ガルバレイ鉱山-1
「我らは・・・自分の家族の為、恋人の為、民衆の為、国の為に戦う・・・」
小さく返答が返ってきた。
「そうだ!我らは家族の為、人の為、国の為に戦うのだ!なのに敵に見つけられたらまずいルートをわざわざ通ってやる必要があるか?
それこそ、敵の思うつぼかも知れぬのだ。」
実際、本当に敵の思うつぼなのかは分からないが、それでも安全に進めるルートがあるというなら誰だって使うだろう。
「敵にわざわざ我らの家族が傷つけられるような道を教えてやるのか!?嫌だろう!
ならあがけ!フレアドラゴニルとて、常に同じ場所に居座っている訳ではない!なら問題はなかろう!
では方向をガルバレイ鉱山へ向けろ!敵に他のルートがあることを気取られるなよ!!」
「「オオッ!!!」」
方針をガルバレイ鉱山の第三山道に向ける。
山道は大まかに4つあり、それぞれがそれぞれの役割を果たしている。
第一山道は鉱山の中腹。丁度、フレアドラゴニルの徘徊ルートに当たらない場所にある鉱山夫達の宿舎がある部分から王都に繋がっている。
第二山道は鉱山の頂上付近まで続く道の事だ。これも中腹から山頂付近まで伸びている。
第三山道はノウェリス平地と繋がっており、鉱山の中では最も危険なルートである。徘徊のルートに沿う形で出来てしまっているのだ。
第四山道は王国の隣国、セルデヴァンへ続く道だ。第一山道の途中からこの道に入れる。
その危険なルートである第三山道を通らねばならないのだ。
恐怖で足がすくむ。しかし前に進まねばならない。
家族と国の為であるから。
「よぉし!ここからが踏ん張りどころだ!
敵に背を向けて逃げるのを恥じろ!そしてその恥を受けさせられる苦痛を怒りにしろ!
その怒りを敵にぶつけろ!!
我々がただの番犬でないことを知らしめろ!!
鉱山を超え、ラテール将軍の一軍と合流する!」
「「「おう!!!」」」
真新しさを感じる看板が鉱山の入口に置いてある。
「この先危険、注意して通るべし
フレアドラゴニル出没中」
最悪の事態が起こる
ひと足先にこちらの方を更新。
矛盾しないように書くのも結構大変ですね。
そして大変お待たせして申し訳ありませんでした。
でも、完全に終った訳じゃないのでもうしばらく更新が遅れたりすることもあります。ご了承下さい・・・




