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龍軌伝 異世界で龍に愛されるニート  作者: とみーと
第二章 転生編
10/217

限界を突破した向こうに待つものが幸福とは限らない

一年、二年と月日は早く三年目が終わりを迎えようとしている。ディルカーレの季節は四つ、ありがたい事に地球と同じ。季節は山楼、海輝、空皇、地桐の四つある。名こそ違えど日本の春夏秋冬と変わらないし、一年も大体同じ長さだった。


これらの知識はフェルチが俺を膝の上に置いてお話として教えてくれる事が多い。三年も経ったか三年しか経ってないか、どちらかと言えば前者で楽しい思い出が沢山できたんだ。


三年目も終わりを迎えるこの季節、俺は暇さえあれば城内と龍殿を行き来して過ごす。喋る事も大分うまくなったが前世の記憶のおかげもあってか語彙力は多い、故にルナリア達とおしゃべりする時に「どこでそんな言葉を覚えたのかしら?」なんてことになる。


大体は本を読んだ。フェルチが言ってた。ターニャが教えてくれたで乗り切れる。ただ、ターニャに教えてもらったと言うとターニャはマーレに訝しい目を向けられてしまう。この時期になると俺は彼女達を実の家族の様に思うようなっていく。


ルナリアをルナと呼んでマーレに怒られたが、ルナリアはそれでいいと言ってくれた。マーレのことは怒られた事もあってさん付けで呼んだら悲しそうな顔をしたので、マーレと呼び捨てにしてみたら笑顔をくれた。

レスタにはウチも呼び捨てがいいと先に言われた。

ターニャにはお姉ちゃんって呼んでと強請られたけど無視して呼び捨てにしたら喧嘩になった。フェルチはなんでもいいですよと言われたからフェルって呼んだら頭を撫でられた。


三年目を終えて四年目の山楼の季節に入る。

俺は今まで以上に知識の欲求が強くなっていった。


「シン! 暇なら遊ぼうよ!」

「ターニャはまだおしごとあるからダメだよ?」

「大丈夫! ターニャの仕事はもう終わったの!」

「またマーレにおこられるよ?」

「むぅぅ!」


膨れるターニャが俺に抱きつくとぐにぃの近くに頭が行くが、残念ながらターニャのぐにぃはぐにぃできずぐっで終わってしまう。大丈夫だよターニャ! 俺はぐにぃが大好きだけどぐっだって好きさ! だって俺は女性のぐにぃの大きさにこだわらない男だから! どんなぐにぃ! でもぐっ! でも愛する自身しか無いんだぜ?


「ん~シンはとっても可愛いの!」


一頻り俺を抱きしめると、充電が完了したロボみたいに仕事へと向かって部屋に入っていった。最近の俺はフェルに文字とか他の様々な事を教えて貰うのが日課になっている。


ただ俺はまだ自分の魔力やヴェルさんが言っていた龍法の事を一切知らなくてどうしても勉強したくて仕方ない、そんな気持ちを抱くことが増えている。

魔力を操作できないから自分から橋を渡ってフェルに会いに行けないのだ。だからフェルが城に来るのが楽しみでしょうがない。


廊下を渡り庭へ進む、俺の世界は今の所この城と龍殿で全てだ。城から出た事は無い、外の世界をこの目で見た経験もまだ無い。庭の椅子に座りフェルや三侍女が持ってきてくれる絵本を見て時間を過ごす事が多い。いつも通り椅子でボケーとしながら毟った草を手の中で遊ばせる。


「あら? 一人なの?」

ルナが俺を見つけて隣に座る。

「フェルもまだこないし、ヒマなんだ」

「今日から暫くはフェルチは龍殿でお仕事で来れないって!」

「えーー。ヒマすぎておかしくなりそうだよ!」

「シンはフェルチ大好きだものね!」

「ルナのこともだいすきだよ?」

「ふふ。嬉しいこと言ってくれるわね!」


頭をぐりぐりされる。ルナはぶっきら棒に見えるけどいつも気にかけてくれていて、本当に優しい人なんだ。フェルが来ない事を知って下を見ていたら身体が浮いた。

「んっしょと」

「どうしたの?」

「いつもフェルがこうしてるでしょ? アタシもしたかったのよ!」

「いってくれたらいいのに」


膝の上に座らされるとF級ぐにぃが後頭部を包み込む。きたああああああ! と叫びたいけど抑える。俺の顔は相当ニタァとしている。顔にすぐでるからな!


