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「…ふはっ…………ははははっ!!!」

と康一は俺を嘲笑いそして

俺にその意味を求めた。

なぜ、死んだ者の名前が上がるのか。

そして何よりその自信を。

俺はゆっくりと語った。



ミハネに以前から

神木が言っていたそうだ。

もし自分が死んだときは

信頼のある人物から電話が届くと。

『それが俺ってか?』

『そう。まぁでも…………佑都から

電話が届くっていうのは

結構あとになってからなんだけど(^o^;)』

ミハネは続ける。

『でも…………

こうやってHLDの抗ウィルス薬まで

来るとは…予想だにしなかったよ。』

俺は少しうなだれるようにして

顔を伏せる。そのとき。

『なァ佑都、ミハネ。』

珍しく光一から話し掛けられる。

俺とミハネは注目して見る。

まぁ、珍しく質問されるか。

『ん?』

『2つ疑問があるんだけどよォ。』

『ああ。』

『ミハネにまず。

HLDってのは心無症を

引き起こすんだよな?』

ミハネは勿の論と、頷く。

『どのくらいで心てのか?

無くなるんだァ?』

『大体…………報告されてるので1日単位。

1日ごとに必ず無くなっていくよ。

そして、必ず目が充血する。

感染してるときはね。』

『…………いきなりエボラみたいに

血ヘドを吐くなんてこたァ…』

『ないよ。』

きっぱりとミハネはそう言った。

あれ?

なんかそれって変じゃないか?

だってそれだとしたら…………。

『…そうか。

じゃあ佑都、神木は2発傷があるのは

知ってるな?なら…お前が逃げる際

聞いた銃撃音はいくつだァ?』

『…………!1つだけど…………』

そうだ、

何がおかしいって。

何が変だって。

銃撃音は1つなのに

傷が2つあるなんて…!

まるで犯人はもう一人いたみたいな。

それに…………あの先輩は

何でどうやって死んだんだ?

血ヘドを吐いて

(血ヘドを吐くなんてこたァ…ない)

目が充血して

(会ったときは充血してた…………)

じゃあ…………

先輩は…?

日向勇治はHLDウィルスに掛かったのか?

(はい笑笑そうですよ?)

『…………なぁ…ミハネ。

もしもHLDウィルスに掛かって

それから抗ウィルス薬を打つとする。

そうしたとき、治るよな?』

『え?ああ、うん。』

『なら打つまでの間、

感染してる際に湿り気のある

空間のなかで全校集会したらどうなる?』

『え…………湿度によっては

…全員が感染するよ。』

そうか。

それが目的か。

だからか。

なぜだ。

今すべての点と点が結びついた気が。

『そうか!そういうことか!!!』



「康一。

これが俺が提出する証拠だ。


日向先輩は先に感染していたんだ。

そして全校集会や体育館に集まったり

したときにわざと

ほぼ全員にHLDウィルスを

感染させた。

でもそれだったら自分の身が

危ない。

だから彼はなんらかのものを使って

死んだ…………フリをした。

これで彼の行動が始めて

やっと自由化するんだ。

多分、見解だと彼は裏世界での

ことと神木について知っていたのだろう。

だから彼は神木の抗ウィルス薬を

秘密利に持ち出す事が出来た。

そして野田が神木を襲い

その後日向先輩が神木を殺した。




すべては俺の予想…………

どうだ?仁口康一!」

仁口は、驚きもせず無言で

そしてやがて口を開いた。

「ご名答。

俺は野田や日向…の中立の立場だから

よく分かる。

すべてお前の通りだよ。

今回は死体もどきがやった犯行だった。

そして標的は…………」

と仁口はそっと呟いた。

寂しそうな顔で。

「この、学校だった。」

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