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ノウェリス平地-4

整然と並ぶ4桁の兵士。


両軍の合計こそ5桁にも満たないが、気勢や掛け声は時に5桁を超え、6桁に届くのではないのかと思えるほどにそういった力はある。

練度関係なしに彼らは本気である事を物語っていた。


生きるか死ぬか

それを考える前に彼らは勝利か敗北かを考えている。

彼らにとってまさしく正負がそれなのだ。

勝てば生きる。負ければ死ぬ。


単純だが、それを道理と考える者が大量に居ればまさしくそれは凶器となるのだろう。

皆が皆殺し合う。

勝利=生存の方程式に当てはめて助かる為に。



―――◆―――


「行くぞ!奴らの屍を死んだ仲間達に贈るんだ!!!」


「「オオーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」」

帝国の先陣により初戦、第二戦で大敗北を喫した王国は仲間の仇を取らんと意気込んでいる。

気勢は帝国の数倍、それ以上かに見える。

たったの一人も、「死ぬときは道連れを」と考えているのだ。


死ぬ気で攻撃してくる奴こそ厄介極まりない。

例えば、不死の者であれば肉体が損傷しようと、死ぬことはない。

そのため、多少の攻撃などでは一切怯まない。痛みがあるかは別として。

彼らは今その状態にあると言っても過言ではないだろう。

ある種の狂戦士状態だ。



「俺、この戦争が終わればまた故郷の馬鹿と酒が飲みたいな。」

「そういうのは勝ってから言え。もしかしたらお前はここで死ぬかもしれないんだぞ?」


「だからこそ、ですよ隊長。死ぬからこそ未練を残しておきたいんです。少しでも這いつくばって生き残れるように。」

「前向きだな。精々敵の2、3人を倒してから這い蹲れよ?」


「ハッ。必ずや敵を掃討してみせます。」


静かに、だが響きわたるような会話。

特に意味はないのだろうが、戦争に対して生き残るつもりもない、と雰囲気で語っているようにも思える。



「歩みを止めるな!奴らを待て!恐れるな!

魔法は帝国だけのものじゃない!

我らにだって使えるのだ!なぜ恐れる必要がある?

帝国はただ器用に使っただけだ!範囲魔法如きで進行を止めるな!

重装歩兵は進軍しつつ敵の注意を引け!

騎兵部隊は迂回しろ!回り込むんだ!

魔法部隊は大魔法の準備を!一泡吹かせてやれ!」



行くぞォ!!進撃ィ!!!



怒号の様な声で進軍命令を出す男、アルマ・レビル。

最前線に常に居るが、未だ無傷。


その采配は・・・?


ちょっと適当かも・・・

上手くキャラクターを登場させる事ができず、特に今のところはおじさん&おじいさんキャラのラテールとヴォイドは出てきてません。

もしその場に居ればボコボコにされてましたね。


平地戦は次の話で終了となると思います。

次戦域では纏めて投稿出来るように粘ります。

ので更新が遅くなるかもしれませんがご了承下さい・・・

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