67話 伝説の名
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(しかし横のZは一体誰デスか……)
シルビアのドライバーは横に並んでいるフェアレディZの正体をどうにかして確かめようとしていた。
(日本の走り屋はサイドかケツにステッカーを張ってあるはずですね……)
シルビアのドライバーはフェアレディZのケツが見える位置につくと貼られてあるステッカーを見てびっくり仰天していた。
(Street Runnerデスか……!?)
その名前、そしてその響きにはシルビアのドライバーは体から感じる血液の温度、それすらも凌駕するほどの滝汗をかいていた。
(知ってマス!!!日本の走り屋伝説期で伝説を打ち立ててきた……)
そう考えるシルビアのドライバーの足元はアクセル全開だった。それで高穂は冷静に考え事をしていた。
(シルビアの速度が上がってきている、どうしたんだ?)
高穂の脳内には一瞬エンジンブローをよぎったが白煙を拭いていないので違うとわかっていた。そしてヘアピンが近づいてきた時、シルビアがフェアレディZの前に出た。
(シルビアのドライバーのテンションが上がってきているのか?それとも僕でも知らないチューニングを受けたのか?)
3台は綺麗なラインを描き、そのままヘアピンを攻略していった。
(でも加速は86の方が速いはずだ……)
そしてシルビアとフェアレディZは熾烈なデットヒートを繰り広げていた。
(どうしてそこまで速いんだ……86!!!)
シルビアのドライバーは86の加速力に目を奪われていたが横からはフェアレディZが顔をのぞかせていた。
(ですがまずはこのZをどうやって完全に抜ききるか……デスね)
だがこの土地を走り続けて数十年、フェアレディZがじわりじわりと前に出だした。
(どこからその加速力が……)
そしてフェアレディZはシルビアの前に出るとどんどんとスピードを上げていった。
「……本気じゃなかったってことか」
シルビアはゆっくりとアクセルを緩め、どんどんとスピードを落としていった。
「楽しいけどこの峠では走れないな」
シルビアのドライバーは自身の未熟という点を見つめ、そして考え付いた結論がこの答えだったのだ。
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