3月1日
前回書いたやつの続編!
登場人物
小嶋 翔
山田 直也
一之瀬 みつり
二ノ宮 さより
それ以外覚えなくていい!
3月1日
俺は今学校の屋上に来ている
理由はなんとなくだ
俺はこの学校の教師をやっているが今は謹慎中だ
つまり学校に入るだけで大問題だ
???「じゃあねさより」
小嶋「?」
今はグラウンドで集会をやっている
それに屋上は昼休み以外生徒の使用禁止のはずだ、、、
一体誰が、、、
???「さよなら小嶋先生」
…
山田「お〜い翔?起きてるか?」
小嶋「寝てる、、、」
山田「起きてんじゃねぇかw」
小嶋「お前暇かよw」
山田「暇じゃねぇよw翔を起こす仕事してるから」
小嶋「暇なんだな、、、」
山田「つーか翔そろそろ社会の授業だけど準備終わってんのか?」
小嶋「やっばそう言うこと先言えよw」
???「授業始めるぞー」
俺と山田はいわゆる腐れ縁ってやつだ
山田はザ陽キャって感じ俺は山田の手下って周りに見られてる
山田「翔って将来何になりたい?」
小嶋「俺?俺は教師なりたいかな」
山田「教師かぁなんで?」
小嶋「かっこいいから」
山田「深い意味はないと」
小嶋「そゆことちなお前は?」
山田「俺は特にない」
小嶋「お前人に聞いといてそれはねぇだろw」
山田「将来のことなんて微塵も考えたことねぇw」
小嶋「まあお前らしいなw」
山田「なんだそれw」
小嶋「そうだ!お前放課後暇?」
山田「暇」
小嶋「今日さぁ2月28日じゃんカラオケ行かない?」
山田「日にち関係ある?まあいいけどw」
小嶋「お前相変わらずフッ軽やな」
山田「翔が誘ったんだろw」
小嶋「それはそうw」
〜放課後〜
山田「翔わりぃ今日病院行かなきゃいけない日だったごめん!」
小嶋「いいよいいよ持病のやつだろ?」
山田「まぁそう」
小嶋「俺も体弱くてちょくちょくドタキャンすることもあるしお互い様よw」
山田「ごめんな!じゃあまた明日!」
小嶋「おうまた明日」
次の日山田は学校に来なかった
俺は何か嫌な予感がしていた
俺と山田はお互い何があっても助けられるように合鍵を持っている
ガチャ
俺はその合鍵を使って山田家に入った
小嶋「山田?いるか?」
親は今仕事に行っているのだろう靴は山田の分しかなかった
俺はドアを開けてリビングに入ったその瞬間強い風が吹いてきた
窓の方を向くとそこには山田がいた
小嶋「山田!なんで学校来ないんだよwってお前なにしt」
そこまで言って俺は山田の異変に気づいた
山田「翔!最後にお前に会えてよかった」
その瞬間山田はベランダから飛び降りた
俺は山田の腕を掴んだ
ここはマンションの20階だ落ちたらひとたまりもない
小嶋「何してんだお前!」
山田「翔、、、手を離してくれ」
小嶋「離すわけねぇだろ死ぬ気か?」
山田「俺を自由にさせてくれ」
山田は苦しそうに笑った
小嶋「うるせぇ!お前を親友を死なせてたまるか!」
山田「親友か、、、なあ最後に聞きたいんだけど俺ってこの世界に必要だったかな?」
小嶋「何言ってんだ!お前がいないと俺は誰と青春を謳歌するんだよ!」
山田「そっか」
その瞬間限界を迎えていた腕が汗で滑って山田の手を離してしまった、、、
あいつは最後まで笑っていた
3月16日今日はあいつの葬式だ、、、
山田はもともとうつ病を持ってたらしい
俺は葬式で泣かなかったいや泣けなかった
心にぽっかり穴が空いたみたいな感覚だった
葬式の後山田の親に封筒を貰った
山田からだった
『翔へ
もしこの手紙を読んでいるなら多分俺は死んでるんだろうな俺から人生最後の頼みがある!
