68話 大人げなさ
コース詳細はこちら{https://maps.app.goo.gl/seETzYQKQLQuebRw7}
右のコーナーを抜けた先で86は気が付いた。
(シルビアのスピードが落ちていく、それでZのスピードが上がっていく!)
「ここからは1対1ってことか」
高穂は海人とのタイマンを張れることに少しだけウキウキしていたがすぐに抜き去られていった。
「……大人げな」
直線で86がフェアレディZに抜かされ、思わず高穂は大人げないと言った。
「でもこれでだいぶ気が楽になったのかな」
(路肩に止めたらシルビアも止まってくれるだろう)
高穂は路肩に86を停め、ハザードを焚いた。
(しかしZがあんなに早いなんて思わなかった)
シルビアがハザードを焚いている86に気が付き、後ろにシルビアを停めた。
「どうしたんだ?」
「……メロディースパーダの誰だ?」
「名前言ってなかったっけ」
「言ってないはず、だけど前にあったよね」
「うん、86のエンジンを変えたのか?」
「そうらしいんだけど詳しいスペックは分からないんだ」
「ロースソーンだ、あなたの名前は?」
「岸部高穂、よろしく」
「よろしく、さっそくで申し訳ないけどチームに入ってないのか?」
「入ってないね、そしてこれからも入るつもりはない」
「そうなんだ」
ロースソーンは少しだけ悲しそうな目をしていたがすっと切り替えた。
「この国の旧車っていいよね」
「まぁ……形がかっこいいですし何より今乗るってことは時代に中指を立てていることになるからなかなかファンキーな人ですよね」
「私はファンキーなのか?」
「僕にはわからないね」
そんな話をしていると後ろからLANCER Evolution Vが走ってきた。
「あっ、鈴木のランエボだ」
LANCER Evolution Vが通り過ぎるとロースソーンが目を輝かせていた。
「これが伝説のLANCER Evolution Vデスか……」
「発音がいいねぇ」
(この人何処出身の人なんだろう)
「ねぇ、君っていろは坂に行ったことあるか?」
「あるね、その時S2000をぶっちぎってますけど」
「S2000……それ私のチームのメンバーだな」
「そうなんですか!?」
「ああ、一度私のホームコースで戦ってみないか?誰にも邪魔されないようにね」
「いいですね、明日ですか?」
「明日にしよう、そうしよう」
そして高穂はロースソーンとの戦いを行うことにしたが勝てるかが本当に不明だ。
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