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生家で虐げられた令嬢は嫁ぎ先で溺愛スローライフを送ります  作者: 織原深雪


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 オーロも満足するまでお水を飲んだら、ゆったりモードに入ったのか丸くなり始めた。

「セルゲン様、オーロと触れ合いに行っても?」

 お茶も飲んで、少し落ち着いたので私はセルゲン様に聞く。

「もちろん構いませんよ。もう聞こえたのかオーロが待っています」

 その言葉に丸まっていた方を見れば嬉しそうにいい子に座って待ってるオーロが居た。

「まぁ、オーロ待てってくれたのね。今行くわ」

 私はサロンのドアからすぐのところに陣取っているオーロの方へと向かい、顔を寄せて来たのですぐに撫でてあげる。

「相変わらず、つるつるで素敵な鱗ね。今回は三人も乗せてきて頑張ったわね」

 労い言葉をかけて撫でていると、アイラがくいッと首を伸ばして顔を出してくる。

「あら?アイラも撫でてほしいの?」

『クルル』

 そうだっていう返事をするアイラも撫でて、緑と青の鱗をなでなでする。

「二人ともキラキラの艶があってとってもいいわね。元気な証拠よね」

 撫でられて二頭とも実に満足そうな表情になったので、そのまま首筋まで撫でて、私も含め互いに満足している。

「ワイバーンってこんなに人懐っこい生き物ではなかったですよね?」

 皇太子殿下は思わずといった感じでセルゲン様に問いかける。

「精霊の加護のある愛し子様は精霊、妖精以外にもそれと近しい生き物にも好かれるようですよ」

「それで、フェンリルもワイバーンも愛し子にはこんな感じになるんですね。もしかしたら、古龍に出会ってもこんな感じになるんじゃ?」

 皇太子殿下の言葉に、セルゲン様は考えてすぐに言う。

「古龍ほどの自然に近い龍ならば、なおのこと愛し子様には従順でしょうね。もしかしたら意思疎通も出来て背にも乗せてくれるかもしれませんが、こればっかりは出会わないことには分からないでしょう」

 などと話していたが、そもそも古龍は昔からある精霊の森の奥深くに住まう古代種に分類される古のドラゴンなのだから、そんな簡単には会えないと思うのよね。

 でも、ちょっと会ってみたい気持ちはある。

「こんな話をしていると、そのうちひょっこり飛んできそうだな」

 そんなクロムス様の呟きはもはやフラグでしかない。

 そして、休憩後はこのメンバーで辺境伯領にできた精霊の森へ移動の準備を始める。

 オーロたちはお留守番で、精霊の森までは馬と馬車に乗っての移動だ。

 リルだけはウィンガルム様が来るので一緒に行くことになった。

「さ、リルは一緒に行きましょうね」

『ウォン』と鳴いてリルは馬車に乗れるサイズになって一緒に移動するのだった。



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