58話 遠征
高穂は掃除道具を片付けた後、ふと考えた末に考え付いたこと、それは遠征に行こうと言う事だ。
(たしかあのシルビアはいろは坂にいたはず、なら今日いろは坂に行こうかな)
「親父、ちょっと今日栃木に行ってくる」
「そうか」
海人は三文字で返答してきたことに高穂は少しだけ変な人と思ったが86に乗り込んだ。
(行くときにガソリンを入れないとな)
高穂は財布を家から取ってきてポケットに入れた。
「さてと、ガソリンスタンドに寄ってからいろは坂に行くか」
高穂はガソリンスタンドに向かい、十分にガソリンを入れてから日光東照宮を目的地に走っていった。
(たしかいろは坂は日光東照宮の近くにあったはず、少しだけ観光をしてから走ろうかな)
そして2時間半走り、日光東照宮にたどり着いた。
「静かな場所だなぁ」
あたりは本当に静かで神が本当にいるかのような神々しさだった。
(ここをデートの場所にしたらいいのかな……)
高穂は女子に弱く、奥手なのだ。
「今の時間は午後5時か……何か食べたいけど何かあるかな」
高穂はスマホで近くの飲食店を探した。
「……コンビニで腹を満たすか」
ちょうどいい飯屋が無かった高穂はコンビニに向けて車を走らせ、駐車場に駐めた。
「さてと、何買おうかな」
財布にはこのことを予想して数千円入っていた。
(おにぎり3個、ツナマヨにしようかな)
高穂はおにぎりのツナマヨを3つ買い、それを車内で食べた。
(海苔をシートにこぼさないようにしないとな)
「いただきます」
高穂はきちんといただきますをいえる子だ、だがこの世で一つだけ苦手なことと言えば梅干しだ。
(梅干しじゃないおにぎりっていつぶりだろう)
軽めに腹ごしらえを済ませた高穂は山の上のレストラン日光という場所まで走りに行った。
(ここって一方通行なんだ、第一いろは坂とか第二いろは坂とか分かれてるんだ)
第二いろは坂を登っていくと思ったより傾斜が強かった。
(これどれだけ傾斜がついてるんだよ!?こんな事を思ったことは初めてだぞ!?)
高穂は第一いろは坂もこんな傾斜なのかと思っていた。
(でも第一はダウンヒルだ、つまりスピードが乗るしヘアピンがある……あれ、このコース難しくないか)
いろは坂はダウンヒルでスピードが出るうえにヘアピンコーナーが多い。どこでブレーキを踏み、どこでハンドルを曲げるかが勝負を分けると言っても過言ではない。そしてスピード差が生まれにくく、突き放すには実力が天と地の差でしかできないコースだ。
(仕方ないか、でもここで練習をしないと何も始まらないか)
高穂は頑張って第二いろは坂を完走しきったが満身創痍になっていた。
「ちょっとレストランで休憩するか……」
この体力消費では勝負どころではないと判断した高穂はレストラン日光に立ち寄ったのだった。
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