62話 癖
家に帰ってきた高穂は駐車場に86を駐め、家に入って行った。
「ただいま~」
「おかえりー!」
家の奥から愛花の声が聞こえてきて海人の声が聞こえなかった。
「あれ、親父は?」
「ちょっと野暮用って言って外に行ったよ?」
「……まさかな」
高穂は契約駐車場に向かったがそこにはフェアレディZの姿が無かった。
「……やっぱりいない」
(多分親父は仲間と走りに行ってる、だがどこに走りに行ってるんだ?)
高穂は最近海人が走りに行く頻度が増えていることに気が付いた。
「問い詰めても何も言わなさそうだし、いいか」
そして高穂は家に帰り、風呂を適当に浴び、作り置きされている料理を食べ、その流れでベッドにもぐりこんだ。
「ねぇ、ここで寝泊まりして言ってたけど、ダブルベッドなんてどう?」
「……どうも落ち着かないんだよね」
「そうでしょ、私がいるもの」
愛花さんの声が甘くなっている感じが高穂は感じられた。。
「愛花、どうしてそんなに声が甘くなっているんだ?」
「だってさ~夜に活動してたからね~夜になるとこうなっちゃうんだ」
「なるほど」
「なんだよ~興味なさそうにしていて、本当は気になるんでしょ」
「いや……気にならない」
「そうなの~?」
「いい加減僕を寝させてくれない?」
「いいよ、その間に私は外にちょっと出てくるけど」
「また売春か?」
「いや、岸部君や岸部君のお父さんに散々言われたから止めちゃう、だって私の体はもうボロボロだったし」
「そうなのか……ありがとうな」
「うん、でも養ってね」
「そうか……」
高穂はとてつもない重荷を背負うことになってしまった気がした。
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