・故に龍玉は引っかかっておったと言う訳なのじゃな」
「そうですね。そうでもなければ龍玉が引っかかるなんてあり得ませんからね」
「どう言う事だ?信じるのか?」
「この世界で死んで転生する者は龍玉となって流れ落ちるんじゃが、その龍の存在をもって確実にほって置いても流れ落ちるんじゃよ」
「でもあなたの場合は上手く流れ落ちなかった。似て非なる力いえ魂のせいで上手く落ちなかった」
「輪廻を司る力でも違う理の世界の魂じゃから難しかったんじゃろう」
「ランザール様はそれを見越してソルナ様に夢をお見せしたのでしょうか?」
「かもしれんの。じゃが納得したのじゃ!」
「納得って?何を?」
「主の魂はとても綺麗で澄んでおるのじゃ。今まで長いこと様々な者を見てきたが主ほど綺麗な魂を持った者など見た事ないんじゃよ?」
「そうですね。綺麗過ぎて龍でも惹かれてしまいましゅね」
見たら分かるから信じれると言うことなのかな。
「じゃが記憶を持ったままと言うのは凄いのじゃ」
「はい。しゅごいです」
「体躯は子供じゃが実際の中身は違うんじゃな?」
「あぁ、元いた世界では二十七だったから今はもう四十になるんだろうか」
「面白いのじゃ!だからあんなに異常な程に乳に興味があったんじゃな」
「・・・・え?」
「え?じゃないのじゃ!見れるからの!主が初めて流れ落ちたその日からちょくちょく覗き見しておったのじゃ!」
「そうですね。ブラ盗んだりしてましたもん」
「すいませんごめんなさい言わないで下さい」
「別にいいじゃろ?そのぐらい妾もそういうのやってみたいもんじゃ」
「楽ししょうですね」
なんか許された・・良かった・・・ホント・・・。
「主の出生の秘密は理解したが話しても良かったのじゃろうか?」
「正直、言うか迷ったけど二人なら良いと俺が思ったから大丈夫だ。それにヴェルさんのこと知ってもらいたかったんだよ」
「ランザール様は輪廻の龍で世界で一人でつ」
「あぁ」
「なら良いのじゃ!話を戻すが主を戻す事は余計に出来んくなったんじゃが?」
「なんで?」
「偉大な者が流れ落とした魂じゃ妾達も敬意を払わねばならんのじゃ!」
「そうですね。適当に扱っては失礼です」
「でも時間は無い・・・」
そうなのだ実際にソルナの結界を使っても一月しか持たない。時間が圧倒的に足りないんだ。
「時間の心配なら余計じゃよ?」
「なんで?」
「妾の地じゃからな、ぶっちゃけ妾の力で造ったこの結界の世界なら時の流れは変わるのじゃ!」
「一月しか無いと思いますが三年位までなら延ばせちゃいます!」
「せっこ・・・」
「じゃが時間は出来たのじゃよ?」
「そうだな・・・でも体って成長するんだよな?」
「そりゃするじゃろ・・・」
「十三歳の体でエッチぃことしたかったんですね!最低ですね!kz野朗」
「ルビネラさん噛んでたのワザとですよね?」
「しょっしょんにゃことにゃいでしゅにょ?」
「あん?」
「すいませんワザとです・・・」
「昔はもっと気性が荒かったんじゃ、龍とは言え女じゃろ?愛らしい方がいいじゃろと思っての」
「あんたがさせたのかよ・・・」
「あのっ・・・可愛くないでしゅか?」
「あんまり多様すると少しイラつくな」
「しょしょんにゃ~」
「やめろや・・・」
「でも普通に喋ると結構言いますよ?」
「多分そっちのが魅力的でいいと思うから」
「えっ・・そんなこと・・・はじゅかしいです」
「因みに今のはマジ噛みじゃからの?」
先が思いやられるな・・・。
「大きく成長するじゃろうが心配はいらんのじゃ」
「なんでさ?」
「妾らを見て思わんか?本来の龍の姿にもなれるし、こうしてヒトに形をとる事もできるんじゃ」
「つまり?」
「ルビネラ見せてやるんじゃ」
「えっ・・・」
「やるんじゃ」
「はい」
と言うと目の前に立ち二十歳ぐらいの女性が一気にBBAになった。
「うわーこれはないわーもう・・・」
「面白いじゃろ?ほれもう一度じゃ」
と言うと今度は五歳児ぐらいの体躯になった。
「あら可愛い」
「の?これも龍法の一端じゃ」
「しょれにあなたの魂は龍とヒトの間にあって、どちらかと言うと龍寄りでしゅから龍法を学べば出来るようになりましゅよ?」
「うっぉっしゃあああああ嗚呼ああああああ!!」
「どんだけ喜んでおるんじゃ・・・」
「こんなに嬉しいことは無い」
俺はロリ化したルビネラの頭を撫で撫ですると彼女の顔が赤く染まった。
「にしても可愛いなルビネラは~」
「しゅでに呼びしゅてでしゅか!」
「構わんじゃろ?妾のこともソルナと呼ぶことを許してやるの!」
「えっあっうん・・・」
「む~。取り合えず龍法の全てを叩き込むからそのつもりでおるんじゃぞ?」
「うす!師匠!」
「しっ師匠・・・なんて良い響きなんじゃろうか」
白龍ソルナの元で龍法を叩き込まれることになった俺はヤル気満々だった。
ディルカーレの世界で初めて龍を登場させました。
「龍」の字で書く場合は、東洋の蛇のような体躯で。
「竜」の場合は、西洋のドラゴンのような体躯だと思って下さい。
今回もお読み頂きましてありがとう御座います。
ブックマークして頂いている方にも重ねて御礼申し上げます。
夏も本番で一段と暑くなる今日この頃ですが、熱中症などには気をつけて下さい。著者のとみーとは昨日に部屋の中で熱中症になりかなり焦りました・・・。




