55話 出会って1秒
家に帰ってきた高穂はすっと出ていく海人を見つけた。
「親父、こんな時間に何処に行くの?もしかしてだけど徘徊癖?」
「いや、今日はいい夢を見れそうだからよ」
そう言って海人は契約駐車場に歩いて行った。
「……こんな時間に一体何処に行くんだ?」
高穂は気になりすぎて一緒について行こうとしたが一台、高穂の目の前を横切っていった。
「そういう事か。ならいい夢、見れたらいいな」
高穂は察してあえてついて行かなかった。そのころ、山頂ではエンジンを高らかに響かせる車が1台あった。
(あのStreet Runnerは毎週土曜日曜、そして水曜に出現する、そしてここがホームコースになっているからここで待っていればいつかは!)
そこには夕凪がいた、SUPRAのエンジンを静かながら轟かせ、心臓の音も轟かせていた。
(この音は……いったい何のエンジンだ?……)
そして駐車場に入ってきた車、それはフェアレディZだった。
(Z!!!どうしてここにいるんだ!?この付近では見なかった、栃木のドライバーか!?)
すると次に駐車場に入ってきたのはインプレッサだった。
(インプレッサにZかよ!?)
そして次に入ってきたのはロードスターだった。
(最新型のロードスター!?いいフォルムだなぁ」
3台はそのまま走りだそうとしていたがフェアレディZがSUPRAの存在に気が付き、ハザードを焚いた。
(あれは俺を誘っているのか?それともなんだ?誘ってるようにしか見えねぇ)
夕凪は誘っていると解釈し、そしてスタート地点に着いた。
(いつ走ってもいいように……スタンバイしておかないと)
そして前の2台が走り出し、夕凪もアクセルを踏んだ、だが圧倒的な実力差があるのだろうか、最初のコーナーでSUPRAは最下位になった。
(どうしてそこで抜かされるんだ!?何か悪い所でも……ッ!!)
夕凪はやっと気が付いた、高穂はこう言っていた。ケツにStreet Runnerのステッカーが付いている車の存在の事を……
(まさかあたりを引いてしまうとはな……先輩の胸を借りさせてもらうとするか!)
夕凪は前の3台を追い越すことを目標にして今を走っていた。だが実力差は圧倒的なものだった。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!
評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!




