51話 小手試し
コース詳細はこちら{https://maps.app.goo.gl/seETzYQKQLQuebRw7}
山の上の道の駅にいたのは夕凪だった。
「誰かと思えば高穂か、新しいエンジンにしたのか?」
「夕凪さんじゃないですかぁ~新しいエンジンにしましたよぉ~」
「そうか、見せてくれないか?」
高穂はエンジンルームを夕凪に見せた。
「へぇ、エンジンスワップしたんだ。だけど86の純正のじゃなくなったんだね」
「そうなんだよ、どの車に入ってるエンジンなのかわからないんだ」
「これはホンダのK20Cっていうエンジンだね、シビックTypeRに入ってるエンジンだけどこれってターボ入ってるの?」
「分からないんだよね、ターボ入ってるかどうか」
「なら走ってみないか、一応チームメンバーに峠は任せてる」
すると夕凪はSUPRAに乗り込んだ。
「ほら、早くスタート位置につけぇい」
そして高穂もスタート位置に着いた。
「さてと、3!2!1!GO!」
2台は同時に走り出し、86が先頭に立った。
(86の加速が前とは違う……まるで直線しか考えていないように!!)
右のコーナーの時、86はブレーキを踏み、ドリフトを開始していった。
(まさか……ドリフトもパワーアップしてるのか!?)
高穂は前日、軽トラで特訓をしていた甲斐があり、荷重移動がうまくなったことがきっかけでドリフトの速度も上がっていた。
(なるほど、ドリフトの速度を上げることで直線でも負けないという理論か)
86は前のエンジンの時よりは速度が抑えめだったがK20Cをスワップしてからは限界突破していった。
「やっぱりこのエンジンはすごい……榛名峠や赤城峠だとどうなるんだ?」
そして左のコーナーに入り、86はブレーキングドリフトをしてSUPRAは何とかついて行っていた。
(やっぱりついて行くのに意識が持っていかれる、追い越すという意識が無ければ追い越せないんだ……)
そして直線で86とSUPRAの距離が離されていくとSUPRAが急にハザードを焚いた。
(何かあったんだ?)
高穂はブレーキを踏み、SUPRAもブレーキを踏んで86の後ろに着いた。
「ここでは高穂の勝ちだね、さすがに勝てないよ」
「このエンジン……もしかして化け物?」
「いや……見た感じエンジンに細かな細工はしてなかった、だけどどうしてそこまで速く走れるのか……」
そして夕凪は高穂に明日榛名山のヤセオネ峠に来てほしいと伝え、帰っていった。
「……あしたヤセオネ峠か、でもどうして夕凪さんが誘ってくるんだ?」
(もしかしてリベンジか?)
高穂はリベンジの可能性を考えていたが全然違う事に巻き込まれていった。
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