48話 最新の知恵の結集
山の上のチューンショップにエンジンブローした86を運び込んだ海人は杉原に声をかけた。
「すまない、また俺の息子がやらかした」
「エンジンブローですか?」
「どうしてすぐわかるんだよ」
「オイルが噴き出した後があるからな、少し見せてくれ」
杉原はエンジンを慎重に運び、分解し始めた。
「どうせそのエンジンは使い物にならないだろう」
「そうだな、完全にこのエンジンはお釈迦になってるよ」
「それでこの86を走らせるのにはどうするんだ?」
「もちろんエンジンスワップだな、それで誰に負けたんだ?」
「メロディースパーダーのトップに負けた」
「そうか、奴らはコーナーに命を注いでいるから直線のスピードが無いのだが……このエンジンの馬力が少ないからな、VTECのRTypeをぶち込むってことはいいスワップだな」
「お前、まさかシビックTypeRのエンジンをぶち込む気か?」
「ああ、いろいろな人脈を持ってる俺にしてはあまり抑えているがかなりいいエンジンだ」
「だが86は水平対向エンジンじゃないか?スペースが足りないぞ?」
「ああ、3日くれ、その間の配達はないよな?」
「配達の予定は今のところないな、あったとしたら軽トラでも走らせる」
「お前は金持ちだなぁ、俺は毎月ギリギリの生活だよ……住まわせて?」
「嫌だ」
「でもここが心地いんだよな……最初は不便だったけど過ごしていくうちにこう思えてきたんだ、心地いいなぁ、俺ここに住むって」
「それってアホの子が言うセリフじゃないのか?」
「俺がアホっていうのか?」
「実際そうだろ、ほら3+2×5答えてみろ」
「25だろ!?」
「違う、やっぱりアホの子だったのか」
そして海人はチューンショップの横に駐車してあった軽トラのエンジンをかけた。
「しかしこの軽トラを動かすのは久しぶりだな」
そして海人は軽トラを走らせ、自宅に走っていった。
(あいつの腕なら86を動かせる程度にチューンアップしてくれるだろう、だがどこからそんな金が湧いてくるんだ?興味がわく)
海人もどうして杉原が金をどうやって出してくれるのか疑問だった。
(だがあいつの腕は俺らも目を見張るものがあるからな……ごひいきにさせてもらおうか)
海人は家に帰ってきたが高穂はすやすやと眠っていた。
「……仕方ないか」
海人は仕方なく家の清掃をしていたが自身の物が落ちていることに気が付いた。
「この時代の警察は緩かったんだよなぁ……だが今は腐った政府のせいで異様に厳しいんだよな」
写真を見ながら過去を振り返っていた。
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