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Street Runner   作者: 猫こんた
act.1 目覚め
1/51

1話 伝説の始まり

コース詳細はこちら{https://maps.app.goo.gl/seETzYQKQLQuebRw7}

201X年、時代は12月前半、南東北地域は雪模様で灯油ストーブを使う家庭が多い中、灯油を運ぶ車は雪道でスタックする中、とある車はノーマルタイヤでありながら素早く灯油を届ける、そして山の上に灯油を運び終えた後、運び屋は仕事場に帰る途中、早く帰ろうとして車を飛ばす。

(今日も定刻ジャストに運び終えたし、今日も早く家に帰ろうかな)

こいつは岸辺高穂、高校3年。17歳だ。当然無免許だが親父の仕事である灯油運搬の仕事を任されている。そして暗闇の峠道で後ろからのライトに気が付いた。

(何か来る……なんだ?)

後ろから来る車は高穂が運転する車が遅いようでパッシングをした後、勢いよく前に出た。

(なんだコイツ……すごくムカついた!)

高穂は前にいるFITにすごくムカついていた。高穂は学校で無駄に車の知識を話しているのでクソナードと呼ばれている、その知識があり、前の車が走り屋と一瞬でわかった。

(この排気音……この地域の走り屋か?でも灯油配達の時こいつは見ていないぞ……?)

そして高穂は思いっきりアクセルを踏んだ、高穂が運転している車は2000GTという数十年前のスポーツカーで生産台数は337台という少ない。これは高穂の親父が所有している車だと言う。

(後ろの車は2000GTなんだよな!?超激レア車じゃないか!?でもどうしてここに?)

そして前の車ではこんなことを考えていた。

「何!?」

(雪道でドリフトだと……!?)

今走っているのは取上峠という場所だ、浅いコーナーがいっぱいあるが途中でヘアピンがあるのが特徴。そして後半になるとテクニカルなコーナーがある峠だ。

(前のFIT……この道に慣れてやがる……体の中から燃える何かが……)

高穂は取上峠を2年走っているので相当のテクニックを持っている、だがグリップ走行で運転しているので全然差が縮まらない。

(こっちもドリフトか……!?)

直線なら2000GTが速い、そして2台が横に並んだ時、窓からお互いの顔が見えた。

(ッ……まさかとは思うがガソリンスタンドの店員かよ……ッ!!)

(どうして同級生がここに……!?)

この二人、まさかの知り合い同士だった。だがバトルを仕掛けたので最後まで走りきるのが走り屋魂と言う物だとFITの運転手は思った。

(前のFIT……まだ走るつもりか……!)

2台並んだまま桜峠を通過、そしてヘアピンに差し掛かり、先にFITがブレーキング、コンマ1秒遅れて高穂もブレーキを踏んだ、だがその時タイヤのグリップが無くなる感覚がした。

(まずい……このままだと崖下に真っ逆さまだ……どうすれば!!!)

その時、アウト側にFITが入り込み、2000GTを体当たりで支え、タイヤのグリップを回復させた。

(奇妙だ……このFIT……僕を助けた!?)

そして高穂は思いっきりハンドルを切った、そして2台並んで綺麗なドリフトをした、だが道幅が狭くなり、車2台並ぶほどのスペースしかなかった。

(ここでブレーキをしないと擦る……だがスピードが乗りすぎている……!)

高穂はとっさの判断でサイドブレーキを引いた、すると車が素直にもう一つのヘアピンを曲がってくれた。

(今の……ドリフトなのか……)

そしてトンネルを抜けた先は90度コーナーでスピードが乗りすぎていたら壁にぶつかる。

(さっきやったドリフトをすれば……!)

高穂はサイドブレーキを引き、無事に90度コーナーを抜けた、FITは綺麗に90度コーナーを抜けていたが。

「しつこいなぁ!!!」

直線区間に入り、FITとの距離が離れていった。そしておよそ10m離れ、また90度コーナーに差し掛かった。

(コーナーでFITに差を縮められる……なら一番舵角が少ない角度で曲がる!!)

アウトからコーナーに入り、コーナーの端ギリギリまで車を近づけ、コーナー出口でアウトに戻る、するとFITとの距離がみるみると離れていく。

「……もうどっか行ったか」

そして高穂は自分が思うままに車を走らせ、道なりに進むと橋がったのでそこで止まった。そして数十秒後、FITが遅れてやってきた。

「君速いね……って高穂君!?」

「広瀬君こそどうしてここに?」

「ちょっとここに走りに来たかったんだ、それで高穂君はどうして?」

「僕は仕事終わりで走ってたんだ」

「そうなんだぁ……」

(仕事終わり……?)

そして高穂と広瀬は解散し、高穂は自宅兼仕事場に向かった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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