お前の夢「教師になる!」ってやつ叶えてくれ俺はお前が教師になったとこ見たいからw
翔お前は最高の親友だったさよなら』
小嶋「…」
俺はそこで泣いてしまった今までの山田との思い出が溢れて涙が止まらなかった
俺はそこから全ての時間を教師になるために費やした
山田が死んで11年がたった
俺はあいつの頼み通り教師になった
小嶋「そろそろ教師も板についてきたな」
俺は廊下を歩きながらそう呟いていた
ふと窓の外を見るとプールに教科書類が散乱していた
小嶋「おい二ノ宮!教科書がプールに散乱してたけどこれお前のか?」
二ノ宮「私のだ、、、」
一之瀬「ひどい誰がこんな事、、、」
その時一之瀬が何かに気づいたような反応を見せた
俺の直感はこれをいじめだと言っているだが証拠がない以上下手な真似はできないそう悩みながらも俺はこの状況を教頭に報告して先生間でいじめに対する警戒を強めてもらった
小嶋「おい二ノ宮の机に何してる?」
その日俺は二ノ宮の机に彫刻刀を突き立てる少女を見つけた
(確か塚本の近くにいつもいるやつ)
結局そいつはその事件以外アリバイがあったしかしそれ以外何も口にしなかった結果停学処分になったが俺の直感はこいつが主犯じゃないと言っていた
そこから二ノ宮へのいじめがエスカレートしていった
それでも証拠は一つも掴めなかった
そうして二ノ宮は学校に来なくなった
しかしいじめ被害が無くなることはなかった
標的が二ノ宮から一之瀬に移ってしまった
さらに証拠が見つからなすぎてほとんどの教師が自作自演だと疑い始めた
それでも俺は一之瀬が嘘をついてるように見えなかった
ある日突然教頭に呼び出された
教頭「小嶋君君はまだ一之瀬さんがいじめられてると思うか?」
小嶋「はい」
教頭「そうか、、、君に謹慎を言い渡す、、、家で頭を冷やしなさい」
小嶋「どうしてですか?証拠があと少しで掴めそうなんです!」
教頭「そんな事を言ってるせいで塚本さんの親から苦情が来てるんだ、、、」
小嶋「わかりました、、、いつまでですか?」
教頭「卒業式までだ」
(ほぼ1ヶ月、、、)
そうして俺は謹慎を言い渡れた
それでも俺は後輩や同期に無理を行ってやっとの思いで証拠を掴んだ
3月1日
俺はこの日が嫌いだあいつとの親友との思い出が薄れていく気がしたから
俺はこの日なんとなく学校の屋上に来ていた
一之瀬「じゃあねさより」
小嶋「?」
今はグラウンドで集会をやっている
それに屋上は昼休み以外生徒の使用禁止のはずだ、、、
一体誰が、、、
一之瀬「さよなら小嶋先生」
その言葉を聞いた瞬間勝手に体が動いていた
その時何故か山田が頭をよぎったからだ、、、
小嶋「間に合った、、、」
一之瀬「小嶋先生?なんで、、、」
小嶋「なんでって自殺しようとしてる生徒を止めない教師がいてたまるかよ!」
一之瀬「離してください!私を自由にさせてください!」
小嶋「お前も同じ事言うんだな、、、」
あの時と同じだ山田とおんなじ事を言う一之瀬に思わずそう言ってしまった
一之瀬「え、、、」
小嶋「なら尚更離せないな自由は死んでつかみ取れるほど甘くないんだよ!」
一之瀬「私は誰にも必要とされてない!このままあいつらに後悔させて一生呪ってやるって決めたんです!」
小嶋「誰にも?そんな事あるわけねえだろ!」
俺はその時中学生に戻ったような感覚だった
一之瀬「先生は何も知らないからそんなこと言えるんだ!」
(腕が痛い、、、あの時と一緒だ、、、でも離してたまるか、、、)
???「みつりのバカ!」
小嶋「二ノ宮?」
(いるじゃねぇかお前のこと必要なやつ)
小嶋「二ノ宮せーのであげるぞ!せーの!」
その時今まで以上に力が出た気がした
そして一之瀬の肩を掴んで俺が山田に言いたかった事をぶちまけた
小嶋「いいか?一之瀬お前の価値を自分で決めるな!必要とされてない人間が自殺する時手を差し伸べてくれる人がいるわけないだろ!」
息を切らしながらも言ってやった
小嶋「山田お前も生きててほしかったな」
そう言葉をこぼしてしまった
それから塚本達がいじめをしていた証拠を叩きつけあいつらは卒業まじかで退学処分になった
〜7年後〜
俺は31歳になった
その矢先癌が見つかったステージ4
手遅れだった
それでも絶望なんてしてなかった
一之瀬は今教師をやっているらしい
二ノ宮は看護師だそうだ、、、
小嶋「山田、、、俺いい教師になれたかな、、、」
この作品前回から成長してなくねって思った人!
大正解!
この作品前回の4時間後に作り始めてますw
次書くときは鬱小説書きたいな