「はっ恥ずかしいのよ!」

「ルナはハズカシがりやさんだもんね」

「言うわね! そんなシンはこうしてやるわ!」


髪をガシガシされる。

「イタイよルナぁごめんなさい!」

「そんなに痛かったの? ごめんごめん!」

「シンの髪は真っ黒で綺麗ね! お日様の光でキラキラしてるわ」


俺の髪を手櫛で梳く。髪も目も黒色をしている者は全然いないみたいで不思議だそうだ。俺もルナの長い髪を一房取り太陽に向けて眺める。


「ルナもキラキラでサラサラしてるね」

「髪を面と向かって褒められたのは初めてかもね」

「そうなの?こんなにキレイなのにね」

「ふふっありがとう!」

「ねぇルナ?」

「どうしたのかしら?フェルが居ないから元気ないのかしら?」

「うーんそれもあったけど、いまはルナがいるからへいきだよ?」


昔の俺なら顔面からトマトケチャップが飛び出るようなセリフを吐く。

「シンは素直で可愛いわね!」


ルナが後ろからぎゅーしてくる。それはまずいですよ! ルナリアさん! 

ぐにぃがぐにぃが限界値を超えてぐにゅうしてますよ! これが限界突破?

これが次元を超えると言うことなのか!


「ぐるしいよルナ!」

「んふふ苦しむがよい!」

「んん!」


ルナもレスタもターニャも俺をぎゅーするのが相当好きな模様。マーレは少し気恥ずかしいのか、偶に抱っこしたついでにと言わんばかりにぎゅーしてくる。フェルはぎゅーしないけどゆったり抱きしめるのが好きらしい。


俺としてはゲハハハハねぇちゃんも好っきやなーえぇ? もっと抱きしめてもええんやで? って思うけど極力嫌がる素振りを見せてなんとか演技するのが限界なのだ。今日はその限界を突破してしまったけどな……。


「クンクン。んんー!」

「ぞろぞろほんとうにぐるしいよ」

「ふふふ元気でたかしら?」

「だいじょうぶだよ」


それでも少し曇った表情なのがバレたのか、ルナは子供相手なのに一人の人間として応対してくれて、その当たりに器のデカさを感じる。


「どうかしたの? アタシに言ってみなさい?」

「ん~」

「言いにくいことなの?」

「あのね! ボクはおそとをみてみたいんだ……」


行き成り魔法云々言っても無理だから取り合えずは通りやすそうな方で我慢だ。

「お外に出てみたいの?」

「ココとりゅうでんにしかいったことないから」

「確かにシンが来て三年間も城と龍殿しか行ったことないものね」

 

ダメ押しとばかりに俺は身体ごとルナに向き抱っこのような形へと持っていく。今はダメだ俺! F級が目の前にいるが我慢するんだ! いいな? 俺はやれば出来る子なんだろ!? 下からルナの顔を見上げるようにして出来るだけあざとく可愛らしく猫撫で声で言ってみる。


「ルナ~ダメ~? おそといきたいよぉ~」

「ぐっ! 破壊力抜群じゃないの! そんな顔で言われたら断れないじゃないの!」

「ん~ねぇ~ルナ~」

「はぁー可愛すぎるわ!」


抱っこ状態でぎゅーされてしまった。服を着ているとはいってもそりゃあイカンで! ねぇちゃん! それだけはしたらイカンのや! ワイも男やねん。

くそおお男を誑かす悪いぐにぃ~めっ!

「ぐっううう」

完璧にぐにぃに埋め込まれてしまったが、これはまずいマジで息できねぇ!

「んんんん!」

形振り構ってられず手でぐにぃしてしまったが外れねぇ! バタバタしてると。

「ルナリア様! シン様が苦しんでます!」

「え?」

ルナが窒息しそうな俺をすぐ外した。

「げほっげほっぐっほ!」

「ごっごめん! だっ大丈夫!?」


後ろからマーレが咄嗟に出てきて俺の背中をさすってくれる。

「大丈夫ですかシン様?」

「ごほっ、ごほ」

「シ、シン本当に大丈夫? ごめんね!」

「ルナリア様! 何をなさっているのですか!」

「だってぇーシンがあんまりにも可愛い顔で可愛いこと言うからぁつい!」

「だからといって絞めてはいけません!」

「絞めてなんてないわよ! 抱きしめてたのよ!」

「ですが埋まっていました!」

「うぅ~」

「何があったのですか?」

「シンがねお外に出てみたいんだって」

「お外ですか? それは城下街という事で宜しいんでしょうか?」

「ええそうよ!」


ルナが頭を撫でマーレが背中をさすってくれてやっと落ち着きを取り戻した。

「ルナリア様はどのように考えていらっしゃるのですか?」

「んーアタシは別にいいと思ってるわよ? ただ護衛で誰か付かないとダメね」

「私が行きましょう。お茶の葉が切れてますので買いに行こうと思っいます」

「あら? なら丁度いいわね! マーレが一緒なら大丈夫でしょ」

「シン! マーレが一緒に行ってくれるって! 良かったわね!」

「いいの? ほんとう?」

「ええ。ただあまり遅くなってはダメよ?」


やったぜ! 城下見れるぜ! やってみるもんだ!

