43話 恐怖のダウンヒル
コース詳細はこちら{https://maps.app.goo.gl/seETzYQKQLQuebRw7}
86は山の上の道の駅にたどり着いた。
「あっ、戻ってきた」
「高穂、何処に行ってたんだ?」
「ちょっと……」
高穂は助手席の方を指をさし、広瀬と鈴木が助手席を覗き込んだ。
「うげぇ!?失神してやがる……」
「リーダーってそんな声出せるんですね」
「や……やかましい!」
「ってかコーナー何本目で失神したんだ!?それにどれだけ速度出てたんだ!?」
高穂は9本目を指で表した。
「それで速度は150超えてたかな」
「えぇぇえ!?」
鈴木は驚いていたが広瀬がこんなことを言い出した。
「僕は見た!取上峠にスキールと絶叫の声が木霊する!恐怖のダウンヒル!!!秋元先輩……し……失神事件!!!」
「なんだそれ」
高穂は冷静なツッコミを入れ、秋元を鈴木に渡した。
「では後は頼みました」
「あ……ああ」
高穂は仕事場兼自宅に帰った。
「しかし、秋元……どうやって起こそうか」
「地面を大根すりおろし器に見立ててスライスしたら絶対起きますよ」
「想像がぶっ飛びすぎなんだよおめぇは、どうして俺たちがここにいるか分かってるか?」
「どうしてか?わからないですね」
「幻の走り屋を見るためだ」
「幻の走り屋?」
「ああ、最近ここに現れて走ったらしい、高穂がその場にいたんだがその車種はフェアレディZ、そしてもう一車はインプレッサだという」
「見分け方ってわかってるんですかね?」
「ああ、後ろにStreet Runnerっていう彼曰くクソダサテープと言っていたな。だが幻の走り屋として走り屋界隈では盛り上がっている、そして部外者がよく訪れることになってしまったからな、仕方なく俺らが守ってるんだ」
「そうなんだ……」
すると駐車場に誰かが入ってきた。
「やぁやぁ諸君、どうしてここにいるんだ?」
「見知らぬ顔だな、どこの奴だ」
「メロディースパーダのリーダーだ、はるばるここに来てやった」
「そうか。まずはその上から目線の口調をやめろ、話はそれからだ」
「そう怒るなよ、先に詫びたい。あの青の86には」
「あー……さっき帰りました」
「それって本当かい?」
「ああ、秋元を失神させて帰ったな」
「失神……!?」
「そうだ、僕は見た!取上峠にスキールと絶叫の声が木霊する!恐怖のダウンヒル!!!秋元先輩……し……失神事件!!!」
「うるさ」
広瀬はまたうるさく言い、鈴木は車を眺めていた。
(シルビアのS14型か……FRか、パワーバンドはおおよそで4800から考えるのが妥当か)
鈴木はじろじろとシルビアを眺めていたが上から目線の奴は物珍しそうに見る鈴木を見ていた。
(こいつ、ドライブ技術はまだまだっぽい風格だ、だが車の技術に関してはピカイチか)
「楽しそうだし、一発やらないか?」
「ああ良いぜ、上から目線で見られた分はきちんとお返ししないとな」
そう言って鈴木は秋元を広瀬に任せ、LANCER Evolution Vに乗り込んだ。
「じゃ、あんたが先行だ、早く行けよ」
「どうしてメロディースパーダーはタチが悪いんだか」
そしてLANCER Evolution Vは走り出し、それに続いてシルビアも走り出した。
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