61話 辛勝
コース詳細はこちら{https://maps.app.goo.gl/jWqqjRHa6WnbdGBv6}
すぐにカーブ35地点のヘアピンに差し掛かり、86はインをついていたがS2000はドリフトで壁にわざとぶつけ、体制を整えてから短い直線を走っていった。
(すぐにヘアピンが来る……ここでS2000は抜き返そうって思ってるのかな)
そしてすぐにカーブ36地点のヘアピンに差し掛かり、86はアウトインアウトで駆け抜けていったがS2000はインの更にインをついて先頭に躍り出た。
(今のはなんだ!?インの更にインを突いたのか!?)
高穂はこの体験を試してみようとS2000のラインを真似してみた。
(加速が僕の方が速い、だけどさっきのラインは一体どういう事だ!?)
そしてカーブ37地点のヘアピン、S2000は普通ならドリフトを開始する地点より数メートル前でフェイントをしてハンドルを右に切った。
(なるほど……ここだ!)
高穂は見よう見まねでS2000のラインをコピーした。そして86はカーブ37地点のヘアピンを飛んでいった。
「おおう」
着地はすとんというまるで猫の足のような感触で高穂には少し真新しい感触だった。
(今の感触、好きだな)
そして次のカーブ38地点のヘアピン、86はアスファルトの溝を狙ってタイヤを引っかけ、その遠心力で無理やり曲がっていった。
「まじかよ!?」
S2000のドライバーはどうやらここで86に抜かされることを想定してなかった。
(だが次のヘアピンはすぐそこだ……このままだと谷底に待っ逆さまだ)
次のカーブ39地点のヘアピンを86は大きく左にフェイントを入れ、ブレーキをしながらドリフトで曲がっていった。
「嘘だろ……!?」
これが起因して86はS2000の前に立った。
(ここで抜かされるのか……だが絶対に負けられないんだ!)
そしてカーブ40地点、86はブレーキングドリフトで曲がっていったがこれまでの焦りでS2000はもたもたとコーナーを曲がっていった。
(ここで撒けるのか……?俺が……?)
カーブ41地点、86はスムーズに曲がっていったがS2000は軽めにガードレールに擦ったと思った。だが焦りなのだろうか、車はスピンし、そのまま停車した。
「……アンダーを出しちまったのか……」
その時S2000のドライバーの携帯が鳴った。
「おい、今どこにいるんだ?」
「今第一いろは坂で青の86とバトルをしてました」
「青の86……!?」
その声の主、それはメロディースパーダーのリーダー、シルビアのS14の奴だ。
「へぇ、青の86復活したのか」
「知り合いですか?」
「今どこにいる?」
「分かりません……」
「そうか……お前、独断で走っただろう、1週間の除名を考えておくんだ」
電話を切った後、S2000のドライバーは大きなため息をつき、そして休憩をし始めた。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!
評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!




