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Street Runner   作者: 猫こんた
act.2 協和と調和
59/70

59話 ヘアピンの多いコース

コース詳細はこちら{https://maps.app.goo.gl/jWqqjRHa6WnbdGBv6}

深夜になり、高穂はいろは坂を攻めていった。

(しかし人気が昼よりもなくなったな……)

車はポツポツとあるが車中泊の人だろうと高穂は思っていた。

「さて、走りますかぁ」

高穂はいろは坂の入り口を通り過ぎていった、だがその姿を見ていたひとりが追いかけていった。

「この先急坂路、エンジンブレーキ併用って書いてある……それだけフェード現象が起きやすいのかな」

フェード現象とはブレーキを連続的に使用することでブレーキが利きづらくなる現象だ。

「大丈夫かなぁ」

高穂は86のブレーキ性能を心配していたがその心配はこの先のヘアピンでぶっ飛ぶことになる。

「後ろから何か来る」

後ろから何かが来ていると感じた高穂は本気を入れた。

「ってもうヘアピンか」

高穂はブレーキングドリフトをしたが少しだけケツをガードレールに擦った。

(何か擦ったなぁ……でも次は擦らない自信はある)

道幅が取上より狭く、とても走りにくいが高穂は余裕そうに走っていた。

(後ろの車……見覚えがあるんだよな)

後ろの車をじっくり見て見るとS2000だった。

「S2000かよ!?でもここはお前たちのホームなんだろ!?」

高穂は一気にテンションが上がり、そして次のヘアピンをブレーキングドリフトで駆け抜けていった。

(ここでS2000と出会うのか……だけど僕も負けてられないんだ!)

86は直線では速く、S2000はコーナーで速い。だがその考えは昔の物だ。

「でもこのコース曲がりくねっている……テンポさえつかめれば……何とか曲がれるんだろうな」

23カーブ地点のヘアピンを86は綺麗にドリフトで駆け抜けていったが高低差に高穂は驚いていた。

(ざっと3メートルか!?)

そして直線でS2000との差が広がっていく中、24カーブ地点、86はブレーキングドリフトで抜けていった。

(このコースヘアピンがコーナーの割合で多く占めているのか!?だとしたらさっきの看板も納得できるな)

だがさっきまでS2000との差は数十メートルからどんどんと詰められていた。

(どんどんつめられていっているなぁ……もっとタイムを削れるのか?)

カーブ25地点、高穂はブレーキングドリフトで駆け抜けていったが少しだけガードレールに擦った。

(やっぱり慣れない地域のドリフトはどうしても擦ってしまう……どうしたものか)

すぐにカーブ26地点のヘアピンに差し掛かり、高穂はサイドを用いたドリフトで駆け抜けていった。

「ってヘアピンを走るのは楽しいけどなぁ……これだけあると飽き飽きするかも」

そう言っていると後ろにはS2000がいた。

「ってもう来たのか!?」

(油断していたのか!?いや油断はしてない……どうして追いつかれた!?)

そしてドッグファイトが起こり、S2000は左右に86を揺さぶっていたが必死に86はブロックをしていた。

(前に行かれたら負ける……だが速さが段違いだ……どういう曲がり方をしてるんだ?)

高穂はカーブ27地点でS2000に道を譲り、ドライブセンスを見て技を盗む態勢に入った。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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