64話 再戦
夜になり、バイトから退勤した高穂は道の駅にいた。
「おっ、86がいるじゃあねぇか」
「あれ、鈴木さん?」
鈴木が高穂に声をかけてきていて、話をしていた。
「そういえば最近だがこのあたりでメロディースパーダの野郎が増えてきていないか?」
「増えてる気はしますね、ですがまだ気にする程度じゃないです」
「そうだろうな、ってあいつが来たぞ~」
鈴木がこっちこっちと手招きした車はAE86だった。
「おっ、新旧86が並んでるぞ~」
「こう見て見ると時代の流れって偉大なんだって感じさせられる」
秋元も86とAE86が並んでいる光景を写真に撮っていた。
「それで今日はどうしてここにいるんだ?」
「今日ガソリンスタンドの店長にここにいてくれって言われてるんだ」
「あーあの店長か、あの店長めんどくさいからな……出来るだけ顔を見せたくないんだ」
「どうしてそんなに嫌っているんです?」
「いや嫌っているわけではないんだ、ただ車の自慢で耳にタコが出来るんだよ」
どうやら鈴木はガソリンスタンドの店長に給油中に散々車の自慢をされてうんざりらしい。
「まぁ、ここに来るわけがないな、あの店長は」
すると入り口から入ってきた車が一台。それはシルビアだった。
「シルビアだ……珍しい」
その時、高穂の脳内にはあの日の出来事がフラッシュバックしてきた。
「あのシルビア知ってる」
「知り合いなのか?」
「……行ってくる」
高穂は86に乗り込み、エンジンをふかし、スタート地点に向かった。
「うおっ……やる気一杯だ……いったいどうしたんだよ」
高穂にはもう負けられない勝負を目の前に、深呼吸をしていた。
(深呼吸をして落ち着かないと……だがあの時の86じゃないと言う事を知らせないと)
そしてシルビアがスタートすると同時に86もスタートを切った。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!
評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!




