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東方時空奇譚  作者: shuu
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第1部幻想の函と偽りの放浪者 第1章幻想入りと魂の記憶 第1話幻想入り

妄想の書き貯めですがよかったら最後まで見ていってください

少しでも気になったことはコメントしてくれるとすごくうれしいです

地球のとある場所、大ぶりの雨が降る中、雨具を持たずに一人の人間が岬を歩いていた。

岬の際に着き、海を見下ろす。


??「これだけの高さから飛び降りたらさすがに助からない…よな…」


雨にかき消されるような小さな声で呟いた次の瞬間、

人間は海に身を投げた。

体を岩に打ち付け、パァンと体が砕けるような音が鳴り、死体は海に流される。

その時、魂の輝きを感じるような光が死体から飛び出る。

それと同時に偶然か、運命か、時空を切り裂くような鋭い音とともに

謎の裂け目が出現し、光が裂け目に取り込まれるとともに裂け目は閉じる。


とある世界の森の奥深く

一人の少女が気を失って倒れていた。

少女の体の近くで再び時空を切り裂くような鋭い音とともに謎の裂け目が出現し、そこから魂の輝きを感じるような光が

少女の体に入った。

そうすると、少女が目を覚ます。


??「ん…ここ…森…?」

(さっきまで何してたんだっけ…)


そんなことを考えながら少女は立ち上がり周りを見渡す。


??「住んでる所の近くにこんな森あったっけ…?」

(自分が誰でどこに住んでいたんだろう…?)

「思い出せない。これが記憶喪失ってやつ?」

(思い出せることもある。言語や記憶喪失といった単語などの知識。)

(思い出せないことは住んでいた場所、名前、人間関係など。)

「この感じ…聞いたことあるな。”全般性記憶喪失”だっけ…」

「今、わかることは…」


そういうと少女は自分の服のポケットに手を入れる、体を触るなど、自分から得られる情報を探す。


??「何も持ってないみたい…」

「それともう1つ。性別。女…?」

「そういえば当たり前なことだったから気にしてなかったな。」


次に周りを見渡し、歩く。


??「歩いても森が終わらないな…結構奥に居るみたいだね…近くに人が住んでいるといいんだけど…」

(記憶を失って、突然森の奥に居て、どうしたらいいんだろう…)


少女の表情が曇る。

しばらく歩くと少女の前に金髪に赤いリボンのようなものを付けた少女が暗闇から姿を現す。


???「やっと見つけた食料(にんげん)…おいしそう…」

「いつまた”巫女”や”魔法使い”が来るかわからないし早く食べちゃおっと♪」


??「あれ?人?」

(こんな子供がいるってことは近くに人がいるかも…!案内してもらえないかな?)

「ねえ、そこの君。」


???「どうしたの?」


??「えっと、近くに町とか無いかな?少し…いや、かなり迷っちゃって…」

「案内してもらえると嬉しいんだけど…」


???「うーん、嫌だ…かな」


??「え、えっと、困るんだけど…どうして?」


???「だって…私が君を…」

「――食べちゃうから♡」


??「!!」

(すごい気迫だ…何とか…できないかな…)

「ハハ…面白い冗談だね…」


???「冗談に聞こえるの?」


??「…名前を聞かせてくれないかな…?」

「正直、この名前が判明してないのが原因の”??”と”???”が話してる状況、読みにくいんだよね」


???「うーん?時間稼ぎ?死ぬまでの時間が伸びるだけなのに」

「まあいいよ。外から来た人間っぽいし、少し付き合ってあげる」

ルーミア「私はルーミア。人食い妖怪だよ」

「それと…君の名前は?」


??「えぇと…それが、思い出せないんだよね。記憶喪失ってやつみたいで…」


ルーミア「そうなのかー。」

「そうだ。今なら何でも教えてあげるよ。冥途の土産…ってやつなのかー?」


??「それじゃあ、ここはどこ?」


ルーミア「ここは魔法の森だよ?」


??「魔法の森?それと、さっきさらっとスルーしてたけど、妖怪って言ってたよね?」

「どう考えても嘘だよね…?」


ルーミア「それを知らないってことは外の人間?」

「うーん、やっぱりめんどくさい…」

「もう、食べちゃおっと♪」


そういうとルーミアはとても強い力で少女を押し倒す。


??「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

「死ぬ!!!誰か!!!助けて!!!」


ルーミア「無駄だよ。こんな森の奥深く。誰も助けてくれない…」

「それじゃあ、いただきまーす」


??(あっ、死んだ…)


そう少女が覚悟すると、奥から魔法使いの格好をした金髪の少女が現れる。


???「おい、ルーミア。何してるんだ?」


ルーミア「げ、魔理沙…」


魔理沙「人…ルーミア、あまり人は食べるなって言われてるよな?」


ルーミア「うー…でも、生きるためには仕方ないでしょ?」


魔理沙「ああ。でも私の前では食べさせないからな」

「それとも、私と戦うか?」


ルーミア「仕方ない…今回はあきらめるよ…」


ルーミアはそう言い残すと暗闇に包まれ、姿を消す。


魔理沙「おい、アンタ、大丈夫か?」


??「えっと、魔理沙…さん?一応大丈夫…」

「それと、助けてくれてありがとうございます。」


魔理沙「それならよかった。少し遠いけど近くに私の家があるから後ろに乗ってくれ。」


そう言うと魔理沙はどこからか箒を取り出す。


??「こ、これでいいですか…?」


魔理沙「ああ。それじゃあ振り落とされないようにちゃんとつかまっておけよ。」


そうすると箒が浮かび、風を切って一気に加速した。。


??「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

「死ぬ!!!誰か!!!助けて!!!」


魔理沙「つかまってれば死なないから落ち着けって…」


やがて二人は魔理沙の家へとたどり着いた。

第1話END

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