「マーレの言うこと聞くのよ? いいわね?」

「うん! ルナありがとう!」

「ふふっいってらっしゃいな!」

「うん!」

「シン様では行きましょうか?」

「うん! マーレもありがとう!」


こうして俺は初めて俺の世界から一歩踏み出す事ができた。マーレと手を繋ぎ城の馬車乗り場まで急いで行く。

「マーレ! はやく! はやく!」

「お待ち下さい、慌てては転んでしまいますよ」

「はやくいかないとしまっちゃう!」

「大丈夫ですよ。まだお昼前ですからね?」


諭されるとテンションがマックスになっていた自分が少し恥ずかしい。馬車に乗ろうとするが高すぎて乗れないけど、マーレが後ろから抱き上げてくれる。荷台に幕が張ってあるタイプの荷馬車だった。

うぉおこんなのゲームでしか見た事ないな!


マーレが御者をするらしく

「シン様少しだけ大人しくしていてくださいね?」

と言うと御者台に上がり二頭引きの馬車が動き始めた。ガタガタガタガタ、馬車の進む地面は舗装こそされているが凸凹でかなり揺れる。


うわぁー想像と全然違うんだな。

すっげーうるせぇ! ケツも痛いしこんなんよく乗れるもんだな。暫く道なりに進むと馬車が止まり御者台から降りたマーレが幕を開く。

「シン様着きましたよ。さぁ行きましょう」

マーレが両手をこっちに向けて待っている。

降りれないから乗った時と同様にされて降りた。


初めて見る世界はとても綺麗で美しく、それでいて冒険心を擽るのだ。マーレに手を引かれ道なりに進む、町並みはどれもこれも新鮮で俺の心をワクワクさせる。

「シン様、お茶の葉を買いに行きましょうね」

「うん!」


二人で歩く町並みはどれも白で統一され屋根には青い瓦が敷かれている。一層大きな建物が見える、大きい看板には青い字でギルドと書かれている。


「ねぇーマーレ! あれなに?」

「あれはギルドですね」

「ギルドってなに?」

「冒険者ギルドと商業ギルドがあります。ヴォルマでは同じ建物内に両方が入ってますね」

「ぼうけんしゃさんがいらいをうけるところ?」

「はい。シン様はよくご存知ですね」

「フェルがねいってたの。ぼうけんしゃはいろんなセカイをたびするって」

「依頼を受注したりモンスターを狩りしたり色んなものがありますね」

「すごいねーたのしそうだね」

「楽しいこともありますし仲間も出来ますが、それ以外にもあるのですよね」


少し遠くを見るように言ったマーレの顔が懐かしさを感じているのが分かった。その後に少し曇ったような顔をしたのも忘れられない。昔なにかあったんだろうな。ただ、俺が行き成り突っ込んでも流されてお終いだし、聞かれたくないことなんて誰にだってあるもんだ。


だから俺はマーレの手をくいくいと引っ張ると

「あぁ、行きましょうか?」

「うん!」

何も知らない振りをしてその場を過ぎ去る。

マーレがいつもお茶の葉を買うお店に着くと女性店主が何も言わずにお茶の葉を出してくれる。

「いらっしゃい。いつもの量でいいよね?」

「いつもと同じでお願いします」


店主がマーレとやり取りしながら俺と交互に見る。

「マーレちゃんいつ子供なんて生んだんだい?」

店主には俺がマーレの子供だと見て取れたらしい。

「いえ! 私の子供ではないですよ」

「ありゃ! それは飛んだ失礼を」

「いいえ。気にしてませんから。」

「じゃあその子は誰なんだい?」


マーレと二人で話すのを横で聞きながら俺は店主に挨拶をした。

「こんにちわはじめまして。ボクはシンっていいますよろしくおねがいします」

三歳児が丁寧に挨拶するので店主は

「ご丁寧にありがとうございます。偉いね」っと褒めてくれた。当たり前にしたのだが丁寧すぎる子供を不思議そうな目でパチパチみているのがわかる。

「マーレちゃん?」

「三年前に発表されたオトシゴがシン様ですよ」


そう告げると店主は慌ててこちらを凝視!

「あっあああこの方がオトシゴ様かい?」

「はい。今日は初めて城下に来たんですよ」

「私の店が初めてなのかい?」

「ええそうなりますね」

「はぁあありがたいわね! 自慢できちゃうわ!」

「ふふ。どうなんでしょうか?」

お茶の葉を受け取り店を後にまた手を繋いで歩く。


「シン様、どこか見てみたいですか?」

いきなり何が見たいかと問われたけど、目的は外に出て街に行ってみることだったから正直困った。建築文化や生活模様、鍛冶屋から聞こえる鉄を打つ音。もしかしたら魔法関係の店とかあるのかな?


「あのね?」

「なんでも仰ってくださっていいんですよ?」

え? 今? なんでもって? なんでもって言ったよね!

「なんですか?」

「んんっ! あっあのねまほう!」


危なかった。マーレは誰から見ても美人エルフで最強のぐにぃを持ちし女。

そんな美人になんでもなんて言われたら三歳児とはいえクラクラしてしまうぜ。

「魔法ですか?」

「うん。フェルにもいったんだけど、まだはやいって。マーレはエルフだからまほうつかえる?」


今すぐ魔法が使えるようになりたいとかじゃないんだ、その原理とか理屈を知識として吸収したい。

「はい。私もレスタもターニャも使えますよ」

「え? ターニャも?」

あんなちんちくりんのターニャでも魔法使えんのかバーゲンセールだな。

「ふふっターニャもですよ」

「じゃあボクだってつかえる?」

「シン様にはフェルチさんが言ったようにまだ少し早いですね」

「えええええええええええええ」

「魔法は身体と心が資本なんです。まだ小さいシン様では難しいかと思います」

「でも……すこしぐらいべんきょうしたいよ」


マーレは少し驚いた顔で俺を見ている。そりゃそうか三歳児が勉強なんて言うんだもんな。あーまだダメかどうにかならんかな。俺の頭を撫でながらマーレは考えるような顔をしている。


あれ? ダメ押しいけますかね? ダメ押したらいけるパティーンのヤツですかね? ルナに使った時は効果は抜群だったが、マーレは冷静沈着だから一度ミスれば二度目はもうこないかもしれんが……。やるしかねぇ! 俺には引くなんて選択はねぇ! マーレを心で捕らえろ! やれるんだ俺はっ!


「ねぇーマ~レ~だめなぉ? まほぉおしえてぉ~」

俺の頭を撫でる彼女のリズムが狂う。後一歩! その少し詰めきれ! 

押す必要などない! 詰めるだけでいい! それが終着点へ導く!


マーレの足にしがみ付いて

「んんんんん! おしえてよぉ~」

「うっ。シ、シン様しょうがないですね。ただっ少し見せるだけっですっ」


マーレの牙城に入れた一筋のヒビこれが後に効いてくるハズだ! 

マーレの足にしがみ付いたまま顔を上げて最後に一手を打っておく。

「ほんとう! マーレだいしゅきぃぃい!」

「ううっ」

マーレは俺を抱っこしてぎゅーする。

「ただ広い場所でじゃないとダメですね。お城に帰ってからでいいですか?」

背中をぽんぽんしながらそう言ってくれた。

「うん!」


俺は最強のぐにぃの存在を忘れ、マーレにガシッと抱きついた。単純に嬉しいからだった。マーレも嬉しかったのかいつもより嬉しそうな声で

「ではせっかくですからもう少し街を見てから帰りましょう」

「うんっ!」


街には人間や獣人・エルフ・シルキーなどのフェルに教えて貰った色んな種族を見れたが、何故かだろうか少しだけ変な違和感を覚えるがそれが何か分からなかった。次第にマーレのぐにぃと一定の歩くリズムの振動が心地よくて眠りに落ちた。城に着いたらしくマーレは起こしてくれて庭まで歩く。


「眠いならお昼寝された後でもいいですよ?」

「だいじょぶ」

小さいこともあって直ぐ眠くなるのが難点だな。今だけだろうし楽しむしかない。庭に出るとマーレがお茶の葉を椅子に置き庭の中心に歩く。

「私は風と水の魔法が得意なんですよ?」

「かぜのがみたい!!」


種族によって得手不得手があるはフェルに聞いていたから知っていたが、俺から見たマーレに弱点なんて無いと思うんだよな。まぁあざといverの俺ぐらいじゃね?

「風ですね。ではこれにしましょうか」


マーレが手を前に出して詠唱する。

「清らかなでやわらなか風よ、吹き上げよブレヴィド」

マーレが唱えると俺の周囲に暖かい風がふわぁーと吹き俺は浮き上がった。

「わああ! すごおおい! ういてるうううう!」

地面から一メートルぐらい浮き上がりマーレの方向へと導かれる。

マーレは近くまでふわふわしながら近づいてきた俺を抱きとめた。

「どうでしたか?」


俺の目は相当キラキラしてたのかマーレはぎゅーしてきたから御礼とばかりに抱きついてあげた。

「マーレすごいね! ボクおそらをとんだよ!」

「ふふ。シン様もきっとできるようになりますよ」

「ボクがんばる!」

「もう少し大きくなったらがんまりばしょうね!」


そうしてエルフが使う魔法を初めて体験したのだった。

一歩世界に踏み出したシン。

その内、魔法などバンバン使えるような存在になるのでしょうか?


読んで下さった方もブクマをして下さっている方もありがとう御座います!

今後ともよろしくいお願い致します!

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